NTTデータのカード決済総合ネットワークCAFIS®公共料金収納の決済代行サービスを開始 〜ファーストユーザとして、大阪ガスが利用を決定〜

ニュースリリース/NTTデータ

2003年10月16日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータは、カード決済総合ネットワークCAFIS®(キャフィス)の新サービスとして、クレジットカード決済を導入する電力会社・ガス会社などの企業(公共料金収納機関)向けに、クレジットカード決済に必要な処理(各カード会社への実際の売上データの送信など)を代行する「決済代行サービス」の提供を開始します。

 ファーストユーザとして、大阪ガス(株)(本社:大阪市中央区、取締役社長:芝野 博文)が本サービスを利用し、大阪ガスの利用者へのガス料金のクレジットカード決済サービスを平成16年1月より開始します。これにより、大阪ガスの利用者は、ガス料金のクレジットカードによる支払いが可能になります。

【背景】
 一般的に、企業などが自社の商品販売やサービス使用料などの支払い手段としてクレジットカード決済を導入する場合、請求データの作成、クレジットカード会社への送信、カード番号の有効性チェックといったクレジットカード決済に対応するための処理やシステム構築が発生します。
 一方、電気・ガス・水道料金などの公共料金の支払いについては、決済方法の多様化を確保し利用者の利便性を高める観点から、電気・ガス会社などの提供機関(公共料金収納機関)において振込みや自動引き落としに加え、クレジットカード決済の導入が始まっています。しかし、これらの公共料金収納機関においては、サービス利用者が多くシステム規模も大きくなるため、クレジットカード決済を導入する際のコスト負担も大きくなります。
 このため、NTTデータでは、各公共料金収納機関のニーズを踏まえ、料金収納業務の代行を開始することとしました。

【サービス概要】
 本サービスでは、公共料金収納機関とクレジットカード会社の間でのクレジットカード決済に必要な業務を、NTTデータが構築した決済代行センタで代行します。代行するサービスの実際の流れと内容は、以下のとおりです。

  1. クレジットカード決済受付チェック処理
     利用者から各公共料金収納機関に対し、クレジットカード決済による支払いを希望する旨の申し込みがあった場合、クレジットカード情報の有効性をクレジットカード会社に照会する処理を代行します。


  2. 洗替処理
     利用者のクレジットカード決済データを、定期的(毎月一回程度)に一括してクレジットカード会社に送信し、有効性を照会する処理を代行します。


  3. ネガティブチェック処理
     利用者のクレジットカードの有効性を、クレジットカード会社から提供される事故カードデータ(ネガティブデータ)と突合してチェックを行う処理を代行します。


  4. 売上処理
     一定期間ごとにクレジットカードによる処理をまとめ、各クレジットカード会社に売上データを送信する処理を代行します。


  5. データ還元処理
     クレジットカード会社に送信した売上データを、各公共料金収納機関に対して還元します。

【今後の展開】
 NTTデータは、大阪ガスへの導入をはじめとして、これまでクレジットカード決済を行っていなかった公共料金収納機関への導入を進め、本年度中に10社程度の公共料金収納機関への採用を目指します。また、本サービスについては、公共料金収納機関にも利用者にとっても利便性のあるサービスとして、支払方法変更受付Webオプションなど、より付加価値の高い機能を提供していく予定です。さらに、公共料金収納機関以外の他の企業に対しても、同様にサービスの提供を行っていく予定です。

*「CAFIS®」は、(株)NTTデータの登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
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株式会社NTTデータ
広報室 塩手
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サービスに関するお問い合わせ
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カード決済商品企画担当 大原
TEL:03-5484-4311