業務アプリケーションの運用保守品質を診断するサービスを提供開始 ~現状把握と改善活動により、品質向上・コスト削減を実現~

ニュースリリース/NTTデータ

2014年3月24日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下NTTデータ)は2014年3月24日より、顧客が独自開発した業務アプリケーションの運用保守の品質を診断するサービス「アプリケーションマネジメント診断サービス」の提供を開始します。

本サービスは、アプリケーション運用の現場で発生している問題に対して、運用ルールの整備状況やインシデントの発生傾向、アプリケーション構造上の問題点、ドキュメント整備状況やソースコード保守性などを把握し、アプリケーションの運用状況を分析して、診断レポートを提供するものです。

本サービスを利用することにより、顧客は短期間かつ低コストでアプリケーションの問題点を多角的に把握することができ、現状を正確に把握したうえで改善活動に取り組むことで、運用品質の向上やコスト削減をすることが可能となります。

本サービスを顧客が運用しているアプリケーションに広く適用するとともに、NTTデータのAMO注1サービス「TISAFYS®注2」と連動し、NTTデータが運用保守を担当することで、顧客の課題解決、運用保守の品質向上、コスト削減に取り組んでいきます。NTTデータは「アプリケーションマネジメント診断サービス」を、今後3年間で50件提供することを目指します。

背景

アプリケーション運用の現場では、「コストが高止まりしている」、「インシデントが収束しない」、「ビジネスニーズへのIT対応スピード不足」といった問題の発生例が散見されます。これらの問題は、度重なる機能追加や属人的なバグ改修によるアプリケーションの複雑化、ブラックボックス化、運用保守のためのドキュメント整備不足、ノウハウの属人化などが原因となっています。そしてこれらの原因への対策の必要性は認識しているものの、日々の運用や改修作業に追われ、なかなか手が付けられない、もしくはブラックボックス化等により改善ポイントの有効な判断ができないといったケースも存在しています。

このような問題の効果的な解決のためには、ITサービスマネジメントとアプリケーションを構成するさまざまな要素に対して現状を分析し、整合を取りながら横断的に改善していく必要があります。

この運用改善の第一歩として、NTTデータの運用保守ノウハウを生かしてITサービスマネジメント観点とアプリケーション観点の両面から分析し、ブラックボックス化などの漠然とした課題に対し、問題点と対策が明確にできる診断サービス「アプリケーションマネジメント診断サービス」の提供を開始しました。

概要(特長)

本サービスでは、アプリケーションの運用品質の状況を把握するため、システムを効率的に管理・改善していくための考え方であるITサービスマネジメント(以下ITSM)と、アプリケーション(AP)の領域に対し、5つの分析観点により可視化と問題点抽出を行います。

【図】

図:アプリケーションマネジメント診断サービスの分析観点

  • ITSMプロセス分析

    ITSMのベストプラクティスをまとめたITIL®注3の管理プロセス(インシデント管理、問題管理、変更管理など)を参考にしたチェックシートを活用します。顧客が記入したチェックシートをもとに、NTTデータが現行の運用管理の問題点やリスクを抽出します。

  • インシデント分析

    過去に発生したインシデント情報(故障、問い合わせ、作業依頼などの記録)をもとに、インシデントの発生傾向とその原因を分析することで改善すべき箇所を抽出します。

  • アーキテクチャー分析

    NTTデータの開発・運用ノウハウをもとに、アプリケーションアーキテクチャーや非機能要件(保守性、可用性、運用性など)の観点でまとめたチェックシートを活用します。顧客が記入したチェックシートをもとに分析を行い、非機能要件の観点から検討が不足している点や潜在的なリスクを抽出します。

  • ドキュメント分析

    運用保守において、本来あるべきドキュメントと実際に管理しているドキュメントの比較を行い、ドキュメントが存在しない場合や記述不足から考えられるリスクを抽出します。必要なドキュメントが整備されていない場合は、NTTデータの「設計書リカバリーサービス注4」等を活用し、効果的なドキュメント整備策を提案します。

  • ソースコード分析

    ソースコードをツールで解析し、複雑度、可読性などに関するソフトウエアメトリクス注5を用いて保守難易度の高いアプリケーション領域を特定します。ソースコード分析の対象言語はJava、C#、VB.NET、COBOLです。

「アプリケーションマネジメント診断サービス」の標準期間は2週間~4週間です。期間は診断対象の規模により変動する場合があります。

今後について

NTTデータは「アプリケーションマネジメント診断サービス」を、今後3年間で50件提供することを目指します。

注釈

  • 注1AMOとは、Application Management Outsourcingの略で、アプリケーションの運用保守業務のアウトソーシングサービスです。
  • 注2TISAFYSとは、顧客のカスタムアプリケーションの運用保守を手がけるNTTデータのAMOサービスです。
  • 注3ITILとは、ITサービスマネジメントや運用規則に関係するIT業務プロセスを包括的にまとめたフレームワークです。
  • 注4設計書リカバリーサービスとは、既存システムのソースコード解析および設計書作成を自動化するNTTデータのサービスです。
  • 注5ソフトウエアメトリクスとは、ソフトウエアを定量的に計測する方法およびその指標値を示します。
  • 「TISAFYS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
甘田(かんだ)
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
エンタープライズITサービス事業推進部
AMO推進室
神林、江口
TEL:050-5546-2181