業務別BIテンプレート「BI Apps」のAPAC展開を開始 ～グローバル規模のノウハウを集約したビジネスインテリジェンス・アナリティクスのAPAC展開～

株式会社NTTデータは、業務別にテンプレート化したビジネスインテリジェンス（BI）アプリケーションである「BI Apps^注1」を、タイ・ベトナムを中心としたAPAC市場への展開を本日より本格的に開始します。

BI Appsは、業界・業務別の経営ダッシュボードや分析レポートを具体的にテンプレート化することで、従来多かった"具体的なBI活用イメージが分からず導入しても効果が出ない"という問題を解決するソリューションとして、2012年7月より提供を開始しており、主に日系でグローバル展開している製造業向けでは多くの実績を有しています。

今回、総勢2,300名以上の体制によるNTTデータグループのBIグローバルワンチームでのBI導入実績をもとに、成長市場であるAPAC地域にBI Appsを展開し、「経営情報の見える化」、「注力市場・製品の販売分析」、「グローバル需給バランスの可視化」などのお客さまの事業課題の解決をBI Appsを活用して支援します。

事業のグローバル化に伴うお客さまのビジネス環境においては、分散・複雑化する組織・事業のマネジメントと競争優位確保のための迅速な意思決定が求められています。

これらの背景から、ITを活用した「事業の見える化」や「経営の意思決定支援」を実現するためのビジネスインテリジェンス（BI）の市場規模は国内外で継続して拡大しており、これまで、NTTデータでは、BIを導入する前の事業改革ビジョンやロードマップの策定から、グローバル規模でのBI構築、導入後の業務定着化・活用までを見据えたグローバルBIサービス^注2の提供に加え、業界・業務別にテンプレート化されたBI Appsを提供してきました。また、NTTデータグループでは、2011年にBIグローバルワンチームを立上げ、グローバル規模でのベストプラクティスやノウハウ共有を継続して実施してきています。

成長著しいAPAC地域でのビジネスインテリジェンスの市場成長率は、2015年度までに年率8.2%^注3の成長が見込まれており、NTTデータはこれまでの成果であるBIの業務別テンプレートであるBI AppsをAPAC地域に展開することで、「経営情報の見える化」、「注力市場・製品の販売分析」、「グローバル需給バランスの可視化」などによりお客さまの事業課題を解決し、BIビジネスの拡大を図っていきます。

BI Appsは業界×業務領域ごとの分析目的に合致した経営ダッシュボード・分析レポートのライブラリを含むBIアプリケーションを有しています。今回は製造業向けサプライチェーンマネージメント（SCM）、企業パフォーマンス管理（EPM）の提供を開始し、今後業務領域を拡大していく予定です。

「連想技術」を用いて、インメモリーによる高速処理を実現する情報分析プラットフォームであるQlikView上にNTTデータのBI Appsを構築します。これにより、PC・モバイル端末など利用するデバイスを問わず、利用ユーザー一人ひとりの発想や疑問にもとづいて画面を操作した瞬間に、膨大な明細データから必要な情報を自由に抽出・表示・検索・分析できる環境を提供します。また、従来から実績のある他プロダクト上のBI Appsについても、お客さまの状況に応じて提供可能としています。

今回、アマゾンウェブサービス（AWS）のクラウド上にBI Appsのデモ環境を構築しており、お客さまの要望に応じて世界中のどこからでもアクセスし確認することを可能としています。また、クラウド上に業界・業務別BI Appsの事例を蓄積していくことで、過去事例やベストプラクティスを視覚的に提供することで、新たな気付きを得ながらお客さまのビジネス課題の解決支援を可能としています。

NTTデータグループでは、BIグローバルワンチームでの総勢2,300名以上のBI体制を活用しながら、BI Appsの「業界×業務領域」を拡大していくことで、グローバルビジネスインテリジェンスサービスのさらなる普及を図っていきます。