レセプト院内審査支援システム「レセプト博士®」の新バージョンを販売開始 〜DPCレセプト対応を含めた新機能を追加〜

ニュースリリース/NTTデータ

2007年7月 3日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータは、レセプト(診療報酬明細書)注1院内審査支援システム「レセプト博士」について、大規模なバージョンアップを行った新バージョンを平成19年8月1日より販売開始し、さらなる市場確保を目指します。

【レセプト博士とは】

 「レセプト博士」とは、病院でのレセプト院内審査を電子化するパッケージソフトウェアで、厚生労働省、審査支払機関注2が推進する「レセプト電算処理システム注3」に準拠しており、同システムを導入している病院において、レセプトデータのコンピュータ上でのチェックを可能にします。これにより、院内審査の効率化と、正確なレセプト作成を支援します。

注 平成19年6月18日現在で700ユーザにご利用いただいております。

【背景】

 「レセプト博士」は平成14年の販売開始から5年を迎え、ユーザからチェック項目の強化及び独自マスタ設定の柔軟性等の要望を頂きました。またDPC注4病院を平成24年には現在の3倍の1,000に増やすという厚生労働省の発表を受け、DPCレセプトのチェック機能等の機能追加を図りました。
 さらに、小規模病院・診療所への提供を考慮した新価格体系も整備し、これにより今後3年間で、病院・診療所を含めた10,000ユーザの獲得を目指します。

【「レセプト博士」新バージョンの主な追加・強化機能の特徴と効果】

(追加機能)

  1. 病院設定チェック機能
     病院設定チェック機能により、病院・地域独自のチェック項目を設定することができ、それにより、返戻・減点査定の大幅な減少が図れます。
  2. レセプト抽出機能
     レセプト抽出機能により、条件(複数条件設定可能)に合致したレセプトの抽出が可能です。
     例えば胃がん全摘出した50歳以上の男性患者数などドクターの学会等根拠資料として利用できます。

(強化機能)

  1. 「医科点数表の解釈」区分での疾患チェック機能
     医科点数表の解釈注5の全区分(基本診療料、医学管理等、在宅医療、検査、画像診断、投薬、注射、リハビリ、精神科専門、処置、手術、麻酔、放射線治療)に対して疾患チェックができるようになりました。また、医薬品と診療行為の関連性チェックを加えることで、精度の高い医薬品のチェックができます。
  2. 未コード化病名整理支援機能
     未コード化病名整理の支援ツールとして、レセプトに記載されている未コード化病名に対し、未コード化病名から推測される厚労省コードの候補を「ワープロ病名候補検索リスト」に出力します。このリストの活用により、未コード化病名のコード化作業が効率的に行えます。

(オプション機能)

  1. DPCレセプトチェック機能
     DPCレセプトへの対応として、厚生労働省の法令に基づく「光ディスク等又はオンライン請求に係る記録条件仕様(DPC用)」に準拠したフォーマットチェック、算定チェックを行います。出来高部分については、従来からある疾患チェックを行います。
     これにより現行DPC病院ユーザが入院レセプトをチェックできないという問題を解消するとともに、今後増えてゆくDPC病院にも配慮しました。

【従来からの導入効果】

  1. システムによるチェックで正確なレセプトの提出が可能となり、レセプト電算処理の導入効果をより高めるとともに、返戻・減点査定の減少が図れます。
  2. レセプト院内審査業務にかかる稼働が、今までの目視でのチェックに比べ、約40〜60%(病院の規模や現状のチェック方法により異なる)の削減を図ることができ、残業時間の減少、人員削減等の経費削減が図れます。
  3. オンライン請求注6に移行した場合でも、提出期間前に何度でも事前に院内でフォーマット(媒体不良)チェックを含めたレセプトのチェックが可能です。

【販売時期】

 平成19年8月1日より、販売代理店による販売を開始します。

【価格】

 オープン価格です。(小規模病院・診療所への提供を考慮した新価格体系としました。)

【販売目標】

 今後3年間で、病院・診療所を含めた10,000ユーザの獲得を目指します。

注1 レセプト
  通常、各個人が治療などのため病院にかかると、その費用の一部を自己負担し、残りは各個人がそれぞれ加入している医療保険(国民健康保険や、各種健康保険)に応じ、保険者(医療保険を提供している健康保険組合や共済組合、市町村など)が支払うこととなります。
レセプトとは、診療報酬明細書のことで、病院が保険者に対して、被保険者の加入している医療保険に応じ、保険者が支払う医療費を請求する書類です。病院は、保険者が負担する金額を算出するため、カルテを元に、一人ひとりの患者に対して一ヶ月ごとに行った医療行為(診察や検査、投薬など)や費用をレセプトにまとめ、保険者に対して提出しています。
注2 審査支払機関
  レセプトは、病院側で作成された後、審査支払機関(社会保険診療報酬審査支払基金、国民健康保険団体連合会)によってその内容を審査され、審査支払機関経由で各保険者に提出されます。
注3 レセプト電算処理システム
  レセプト電算処理システムは、平成11年4月より、厚生労働省や審査支払機関などが中心となり、診療報酬の請求を紙のレセプトにかえて、電子媒体に収録したレセプト(電子レセプト)で提出を行うことが出来る仕組みを整備したものです。医療機関、審査支払機関および保険者を通じて一貫した整合性のあるシステムを構築し、業務量の軽減と事務処理の迅速化を実現することを目的としています。
注4 DPC
  DPCとはDiagnosis Procedure Combinationの略で、従来の診療行為ごとに計算する「出来高払い」方式とは異なり、入院患者様の病名とその症状・治療行為をもとに厚生労働省が定めた1日当たりの金額からなる包括評価部分(投薬、注射、処置、入院料等)と出来高評価部分(手術、麻酔、リハビリ、指導料等)を組み合わせて計算する新しい計算方式です。
DPCは単に支払方式の改革だけではなく、良質な医療、効率的、効果的な医療、医療の透明化等を図るために実施されるものです。
注5 医科点数表の解釈
  改正された診療報酬点数表について、必要な情報を体系的に網羅した点数表書籍の定本。(株)社会保険研究所発行
注6 オンライン請求
  平成18年4月10日付けで請求省令が改正され、保険医療機関・保険薬局による診療報酬等の請求方法として、オンラインによる方法が追加されました。また、支払基金から保険者に対しては、平成19年3月の厚生労働省からの通知(保総発第0330008号)により、オンラインによる請求が可能となりました。
オンライン請求システムは、保険医療機関・保険薬局と審査支払機関、審査支払機関と保険者等を、全国規模のネットワーク回線で結び、レセプト電算処理システムにおける診療報酬等の請求データ(レセプトデータ)をオンラインで受け渡す仕組みを整備したシステムです。このオンライン請求システムのネットワーク、オンライン専用の認証局及び基本的なソフトウエアの構築については、支払基金と国保中央会が共同で基盤整備を行っています。また、厚生労働省からの通知(保総発第0410002号)により、(2)電子証明書による相手認証及びデータの暗号化対策、ID・パスワードによる厳格なユーザ管理を行うなどセキュリティ対策を十分講じることとされています。
本件に関するお問い合わせ先
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広報部 釜崎
TEL:03-5546-8051
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TEL:050-5546-2462