国内初、「サービスのためのCMMI(CMMI-SVC®)」成熟度レベル3を達成

ニュースリリース/NTTデータ

2017年4月26日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)第二公共事業本部社会保障事業部社保第一統括部注1は、国内初のCMMI-SVC®レベル3を達成しました。レベル3は、組織として運用保全にかかる作業標準が規定されており、各プロジェクトではそれら作業標準を元にプロジェクト特性に合わせプロセスや手順を規定したうえで、作業が実施できていることが要件とされています。

従来より、社会保障事業部社保第一統括部が提供するサービスについては、運用保全プロセスに関する標準化および継続的な改善を実施し、安定した品質の提供に努めてきました。

今後、さらなるプロセス改善を継続的に行い、2023年までにレベル5達成を目指します。

CMMI-SVC(サービスのためのCMMI)について

CMMI注2は、システム開発プロセスの改善取り組みを評価する手法として取り上げられ、国内外では「CMMI-DEV」(開発のためのCMMI)が広く用いられてきました。近年、IT業界のトレンドとして、運用保全も含めたトータルでのITサービスの提供価値に関心が移っています。これに伴い「CMMI-SVC」(サービスのためのCMMI)がリリースされ、海外では徐々に普及しているものの、これまで日本国内では達成実績がありませんでした。

CMMI-SVCはCMMI-DEVと同じ5段階のレベルがあり、企業自身の改善活動を支援するのに使われています。今回、当該部門は、組織として運用保全にかかる作業標準が規定されており、各プロジェクトではそれら作業標準を元にプロジェクト特性に合わせプロセスや手順を規定したうえで、作業が実施できていることが客観的に評価され、国内で初めてレベル3を達成しました。

なお、CMMI-SVC達成企業は、以下の優位性があります。

  • 安定したサービスの提供、トラブルが発生した時の復旧、サービスリクエストの迅速な対応、増加する業務量への先を見越した対応など、利用者にとってストレスのないサービスが提供可能です。
  • CMMI-SVCではサービスレベルの管理以外にも、「サービスシステム開発(Service System Development)」というプロセス基準があります。顧客より要求されるサービスレベルを達成するために、システムをどのように作りこみ、効率的かつ確実に提供していくかを設計するかといった、CMMIモデルに含まれるノウハウを有効活用でき、よりレベルの高いサービスが提供可能です。

NTTデータグループにおけるCMMIへの取り組み

NTTデータグループでは、中長期的な視点で目指している「Global 2nd Stage:グローバルブランドの確立」の一環として、お客さまに品質の高いシステム・サービスを提供するため、継続的にCMMIに基づくシステム開発に係るプロセス改善に取り組んでいます。

なお、海外のグループ会社では、米国NTT DATA, Inc.のインドにおける開発拠点NTT DATA Global Delivery Services Limitedが既にCMMI-SVCレベル5を達成しています。国内のグループ会社では、今回のレベル3達成を契機とし順次取り組みを加速させるとともに、今後、2023年までにレベル5達成を目指しています。

注釈

  • 注1社会保障事業部社保第一統括部は、厚生労働省および日本年金機構向けシステムの開発・運用を行う組織です。
  • 注2CMMI(Capability Maturity Model Integration)は、米国国防総省の援助のもと、カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所(SEI)で開発され、現在は米国CMMI Instituteが所有・管理しているソフトウェアプロセス改善のモデルです。組織の成熟度を段階的なレベルで表現するとともに、各成熟度を満足するために有効なプロセスの特徴を定義しており、プロセス改善を行う際のリファレンスモデルのデファクトスタンダードとして、世界中の多くの企業で使用されています。
    当初はシステム開発だけが対象でしたが、現在は開発以外の領域(調達やサービス提供)向けのCMMIも定義されています。今回のレベル3達成は「サービスのためのCMMI」に基づいています。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
西澤
TEL:03-5546-8051