協和発酵工業株式会社が臨床試験電子化ソリューション「DATATRAK eClinicalTM」を採用

ニュースリリース/NTTデータ

2008年9月16日

協和発酵工業株式会社
株式会社NTTデータ

 協和発酵工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松田 譲、以下 協和発酵)は、協和発酵が今後実施する臨床試験(治験)の業務効率化のため、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、社長:山下 徹、以下 NTTデータ)が提供する臨床試験電子化ソリューション「DATATRAK eClinicalTM」の採用を決定し、近く開始予定(2008年11月)の治験において活用する予定です。

 協和発酵では現在、がん、中枢およびアレルギー領域に焦点をあて、抗体技術や最先端の創薬技術を駆使し画期的な治療薬の研究開発をグローバルに進めており、新薬候補品に関して、日本、米国、欧州の開発拠点が連携し、各国の医薬品開発指針に沿った治験を進めながら、早期の新薬承認申請ならびに上市を目指しています。

 NTTデータでは、2007年7月1日に「ヘルスケアシステム事業本部」を発足し、ヘルスケア事業領域を「成長エンジン」と位置づけています。その中で今後日本でも市場の伸長が見込まれる治験IT化支援サービスを展開するために、2007年12月に米国DATATRAK社とEDC (Electronic Data Capture) 製品「DATATRAK eClinical」販売に関するパートナー契約を締結し、日本国内におけるライセンス販売、DATATRAK社認定の導入コンサルティング、製品トレーニング、システムセットアップサービスを提供しています。

 協和発酵は新薬開発プロセスをより加速させるべく、ITを活用した治験業務の効率化・スピードアップを目的に、医療機関等からの治験データを電子的に収集・管理するEDCシステムの導入を決定しました。
 複数のEDC製品の中でも、高い操作性と、システムセットアップを簡便かつ継続して行うことができるノウハウ共有ツールを持ち、安定的なシステム稼働を行っている「DATATRAK eClinical」及びNTTデータの提供サービスを評価しました。

 「DATATRAK eClinical」はインターネットを介したASP (Application Service Provider) サービスとして提供されるため、短期間での導入および治験への利用開始が可能となります。「DATATRAK eClinical」は、従来のEDC製品と異なり、単一プラットフォーム上に治験業務に必要な多数の機能が統合されており、シームレスな使い勝手とリアルタイムでのデータ活用を実現します。協和発酵は「DATATRAK eClinical」を利用することにより、スムーズなシステム導入ならびに効率的なデータ管理を行うことができます。

 今回の採用を機に、協和発酵では必要に応じて「DATATRAK eClinical」を活用した治験データの収集・管理業務を行ってゆく予定です。またNTTデータは「DATATRAK eClinical」の導入コンサルティング・製品トレーニング、構築・運用サービスの提供及び国内問い合わせ窓口対応を行い、協和発酵をサポートしていきます。

<米国DATATRAK社について>
 DATATRAK International Inc. (Nasdaq: DATA) は、eClinicalソリューションとその関連サービスの提供を専門とする世界的な技術企業です。DATATRAK社は、クリーブランド(米国オハイオ州)に本社を置き、ブライアン(米国テキサス州)に事業拠点を構えています。DATATRAK社の製品は、これまでに、世界59カ国における数百件の臨床試験で使用された実績を有し、17品目の医薬品・医療用具がFDA(米国食品医薬品局)または欧州の規制当局の承認を受けています。<www.datatrak.net外部サイトを別ウインドウで開きます>

注 文中に記載している社名・商品名などは各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
協和発酵工業株式会社
コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-3282-1903


株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051
「DATATRAK eClinical」に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ヘルスケアシステム事業本部
医療福祉事業部
ヘルスケアイノベーション担当 金子
TEL:050-5546-2505