毎月のクレジットカード払いを安全、便利に導入できるサービスを開始 ~国内初!店頭、ネット、紙のクレジットカード支払受付業務をトータルサポート~

ニュースリリース/NTTデータ

2010年9月14日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、保険会社、公共料金系収納機関、スポーツクラブ、eコマース事業者などの企業や自治体(以下、収納機関)向けに、2010年9月21日より、カード決済端末、インターネット、紙の申込書などで行う、毎月のクレジットカード払いの受付を取りまとめるサービスを提供します。

従来のサービスでは、店頭の支払受付はカード決済端末システムを導入、ネット経由での支払受付はネット決済システムを導入し、それぞれのシステム経由でカード会社に照会を行い、結果を別々に料金システムに投入することが必要でした。

店頭、ネット経由、紙の受付に対応する各システムの連携を行う本サービスは、カード会社への照会結果を取りまとめ、一元的にデータベース化することにより、様々な申込チャネルから安全かつ効率的に支払受付ができるようになります。

NTTデータは本サービスの提供をはじめ、収納機関、およびカード会社、カード利用者の皆様に、より利便性が高く、安心・安全にお使いいただける決済サービスを提供していきます。

背景

クレジットカードで毎月の定期的な支払いを受け付ける場合は、利用者から申込書を受け取り、収納機関がカード会社にカード番号の照会を行い、料金システムに次回請求時からカード払いとなるよう、設定を行う流れになっているのが一般的です。

最近は、利用者の利便性向上の観点から、店頭での受付や、ネット経由での受付を開始する収納機関も増えてきました。しかし、店頭の支払受付はカード決済端末システムを導入、ネット経由での支払受付はネット決済システムを導入し、それぞれのシステム経由でカード会社に照会を行い、結果を別々に料金システムに投入する煩雑な業務が発生していました。

そこでNTTデータでは、店頭、ネット経由、紙の受付に対応する各システムの連携を行い、カード会社への照会結果を取りまとめ、一元的にデータベース化することにより、様々な申込チャネルから安全かつ効率的に支払受付ができるサービスを実現しました。

具体的には、店頭での受付に対応するカード決済端末「INFOX®」、ネット経由の受付に対応する「BlueGate®」、紙の申込書に対応する「クレジット収納代行サービス」の連携を行うことで実現します。さらに受付を終えたカード情報を当社で預かることで、収納機関でのカード情報の保有にかかるセキュリティリスクも低減します。

サービスの概要

収納機関では、カード会社との契約に基づき、「カード支払受付チェック業務」「売上データ作成、送信業務」「カード有効性チェック業務」の3業務に対応する必要があります。NTTデータの新しいサービスを利用することで、自前でシステムを構築するよりも初期費用を抑制し、短期間で決済システムを構築することができます。

各業務に対応したサービスは以下のとおりです。

1.カード支払受付処理サービス

各カード会社にクレジットカード情報の有効性を確認、有効性に問題がない場合は当社データベースにカード情報を登録します。(1)店舗(対面取引)、(2)インターネット(非対面オンライン取引)、(3)申込書など(非対面オフライン取引)のさまざまな取引形態から取得したクレジットカード情報をセキュアに保持します。

2.売上処理サービス

毎月の請求料金に関するデータを処理します。当社にて各種編集、処理を実施の上、カード会社向けのフォーマットに変換し、各カード会社に売上データを送信します。またその処理結果を収納機関に還元します。

3.有効性チェック処理サービス

お預かりしているクレジットカード情報を毎月1回、カード会社へ送信、カード会社からの還元された情報を弊社データベースにて自動更新します。

【図】
  1. 1.カード支払受付処理サービス

    初回オーソリゼーションに関しては、INFOX端末、BlueGate、又はクレジット収納代行サービスにて実施します。

  2. 2.カード支払受付処理サービス

    オーソリゼーションOKの場合は弊社データベースにカード情報とDBキー情報(お客様番号等)を保有、収納機関はカード情報の管理が不要です。

  3. 3.売上処理サービス

    売上データにDBキー情報と金額等を設定。カード情報の設定は不要です。

  4. 4.有効性チェック処理サービス

    有効性チェックは弊社で実施、データベースを自動更新致します。

サービスの主な特長

店舗、インターネット、申込書等、カード支払受付窓口の多様化

「カード支払受付処理サービス」において(1)店舗(対面取引)はカード決済端末「INFOX」、(2)インターネット(非対面オンライン取引)はネット決済サービス「BlueGate」、(3)申込書など(非対面オフライン取引)は「クレジット収納代行サービス」を利用することができます。

カード情報保有にかかるセキュリティリスクの低減

カード会社がカードの有効性に問題ないと判断したカード情報は、NTTデータの高いセキュリティ環境下に設置しているデータベースで保有します。これにより、収納機関でカード情報を保有する必要がなくなりますので、カード情報保有に関するセキュリティコストおよびセキュリティリスクの低減に大きく寄与します。

センター運営体制

サービスの運営は、NTTデータにて責任を持って行います。365日、堅ろうなデータセンターによるシステム運用等、日本最大のカード決済ネットワーク「CAFIS®」などで培ったノウハウを元に運営します。

サービスの拡張性

1カード会社につき複数の加盟店番号を設定する複数加盟店番号対応、全銀手順でのデータ暗号化対応をサポートする「暗号化対応」など、各種オプションがあります。

またデータ授受の方法もインターネット経由、INS回線経由などの選択が可能です。

注釈

  • CAFIS

    全国のクレジットカード会社、金融機関、加盟店を結ぶオンラインネットワークで、接続社数、取引量ともに日本最大のカード決済総合ネットワーク。クレジット情報(与信照会、売上など)、資金移動情報(デビット・サービスなどにおける資金移動情報)のオンライントランザクションを中継し、月間トランザクションは3億件を超える。

  • INFOX

    クレジットカード、デビットカード、ICカードなど多様化する決済手段に対応する多機能決済端末。2010年7月末時点で全国の百貨店・小売店・飲食店などで約70万台が利用されている。

  • BlueGate

    ECサイトでのクレジットカード決済などインターネット決済に必要な基本サービスやアプリケーションを「CAFIS」上でプラットフォーム化し、共同利用型のサービスとしてECサービス事業者向けに総合的に提供するサービス。

  • クレジット収納代行サービス

    クレジット定期収納を行う収納機関向けに提供するクレジットカード決済のASPサービス。「CAFIS」などを利用したクレジット決済受付、売上処理、有効性確認業務をサポート。都市ガス会社、保険会社を中心に約50社の運用実績がある。

  • 「CAFIS」「INFOX」「BlueGate」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他、文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第一金融事業本部
カード&ペイメント事業部
商品企画担当 舟橋、橋本、須藤
TEL:03-3440-4011