ADJUST アドネットワーク次世代「高精度ビヘイビアターゲティング広告」の提供開始 〜コンテンツ解析技術と行動履歴分析技術を融合させた次世代ハイブリッドターゲティング〜

ニュースリリース/NTTデータ

2007年11月 1日

株式会社サイバー・コミュニケーションズ
株式会社クライテリア・コミュニケーションズ
株式会社NTTデータ

 株式会社サイバー・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表執行役社長:長澤 秀行、以下cci)及びその子会社の株式会社クライテリア・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:桜井 賢、以下クライテリア)と株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:山下 徹、以下NTTデータ)は、cciグループの展開する日本最大級の法人媒体アドネットワーク「ADJUST注1」において、2007年11月より、次世代広告商品「高精度ビヘイビアターゲティング広告」の提供を開始します。

 cciグループが提供する「高精度ビヘイビアターゲティング広告」は、インタラクティブ広告のさらなる効果向上を目指し、高精度の広告用日本語意味理解エンジン「スーパーなずき注2」によるコンテンツ解析技術と、ADJUST アドネットワークの参加媒体数560サイト、広告露出数16億imp./月(2007年11月末予定)の利用者の行動履歴の分析技術を融合させた次世代アドテクノロジーにより実現されます。

 「高精度ビヘイビアターゲティング広告」では、個々のインターネット利用者のWebページの閲覧履歴を収集するとともに、それらのWebページの内容を「スーパーなずき」の日本語解析エンジンを使って解析します。日本語解析エンジンは、単語の出現頻度などに留まらない、分野や感性といった高次の意味情報を用いた解析を行うことで、利用者一人一人のある一時点における志向性を抽出します。さらに、これらの情報を「スーパーなずき」の志向性分析エンジン注3によって時系列的に整理・分析することにより、それぞれの利用者の志向性の変化をリアルタイムに捕捉し、最新の興味や関心、意図を高い精度で予測します。

 これにより、従来のcookieベースの行動ターゲティングと比較し、インターネット利用者の興味関心、意図の変化に対応が可能となり、無駄の無い、現在の興味関心に基づく、最適かつ精度の高い広告配信が可能となります。

【次世代ビヘイビアターゲティングの特徴】

  1. 利用者の意図にマッチした、的確なターゲットへの訴求を可能にします。
    cciグループの提供する「ビヘイビアターゲティング広告」では、インターネット利用者の過去の行動履歴と、利用者の志向性の変化を時系列(リアルタイム)で捕捉することで、利用者の意図を抽出し、従来の行動ターゲティング広告では解決できなかった、利用者の志向性の“変化”に対応することが可能です。利用者の「今、このときの」意図に基づき、最適且つ、的確なターゲットへの広告訴求を実現します。
  2. 欲しい時に、欲しい人に、欲しい情報(広告)をお届けします。
    cciグループでは、差別化された各ターゲティング広告に加え、そのテクノロジーを融合(ハイブリッド)させ、更なる広告効果の期待できる新しいターゲティング広告サービスを実現してまいります。
    「コンテンツ意味感性理解」×「過去の行動履歴」×「利用者の志向性の変化」≒「利用者の意図」を独自のロジックでハイブリッドターゲティングを行うことにより、欲しい人に、欲しい情報(広告)をお届けします。
  3. 無駄な広告は露出しません。
    cciグループの提供する「高精度ビヘイビアターゲティング広告」では、行動履歴の分析技術とコンテンツ解析技術との融合により、インターネット利用者が閲覧している(した)コンテンツを文章レベルで解析すると同時に、リアルタイムでの利用者の行動履歴の分析を行う事で、現在の利用者の興味関心、意図を抽出し、広告マッチングを行い、ターゲットへの的確な訴求を可能にします。
    また、従来の行動ターゲティング広告商品で補えなかった、利用者の志向性(態度変容)の変化への対応に加え、コンテンツ閲覧中にコンテンツと無関係な広告の露出によるユーザーの意図を阻害するような広告掲出をコントロールすることが可能となります。

 なお、本年6月より開始しております、コンテンツマッチ広告に加え、ビヘイビアターゲティング広告を広告会社、広告主、媒体社に2007年11月より、本格的提供をしてまいりますと共に、Web2.0化に伴い急拡大するSNS、blogサイトも含め、更なるADJUST アドネットワークの拡充を行い、アドマーケットプレイスの規模拡大を図ってまいります。

【各社の概要】

<株式会社サイバー・コミュニケーションズ概要> http://www.cci.co.jp/外部サイトを別ウインドウで開きます

社名株式会社サイバー・コミュニケーションズ
本社所在地東京都港区東新橋2-14-1 コモディオ汐留7F
代表者代表執行役社長 長澤 秀行
事業内容インターネット広告の企画・制作・販売
資本金23億8,100万円

<株式会社クライテリア・コミュニケーションズ概要> http://criteria-com.jp/外部サイトを別ウインドウで開きます

社名株式会社クライテリア・コミュニケーションズ
本社所在地東京都港区東新橋2-4-6 パラッツォシエナ3F
代表者代表取締役社長 桜井 賢
事業内容インターネット広告ネットワークの企画・制作・販売
資本金2億7,751万円

<株式会社NTTデータ概要> http://www.nttdata.com/jp/ja/

社名株式会社NTTデータ
本社所在地東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
代表者代表取締役社長 山下 徹
事業内容システムインテグレーション事業、ネットワークシステムサービス事業等
資本金1,425億2,000万円

注1 「ADJUST」とは、株式会社サイバー・コミュニケーションズと株式会社クライテリア・コミュニケーションズが展開する日本最大級のインターネットアドネットワークサービスです。
注2 『スーパーなずき』について
cci、クライテリア、NTTデータ、NTTアドの持つ広告技術とノウハウを融合し、「なずき®注4をcciグループで展開するアドマーケットプレイス向けに最適化及び機能強化し共同開発した、1.コンテンツの意味解析による差別化、2.ユーザーの志向性理解による差別化、3.クリエイティブの最適化による効果向上「CMO( Creative Matching Optimization )」などの特徴をもった広告情報価値の最大化を実現するコアエンジンです。
注3 「志向性分析エンジン」とは、どのユーザーがどのような分野に興味を持っているかという情報に加えて、時系列情報(利用者の志向性の履歴)を分析に活用することにより、高精度でのビヘイビアターゲティングを実現する「スーパーなずき」の持つ機能です。
注4 「なずき」は、徳島大学発ベンチャー株式会社言語理解研究所(青江 順一代表)と株式会社NTTデータが共同開発をした製品です。 「なずき」は株式会社NTTデータの登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社サイバー・コミュニケーションズ
経営企画部
伊藤・栗山
Tel:03-5425-6274

株式会社クライテリア・コミュニケーションズ
CTO
吉村
Tel:03-5777-1230

株式会社NTTデータ
広報部 宗像
Tel:03-5546-8051