デジタルマーケティングの総合的な支援サービス「BizXaaS® BA for マーケティング」を本格展開開始 ~プライベートDMPの構築・活用を中心に、スモールスタートからの段階的なマーケティング活動を実現~

ニュースリリース/NTTデータ

2015年10月15日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、企業のデジタルマーケティングを総合的に支援するサービス「BizXaaS® BA for マーケティング」注1を、10月15日より本格展開します。

本サービスは、社内外に点在する顧客情報の統合管理・分析を行うプライベートDMP(Data Management Platform)注2の構築・活用を中心に、デジタルマーケティングの構想立案、データ分析活用、施策展開、ITインフラ構築、情報活用組織のサポートなど、総合的な支援を行うサービスです。

NTTデータが強みとする「システム開発力」、「データ分析力」を核に、ログリー株式会社(以下:ログリー)、株式会社ロックオン(以下:ロックオン)等、複数の企業との連携を通じて、企業の目的・課題・予算に適したデジタルマーケティングの運用を実現します。

今後NTTデータは、本サービスを通じて、メーカー、流通小売、通信、保険、銀行等、さまざまな業界のデジタルマーケティング部門の支援を行い、3年間で100億円の売り上げを目指します。また、独自のリアルタイム分析技術を元に、生活者に関わる最新の情報をリアルタイムに収集・分析し、生活者一人ひとりに最適なオファーを実現するリアルタイムマーケティング基盤の提供を行う予定です。

背景

近年、スマートフォン等の機器やSNS等デジタルメディアの普及に伴い、生活者に関する多種多様な情報の収集・分析およびデジタルマーケティング施策結果の可視化が容易となりました。その反面、生活者ニーズや生活者への接触チャネルが多様化したことで、企業はマーケティング活動において「生活者に関する情報の不足」「部署間での情報連携が困難」「データ活用・分析に必要なITインフラ、ノウハウ・経験が足りない」などの新たな課題を抱えています。

このような課題を解決するため、NTTデータは強みとしてきた「システム開発力」、「データ分析活用力」を核に、ログリー、ロックオンをはじめとするデジタルマーケティング企業、クラウド事業者、広告代理店、コンサルティングファーム等との連携を通じ、企業のデジタルマーケティングを総合的に支援する「BizXaaS BA for マーケティング」のサービス提供を個別に相談のあった企業を中心に行ってきました。このたび、導入した企業より一定の評価を得られたため、「BizXaaS BA」ブランドの正式なサービスのひとつとして、10月15日より本格展開を開始することとなりました。

サービス概要

BizXaaS BA forマーケティングは、NTTデータのビッグデータ分析・活用サービス「BizXaaS BA」をベースに、デジタルマーケティングの構想立案、データ分析活用、施策展開、ITインフラ構築、分析活用組織の運営サポート等、総合的な支援を行うサービスです。

社内外に点在する顧客情報を統合データとして管理し、見える化・分析した上で、各種マーケティング施策を設計・実行するプライベートDMPをスモールスタートで構築でき、さらに段階的な拡張が可能です。効率的で効果的なマーケティングを自動的に実行できるマーケティングオートメーションの基盤としての活用も可能です。

【図】

図1:「BizXaaS BA forマーケティング」で実現するプライベートDMP(イメージ)

BizXaaS BA forマーケティングの特長

1.スモールスタート・段階的な拡張が可能

低価格・短納期な分析環境提供サービスを用意しているため、段階的なサービス利用が可能です。小さく始め、効果を確認しながら段階拡張することで、投資の無駄を抑えたデジタルマーケティングの運用が実現します。

2.社内外のデータを柔軟に取り込み、ひもづけることで、各種データの横断的な分析が可能

社内に点在する顧客情報、アクセスログに加えて、オープンDMP注3、SNS等の外部情報を柔軟に取り込み、ひもづけ管理が可能なデータ連携基盤を提供します。企業は当該基盤を活用することで、さまざまなデータを横断的に分析・活用することが可能となります。

データ連携基盤には、ロックオンの提供するマーケティングプラットフォーム「AD EBiS(アドエビス)」をベースにしたCookiesync技術を活用しています。特定のオープンDMPに依存せず、複数のオープンDMPと中立的に連携し、横並びで活用・評価することができるため、自社に適したオープンDMPの選定や、目的やブランドに応じたオープンDMPの使い分けを実現します。

