NTTデータのカード決済サービス　小売事業者向けに「中国銀聯決済サービス」を拡充 ～POS端末における中国銀聯決済をより容易に～

株式会社NTTデータは、2005年より日本国内における中国銀聯決済実現のために、カード決済総合ネットワーク「CAFIS^®」を中心として、ATMにおけるキャッシングサービスや小売店での多機能決済端末「INFOX^®」や決済サーバーによるショッピング決済サービスを提供してきましたが、この度、POS端末を利用する小売事業者向けに「中国銀聯決済サービス」を開始します。

ここ数年の中国人観光客の増加に伴い、日本国内における中国銀聯決済の取引量も年々増加し、2009年には銀聯カードでの支払い額は200億円以上に達しました。今年実施された規制緩和により、中国人観光客はさらに増加するものと思われ、日本における銀聯カード利用加盟店の拡大ニーズは今後も大きくなることが予測されます。

NTTデータでは従来のサービスに、「PastelPort^®（パステルポート）中国銀聯決済サービス」を加え、中国銀聯カードを日本国内の流通小売企業の保有するPOS端末で取り扱いが出来るようにします。これは、多様化する各種決済のオペレーションをPOS端末にて一元化し、容易に導入したいという流通小売業のニーズに応えるものです。

NTTデータでは、今後も銀聯カードの利用環境の拡大実現に向けて取り組んでいきます。

ここ数年、中国人観光客の増加に伴い日本国内における中国銀聯決済の取引量も増加の一途をたどり、本決済の利用ニーズは大きくなっています。NTTデータが運営する日本最大のカード決済総合ネットワーク「CAFIS」においては、2005年より中国銀聯と日本で初めてネットワーク接続しており、店舗などに設置する多機能決済端末「INFOX」によって、既に中国銀聯決済を実現していました。その後、日本国内において銀聯カードで支払いができる小売事業者が増加しており、家電量販店、百貨店、主要国際空港、薬局などさまざまな業態で利用できるようになってきました。その結果、中国銀聯決済の取引量も年々増加し、2009年には、銀聯カードでの支払い額は200億円以上に達しました。さらに今年7月からの中国人観光客のビザ発給要件の緩和によって前年同期と比較してビザ発行の申請数が大幅に増加していることから、本決済の利用ニーズが増え、銀聯カード対応店や利用額は拡大するものと思われます。

2005年より中国銀聯と日本で初めてネットワーク接続をしました。これにより、国内金融機関・カード会社のATMにおいて、中国銀聯カードによるキャッシングが実現されています。

また、小売事業者の決済サーバーに中国銀聯決済機能を追加することにより、各店舗のPOS端末などから銀聯カードの取り扱いが可能になります。これにより、各種決済のオペレーションが統一化され、レジスピードの向上が見込まれます。

「INFOX-NET^®」は、小売事業者向け決済サービスとして国内で最初に銀聯サービスを提供しており銀聯決済の取り扱いでは日本最大の決済情報処理センターです。小売事業者は、「INFOX」端末を設置するだけで手軽に銀聯決済を実現することが出来ます。

「PastelPort」は、「CAFIS」で培った技術と信頼性をベースに、小売事業者のPOS端末向けにクレジット、デビット、電子マネー、ポイントなどの各種カード決済機能をワンストップで提供するASPサービスであり、自前でシステムの構築や、メンテナンスを行う必要がありません。

また、業態やビジネス特性にあわせて、サービスメニューから、最適なカード決済サービスを選択できるため、低コストで多くの機能をご利用いただくことが可能です。ASP型では国内で初めて、中国銀聯決済サービスを提供します。

中国銀聯とは、2002年に中国の中央銀行である中国人民銀行が中心となり政府主導で設立された、中国での銀行間決済ネットワークの運営会社です。中国を中心に香港、マカオなどの金融機関200以上が銀聯ネットワークに参加し、中国国内で発行されているほぼ全てのキャッシュカードおよびクレジットカードに銀聯ブランドが付与されており、22億枚を超える枚数が発行されています。