インド「Vertex Software」の株式取得について 〜グローバルオフショア開発体制の構築を目指す〜

ニュースリリース/NTTデータ

2007年11月12日

株式会社NTTデータ
Vertex Software Pvt.Ltd.

 (株)NTTデータ(代表取締役社長:山下 徹、本社:東京都江東区、以下NTTデータ)は、Vertex Software Pvt.Ltd.(CEO:Ajit Patil、本社:インド プネ、以下Vertex(バーテックス))の発行株式のうち68.7%を譲り受けることで、2007年11月9日に正式に合意しました。

 本株式取得によって、VertexはNTTデータの連結子会社となり、NTTデータから派遣する役員を含めた新たな体制を発足する予定です。

 Vertexは、日本および米国向けのオフショア開発を事業主体としており、特に日本顧客に対しては、BtoCのWebシステムやモバイル端末用システム開発の分野を中心として実績があります。また、充実した日本語教育により、日本語能力の高い人材が豊富であり、日本のビジネスの習熟度も高いという特徴があります。

 NTTデータは、今期中期経営計画の施策の一つとして、海外発注の推進に取り組んでおり、現在は、中国を中心としたオフショア開発先の整備・拡大を進めています。今後は、3年後の2010年にオフショア発注額100億円、プログラマやプロジェクトマネージャ、ブリッジSEなどを含めたオフショア開発要員体制規模は2,000人を目標として掲げており、さらなるリソース発掘と強化、体制拡大における重要な基盤としていく考えです。

 Vertexは、Javaや.NETといった昨今のシステムの核となる製品技術、PostgreSQLやMySQLなどといったオープンソースソフトウエアの活用技術、J2MEなど組み込み系技術の他、アジャイルな開発手法、CMMレベル5のプロセス管理などの方法論に強みを持っています。
今回、NTTデータがVertexの経営権を取得して直営開発拠点とすることで、グローバルレベルでのオフショア開発体制整備を図ることはもとより、人材交流の実施等、グループ内での開発強化も見据えていきます。

 Vertexも、NTTデータが提供する営業支援、人材育成、開発管理・品質管理のノウハウ等を活用することにより、より一層のサービスレベルの向上を狙い、NTTデータグループの一員として発展していくことを目指します。

 なお、株式取得は、2007年12月上旬の手続き完了を予定しています。

【出資後の会社の概要(予定)】

(1)商号Vertex Software Pvt.Ltd.
(2)所在地7th floor, Kapil Towers, C Wing Dr.Ambedkar Road, Pune Maharashtra, India
(3)株式譲渡日2007年12月上旬
(4)資本金1421万 INR(1INR≒2.9円)
(5)株主構成株式会社NTTデータ 68.7%
Vertex社経営陣 31.3%
(6)従業員数195名(2007年6月末)
(7)事業内容日本、米国向けのソフトウェア開発
(8)売上規模約6.2億円(2006年度)
(9)役員構成代表取締役 山田 伸一(非常勤)
(NTTデータ 常務執行役員 基盤システム事業本部長)
取締役兼CEO Ajit Patil
取締役 中村 逸一(非常勤)
(NTTデータ 基盤システム事業本部 ソフトウェアビジネス推進室長)
取締役 Ashok Kalluraya
取締役 入谷 拓也(非常勤)
(NTTデータ グループ経営企画本部 国際事業推進担当 部長)
(10)営業拠点日本:Vertex Softwareジャパン
米国:Vertex Software Inc.
本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部 龍
Tel:03-5546-8051