3.煩雑で作業負荷の高い分析前処理作業の効率化が可能

画面上からの簡単な操作でデータ加工・集計等の分析前処理作業を効率化できる「BizXaaS BA Analytics Framework」注4を活用することで、マーケター、アナリストのデータ分析作業の効率化に寄与します。

4.NTTデータの分析支援実績や分析方法論に基づく分析活用データマート・レポート・モデルの整備が可能

NTTデータの10年以上にわたるデータ分析・活用コンサルティングを通じて得られた知見・方法論に基づき、デジタルマーケティング、顧客情報分析に必要なデータマート・レポート・モデルの整備を支援します。

5.Web行動履歴情報(オーディエンス情報)に基づく、高精度な潜在顧客層の抽出が可能

NTTデータの分析活用ノウハウを元に、ログリーやオープンDMPが保有するオーディエンス情報(Cookieを元にしたWeb上での行動履歴など)を活用した、潜在顧客ターゲティングモデルを構築(注 特許出願中)し、ログリーの提供するネイティブ広告プラットフォーム「logly lift(ログリーリフト)」上に機能実装しました。同技術の活用により、WEB上の潜在顧客層をより高い精度で抽出することが可能となります。また、「logly lift」と連携することで、当該潜在顧客層へのWEB広告配信が可能となります。

【図】

図2:「logly lift」上での潜在顧客ターゲットの抽出イメージ
(全体のWeb利用者層からターゲット顧客としての確率が高い層(色の濃い箱)を自動的に抽出)

NTTデータのオムニチャネルソリューション群における位置付け

NTTデータの提供するオムニチャネルソリューション「BizXaaS オムニチャネル」注5を、「BizXaaS BA for マーケティング」と連携させることで、企業は複数のチャネルをまたいだ、顧客一人ひとりに最適なアプローチが可能となります。

【図】

図3:BizXaaSオムニチャネルとの連携イメージ

今後について

今後NTTデータは、メーカー、流通小売、通信、保険、銀行等、さまざまな業界のデジタルマーケティング部門を、本サービスを通じて支援し、3年間で100億円の売り上げを目指します。また、独自のリアルタイム技術を元に、生活者に関わる最新の情報をリアルタイムに収集・分析し、生活者一人ひとりに最適なアプローチを実現するリアルタイムマーケティング基盤のサービス開発を行っていく予定です。

参考

  • 「BizXaaS BA for マーケティング」の主な導入実績:15社
  • 「logly lift」について

    「logly lift」とは、ログリー株式会社の提供するネイティブ広告プラットフォームです。企業のコンテンツをプレミアムな媒体を介して興味あるユーザーへ配信し、ブランドの認知や製品へのニーズを顕在化する広告サービスです。

  • 「AD EBiS(アドエビス)」について

    「AD EBiS」とは、ロックオンの提供する広告効果測定システムを中心としたマーケティングプラットフォームです。大手企業を中心に7000社以上への導入実績があり、大量のWEBアクセス時でも高い信頼性を誇ります。

関連Webサイト

注釈

  • 注1「BizXaaS」とは、NTTデータの統合クラウドサービスです。パブリッククラウド、プライベートクラウド、これらの構築・運用を行うクラウドプラットフォームサービスとデスクトップサービス、ワークフロー、地図情報、コンタクトセンターなどのクラウドアプリケーションサービスを提供しています。
    「BizXaaS BA」とは、3つのサービス「コンサルティングサービス」「活用アプリケーション提供サービス(ITO)」「活用業務支援サービス(BPO/KPO)」から構成される、ビッグデータ活用の導入から定着化までトータルにサポートするビッグデータ分析・活用サービスです。
  • 注2プライベートDMPとは、企業がオープンDMPのデータに加え、自社の保有する顧客情報等のデータを統合して分析する、企業独自のプラットフォームを指します。
  • 注3オープンDMPとは、広告関連のアクセスデータやデモグラフィックデータなどを他社に提供するプラットフォームを指します。
  • 注4「BizXaaS BA Analytics Framework」とは、ビッグデータ分析活用に伴うデータ加工・集計支援サービスです。
  • 注5「BizXaaS オムニチャネル」とは、従来の消費者情報の統合に加え、自社の商品情報、在庫情報、注文情報をあらゆるチャネルから集めて一元管理するクラウドサービスです。
  • 「BizXaaS」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
後藤(尾)
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
ビッグデータビジネス推進室
後藤、宮地
TEL:050-5546-9923