エンドユーザコンピューティングを実現したワークフローパッケージ「OpenCube® Lite」を販売開始

ニュースリリース/NTTデータ

2004年6月21日

株式会社NTTデータ

 株式会社NTTデータは、平成10年から自社で開発し、申請・各種稟議システムに利用していたワークフローシステムに、利用面・性能面の改善を重ね、エンドユーザコンピューティング(EUC)を実現しつつ、中小規模の企業向けに必要な機能を厳選したワークフローパッケージ「OpenCube® Lite」として6月21日より販売を開始します。

 ワークフローシステムは、申請・稟議といった業種業界に特化しない一般的でかつ最も煩雑になりがちなこれらの業務をシステム化したものです。電子的に処理することにより、ドキュメントの作成を助け、滞留を防ぐことにより回覧時間を短縮するとともにドキュメントを体系立てて管理できることが大きな特徴となっています。

 これまで、中小規模の企業においてもインフラの第一歩であるグループウエアの導入が進んできましたが、それが一段落し、現在は、次期のシステム投資としてワークフローシステムが注目を浴びています。比較的自社導入、自社運用しやすいグループウエアに対して、従来のワークフローシステムは初期の構築に3ヶ月〜6ヶ月時間を要する上に、導入後の軽微な変更や修正等においてもシステムベンダや専門的な知識を有する情報システム部門へ依頼しなければならないなど、中小規模の企業では初期構築、導入後の運用費ともに負担が大きくなりがちでした。「OpenCube Lite」では、導入期間を約1/10程度に短縮するとともに、それらの初期・運用コストを大幅に削減することが可能となります。

「OpenCube Lite」の主な特徴は以下の4点です。
  • 短期間でのワークフローシステムの導入と低コストでの運用を実現します。
  • 入力/参照web画面(帳票)および印刷帳票をコーディングレスで作成可能であるため、エンドユーザ側で変更や新規の作成が可能です。また、パッケージには、各種業務向けに50種類のweb画面(帳票)、印刷帳票が組み込まれており、そのままの利用することも可能です。
  • 回覧/申請ルート設定やそれぞれのプロセスにおける処理権限/分岐条件の設定に至るまで、全てをコーディングレスで実現し、プログラミングの専門知識がなくても構築することができます。
  • 標準の設定だけで、必要な情報を特定のデータベーステーブルに出力することができ、基幹システムへのエントリーなど、取り扱いデータを容易に2次利用することが可能です。

 NTTデータでは、OpenCube Liteの販売を特約店経由の販売をメインとし、数百人〜数千人規模で利用する企業向けにワークフローパッケージとして販売し、3年後に250社への導入を目指します。
 また、今後は特定業務に特化した業務パッケージをラインナップとして加え、中小企業への販売展開を実施していく予定です。

OpenCube Lite仕様
主な機能Webワークフローシステムをプログラムレスで構築するベースモジュールとその上で動作する人事・総務系の申請業務/営業管理のアプリケーションテンプレート
動作環境クライアントサーバ型システム
サーバOSWindows 2000 Server,
Windows Server 2003
DBMSSQL Server 2000, MSDE 2000
その他Office2000 ,Office2002
管理者PCOS Windows XP, Windows 2000 Server,
Windows Server 2003
ブラウザInternet Explorer 6
その他Front Page 2000,
Front Page 2002(Web帳票作成用)
Word2000, Word2002(印刷帳票作成)
クライアントOS Windows XP, Windows 2000
ブラウザ Internet Explorer 6
その他Office97以降(帳票印刷用)

*OpenCube®は株式会社NTTデータの登録商標です。
*その他文中に記載されている商品・サービス名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネス開発事業本部
システム方式技術ビジネスユニット
第三技術統括部 パッケージ技術担当 笠野、根岸
TEL:03-5546-8301
FAX:03-5546-9438
e-mail:OpenCube@nttdata.co.jp