FAX番号で相手先確認を行う、低価格で確実なFAX送信の仕組みを実現 FAX誤送信防止アダプタ「宛て先正くんTM」の販売について

ニュースリリース/NTTデータ

2007年3月12日

株式会社NTTデータ

(株)NTTデータは、FAX送信時の情報漏えいを防ぐためのFAX誤送信防止アダプタ「宛て先正くんTM」を販売します。宛て先正くんは、FAXの送り手と受け手がそれぞれFAX番号を入力し合い、その番号が一致した場合に初めてFAXを送信できる仕組みを採用しており、これにより、従来よりも確実かつ安全にFAXを利用することが出来るようになります。
宛て先正くんの販売開始は2007年4月を予定しています。

【背景】

FAXは多数の企業において日常的に利用されていますが、一方でFAXの誤送信による個人情報・機密情報の漏洩事例は後を絶ちません。FAX誤送信の主な要因は、送信する側での番号聞き間違いや番号の押し間違い、受け取り側の番号言い間違いや表記ミスなどが挙げられ、対策としては、複数人による番号確認や、予め登録しておいた宛先番号一覧と突合するなどが行われていました。しかしながら、これらの対策は正しい宛先番号が予め分かっている社内部署や得意先の場合には効果がありますが、新規顧客や番号が変更になった時など、初めて送る宛先の場合はその番号が正しいことを確認できず、誤送信の対策としては不十分なため、より確実な対策が求められていました。

【FAX誤送信防止アダプタ 宛て先正くんについて】

宛て先正くんは、FAX送信者が入力した宛先FAX番号と宛先電話番号を記憶した上で、宛先担当者に電話をかけます。これを受けた宛先担当者が、通話中に自社のFAX番号を電話機から入力すると、入力された二つの番号が同じであることを宛て先正くんが確認します。このようにして初めて宛先にFAXが送信できるようになる、FAX誤送信防止のためのアダプタです。

【特徴】

  • 初めての宛先番号でも間違いを防止
    FAX送信時に、送信者と受信者が相互に番号を確認し合う仕組みのため、あらかじめ番号が分かっている社内部署や得意先だけでなく、新規顧客との送受信であっても、誤送信を防止することができます。事務所移転等により、番号が変わった場合であっても、再度相互認証を行うことで、また誤送信を防ぐことが可能です。


  • 簡単な設置作業
    現在お使いのFAX機とFAX回線の間に宛て先正くんを接続し、回線種別設定を合わせればすぐに利用できます。
    注 FAX受信者との通話をするために、FAX機の受話器を使います。複合機など受話器のない機種の場合は、別途受話器または電話機の取り付けが必要です。


  • 同じ宛先への二回目以降の認証の手間を削減
    宛て先正くんは、FAX送信を行った宛先の電話番号とFAX番号をセットで記憶できるため、二回目以降のFAX送信時の相互認証行為の手間を省くことができます。


  • ローコスト
    FAX機1台からの導入可能なため、FAX台数の増減への柔軟な対応も可能です。また、サーバタイプのような大規模なシステム投資や運用の心配は不要です。

【価格】

標準価格 75,000円(1台あたり、税込)
注 ご購入後1年以内の故障時の修理・交換につきましては無償にて対応させていただきます。
注 故障時の対応はセンドバック方式を基本とさせていただきます。現地故障対応や操作問合せ等のサービスにつきましては別途費用にて対応させていただきます。

【市場規模】

企業や金融機関などを中心に、来年度3,000台、今後3年間で6,000台の販売を目指します。

【URL】

  • http://www.nttdata.co.jp/services/atesakikun/

注 「宛て先正くんTM」のFAX番号確認の仕組みは、株式会社NTTデータの特許出願中の技術をもとにしています。
注 「宛て先正くんTM」は、株式会社NTTデータの商標です。

本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ
株式会社NTTデータ
広報室 龍
TEL:03-5546-8051
サービスに関する問い合わせ先
株式会社NTTデータ
金融ビジネス事業本部
金融戦略システム企画室 基盤SI担当
古郡、椿、森政
E-mail:atesakikun@am.nttdata.co.jp