ニュースリリース/グループ会社

<別紙>
「CiRCUS」の主な特長
1.オープンアーキテクチャを採用した世界最大規模のミッションクリティカルシステムの実現

ハードウェア基盤およびソフトウェア基盤にオープン製品を採用し、性能設計・業務設計・運用設計・高可用性設計の最適化を徹底することにより、以下のようなシステム要件を満たす高性能・高信頼性のシステム構築を実現しました。

  1. 1秒間あたり最大7万5000件の処理が可能な高トランザクション処理の実現
    「CiRCUS」構築にあたり、同時に数千件の並列処理を可能とする「マルチスレッド制御ミドルウェア」を新たに開発すると同時に、徹底した負荷試験を行うことにより、Webサイト閲覧:毎秒5万アクセス、メール送受信:毎秒2万5000件の処理が可能な高性能を実現しました。

  2. 24時間365日のシステム稼動の実現
    ソフトウェア基盤に統合システム運用管理「WebSAM(ウェブサム)」や業務構築運用基盤「DiosaGlobe(ディオサグローブ)」をはじめとするNECのミドルウェア製品群「VALUMO(バルモ)ウェア」を採用し、24時間365日のシステム稼動を実現しました。

  3. サービス無停止でのシステム拡張の実現
    サービスの継続性を最優先としながら、柔軟なシステム拡張を実現するため、以下のようなシステムアーキテクチャを採用し、システム全体における機能分散、負荷分散及び故障の局所化による高信頼性を図りました。
    1. システム全体を3グループに分割した「セグメント構成」
    2. 通信網とのインターフェース機能・サービス提供機能・サービス共通基盤
    3. 機能の機能特性に応じて階層化した「3層レイヤ構成」
    4. 各レイヤの業務単位にコンポーネント化する「業務分散構成」

    さらに、各コンポーネントレベルにおいて、ネットワーク4重化やサーバハイアベイラビリティ設計などの冗長構成を採用し、徹底した高信頼性設計を実現しました。これらのシステムアーキテクチャにより、サービス無停止でのシステム拡張・サービス追加を実現しています。

2.製品ベンダとのパートナーシップに基づく24時間365日のサポート提供

システムを構成する主要製品の開発元であるHP社/オラクル社/EMC社/シスコ社/ファウンドリー社と、米国本社を含むパートナー関係に基づいて、システムの設計・構築段階から協力する体制を構築しており、各社製品の組み合わせ検証や、検証結果に基づくシステム性能の最大化などを図っています。また、システムの運用段階においては、各製品ベンダと「CiRCUS」専任のサポート共同体「MCATSS」(注)を編成して、予防保守や24時間365日の障害対応を連携して行っています。


(注)MCATSS; Mission Critical Alliance Team for System Support