膨大な業務情報を分析するシステムを低コストで簡易に導入NTTデータと日本ネティーザが連携しDWH/BIソリューションを提供

ニュースリリース/NTTデータ

2009年6月 2日

株式会社NTTデータ
日本ネティーザ株式会社

 株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長:山下 徹、以下 NTTデータ)と日本ネティーザ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ダグラス・エッツェル、以下 日本ネティーザ)は、日本ネティーザが提供するNetezza® Performance ServerTM (以下NPSTM)を活用した、DWH/BIソリューションの共同展開を本日より開始しました。
NPSは大量のデータ分析専用のサーバーで、汎用のデータベースシステムの10倍から100倍もの速度で検索が行えます。また汎用のデータベースで必要なチューニング作業が、NPSでは不要のため、システムの導入・運用稼働が削減できます。NPSと、NTTデータのデータ分析ノウハウやさまざまなソリューションを組み合わせ、企業内外の膨大な情報を分析・意思決定を行うDWH/BIソリューションを短納期・低TCOで提供します。
NTTデータは当ソリューションおよび関連システムの構築により今後5年間で100億円の売上を目指します。

【概要】

 企業の競争条件の激化により、企業内外の膨大な情報を分析して適時的確に意思決定を行うためのDWH/BIソリューションはますます重要性を増しています。このような状況に対応するため、両社はお客さまに高い価値を提供できるソリューションの検討を進めてまいりましたが、今回、以下のような形でお客さまにDWH/BIソリューションを提供していくことで合意しました。

  • 日本ネティーザ 大規模なDWHの構築・運用を簡易に実現できるNPSを提供
  • NTTデータ 高度なSI力をベースに、NPSを核としたBI/DWHシステムを提供

 日本ネティーザが提供するNPSはパフォーマンス、低導入コスト、低TCOを特徴とするデータウェアハウス・アプライアンス・サーバーです。NPSは大量データへの複雑検索・分析処理に定評があり、全世界で既に250社以上の導入実績を築いています。今後、国内企業におけるDWH/BIシステムの再構築・最適化プロジェクトへの適用が期待されています。

 NTTデータは、これまで積み重ねてきたデータ分析ノウハウとBI技術を集約したデータ分析方法論「BICLAVIS®(ビークラビス)」をベースにビジネスの再構築/最適化を支援する「インテリジェントBSR®」サービスを提供してきました。また、昨年からは「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」サービスを提供し、具体的なDWH/BIシステムの業務プロトタイプ検証を中立的な立場から実施しており、また、性能プロフェッショナルサービス「まかせいのうTM」により要件検討から運用フェーズまでの全ライフサイクルにわたりサイジング/チューニング/キャパシティ管理サービスを提供しています。これらのサービスにより、お客さまの業務要件に適合する最適な規模のBI/DWHシステムの設計/構築が可能となっております。
NTTデータはこれらのサービスと日本ネティーザの提供する高性能データウェアハウス・アプライアンスNPSTMを組み合わせ、短納期/低コスト/高い柔軟性が求められる昨今の要件に応えた最適なソリューションを提供してまいります。

 IDC Japanの調査によれば、BIツールおよび分析ツール、ETL (Extract, Transform and Load) ツール、DWH関連製品を含むBA (Business Analytics) 製品の市場は、2011年に9,933億円になると予想されており、NTTデータは今回のDWH/BIソリューションの展開および関連システムの構築で今後5年間で100億円の売上を目指します。

「BICLAVIS(ビークラビス)」と「インテリジェントBSR」サービスについて
BICLAVISは、NTTデータがこれまで実施してきた多数のデータ分析事例を体系化したデータ分析方法論です。BICLAVISは、(1)目的指向で類型化された9つの分析シナリオ、(2)統計・最適化・シミュレーションなどの分析手法を統合的に実装するデータ分析環境、(3)標準化された分析手順書、から構成されており、さまざまな業界のデータに対して適用可能です。
また、NTTデータでは、お客さまのビジネスを回す仕組みを再構築する「インテリジェントBSR」サービスを提供しています。インテリジェントBSRサービスではBICLAVISを活用して、業務改善案を提示するだけでなく、事前に改善効果を試算します。
注 詳細は別紙をご参照ください。

「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」について
データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボは、中立的な立場から、(1)BIツール選定支援、(2)実データを用いたBIシステムのデモ、(3)DWHおよびBIシステムの性能検証、(4)データモデル/分析レポートのテンプレート提供、を通じて、DWH構築やBIツールの導入を検討しているお客さまにおけるシステム構築前後のギャップを解消し、最適なBIシステムの導入を支援するサービスです。
(http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2008/112500.html)
注 詳細は別紙をご参照ください。

Netezza Performance Server (NPS) について
高度なパフォーマンスとテラバイト級の分析機能に特化したNetezza Performance Server は、リレーショナルデータベース、サーバ、ストレージを並列アーキテクチャー上で統合し、コンパクトで電源効率に優れた単一ユニットを実現しています。NPSはデータ処理機能をディスクの近接部に搭載しており、データがディスクから読み込まれる速度(ストリーミング速度)で実行され、従来のシステムに比べて10倍から100倍ものパフォーマンスを低コストで提供します。

ネティーザ (NETEZZA Corporation) について
Netezza (NYSE:NZ) は、拡張する企業のビジネス・ユーザによる高度な分析を支える、データウェアハウス・アプライアンスのグローバル・リーダーです。Netezzaが提供するDWHアプライアンスは、今日の情報集約型の市場において、市場競合と企業運営において大きなアドバンテージを提供します。Netezzaの顧客はNPSにより、大規模なデータウェアハウスや複雑な分析に対する諸問題を解決しています。Netezza は、米国マサチューセッツ州マールボロに拠点を置き、ワシントン DC、英国、日本、アジア太平洋にオフィスを構えています。

 注 「BICLAVIS®」は株式会社NTTデータの登録商標です。
注 「インテリジェントBSR®」は株式会社NTTデータの登録商標です。
注 「まかせいのうTM」は株式会社NTTデータの商標です。
注 「Netezza ®」は日本ネティーザ株式会社の登録商標です。
注 「NPSTM」は日本ネティーザ株式会社の商標です。
注 その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部 高橋(沙)
TEL:03-5546-8051

日本ネティーザ株式会社
マーケティング本部 湯本
TEL:03-5456-4557

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
システム方式技術BU
吉田、岡安
TEL:050-5546-2492

株式会社NTTデータ
技術開発本部
ビジネスインテリジェンス推進センタ
中川、横川
TEL:050-5546-2297