オープンソースのグローバル拠点をインドに開設

ニュースリリース/NTTデータ

2012年12月19日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、オープンソースの適用領域拡大と製品・サービス提供を行うためのグローバル拠点「OSS Center India」をNTTデータのインド開発拠点内に設置しました。

「OSS Center India」の設置により、オープンソースによるTCO削減、迅速なシステム開発、オープンイノベーションの実現にむけて、NTTデータグループで長年培ったオープンソース開発力とサポート力を強化し、全世界に提供することを目指します。

2013年度はグローバルに展開する日系企業へのサポートサービス提供から活動を開始し、2014年度から本格的にグローバル企業に向けたサービスを展開します。

「OSS Center India」は2012年12月に20名体制でスタートして2015年度までに100名へ増員し、国内外のNTTデータグループ全体でオープンソース500名体制を目指します。

背景

オープンソースという言葉が1990年代後半に生まれてから10年以上たった現在、戦略的にオープンソースを活用することは、企業が競争に勝ち抜くための大きな要素となっています。

企業はオープンソースを活用してコストやアジリティーなどのさまざまなメリットを手に入れる一方で、オープンソースを扱うにふさわしい当事者能力(自己責任)が求められています。

NTTデータでは2003年からオープンソースの取り組みを本格化し、専門のサポート部隊の設置・Hinemos®などの新しいオープンソースの開発・さまざまなシステム開発へのオープンソース適用・Hadoopを中心としたビッグデータ領域への活用など、積極的にオープンソースへの取り組みを推進してきました。

NTTデータグループのグローバル戦略において、オープンソースにおけるメリットを最大限に活用し、当事者能力を持った組織をグローバルに展開するため、今回の拠点設置となりました。

活動内容

「OSS Center India」は、以下の三つの活動を通じて、NTTデータグループ各社へのオープンソースの積極的な展開を行っていきます。

  • 先進的な技術開発

    オープンソース製品への機能追加や新規開発をオープンソースコミュニティーとのコラボレーションを通じて行い、これまで不可能と思われていた高信頼・高性能・高可用な領域にまでオープンソースの活用を拡大し、オープンイノベーションを実現します。

  • 製品・サービス

    代表的なオープンソースデータベースであるPostgreSQLをベースとしたデータベース製品である「PRORIZE® DBサーバー GresCube®」をはじめとした、オープンソースをベースに独自の価値を加えた製品を、サポートサービスとともに提供します。

  • サポート

    オープンソースのQ&Aやトラブルシューティングなど、オープンソースを扱ううえで必要となる当事者能力を支えるために必要となるサポートを提供します。

【図】

拠点概要

  • 名称:OSS Center India
  • 設置日:2012年12月19日
  • 所在地:ITI Road, Aundh, Pune, India
  • 体制:社員20名(設置時)

今後について

NTTデータは、「OSS Center India」の活動を通じて、日本国内企業のグローバル展開をサポートするとともに、培ったオープンソースのノウハウをNTTデータグループを通じてグローバル企業へ提供し、国内外のNTTデータグループ全体でオープンソース500名体制を目指します。

用語解説

  • 単一の企業だけでなく、複数のコミュニティー、企業、大学等との連携の中からイノベーションを生み出すモデル

注釈

  • 「Hinemos」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「PRORIZE」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「GresCube」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
田中
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
システム方式技術ビジネスユニット
第三技術統括部
徳田、高橋
TEL:050-5546-8889