お客さまの多様なワークスタイル変革を実現する仮想デスクトップソリューション「BizXaaS® Office」のサービスを拡充 ~ハイブリッド型提供モデルの開始とセキュリティーオプションを新たに3サービス追加~

ニュースリリース/NTTデータ

2017年10月11日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)は、10月11日より「BizXaaS® Office」のハイブリッド型提供モデルの開始とセキュリティーオプションを新たに3サービス追加し、"ワークスタイル変革ソリューション"としてサービスの強化・拡大を進めます。

NTTデータでは、2011年から仮想デスクトップサービス「BizXaaS Office」を提供してきました。現在、国を挙げて取り組みが進められている「働き方改革」をIT技術で積極的に支援していくため、「BizXaaS Office」を"ワークスタイル変革ソリューション"と位置づけ、サービス範囲を拡大します。「どこでもワークスペース」をコンセプトに、個人の作業にとどまらず、チーム間のコミュニケーションをセキュアかつ円滑に実施可能となる新たな機能を順次追加し、お客さま企業のワークスタイル変革に貢献していきます。

背景

現在国を挙げて取り組みが進められている「働き方改革」において、企業の間では仮想デスクトップの導入や、モバイルデバイスの活用など、IT技術を活用し場所を選ばずに働くことができる仕組みの導入に注目が集まっています。

NTTデータは、2015年からワークスタイル変革とセキュリティー対策の双方を実現する手段として、自社が展開するリモートデスクトップサービス「BizXaaS Office」を用いたリモートデスクトップ環境の全社導入を開始し、2018年3月末までに国内の全社員、および協働者約3万名への導入完了を予定しています。

NTTデータでは、自社で実績を積んだIT活用技術で企業の働き方改革を積極的に支援していくため、「BizXaaS Office」のサービス範囲をリモートデスクトップサービス以外にも拡大し"ワークスタイル変革ソリューション"として展開することとしました。

新サービスの概要

NTTデータでは「BizXaaS Office」を、ワークスタイル変革ソリューションとして位置づけ、「どこでもワークスペース」をコンセプトに、個人の作業にとどまらず、チーム間のコミュニケーションをセキュアかつ円滑にできる各種サービスを提供します。今回はハイブリッド型提供モデルの開始とセキュリティーオプションを新たに3サービス追加します。詳細は下記の通りとなります。

1-1:ハイブリッド型仮想デスクトップサービス

企業が仮想デスクトップ環境を導入する際、従来はクラウド型とオンプレミス型、いずれかの方式を選択する必要がありました。しかしセキュリティー性の確保と、運用保守の負担面でいずれの方式にも一長一短があり、導入に至らないケースが多くあります。そこで今回クラウド型とオンプレミス型の双方のメリットを組み合わせた、"ハイブリッド型"仮想デスクトップサービスを開発しました。

セキュリティー性を重視して業務情報を自社内にとどめつつ、手間のかかる運用保守などの管理業務をNTTデータに委託可能となるため、ハイセキュリティーが要求される業務環境や業界の企業に対し有効な方式となります。

ハイブリッド型仮想デスクトップサービスの実現に当たっては、日商エレクトロニクス株式会社やニュータニックス・ジャパン合同会社、シスコシステムズ合同会社と連携し開発を実施しています。ハイブリッド型は、お客さま指定のデータセンターにHCI(Hyper Converged Infrastructure)を活用した仮想デスクトップ環境を構築し、SD-WAN回線を採用した安価かつ高信頼のインターネットVPN経由でNTTデータのデータセンターから監視・運用を行います。

HCIはアジリティが高いため、オンプレミス型と比較して短期間で構築、拡張が可能です。また、お客さま専用の環境が構築可能なため、仮想デスクトップ環境だけでなく、お客さまが保有する仮想デスクトップ以外のワークロードも同じHCI基盤を活用することでトータルコストの削減にもつながります。

SD-WANは安価かつ高信頼であるだけでなく、リモートからネットワークの設定が可能となるため簡易に構築できます。将来的にはお客さま拠点から仮想デスクトップ環境へのアクセス回線もSD-WAN回線に変更することで、現状の回線コストを下げ、さらにアクセス速度が実現できないか検討していきます。

これにより通常のオンプレミス型と比較して、セキュリティー性が同等でかつWAN回線コストを含めた運用管理費用をおさえた仮想デスクトップ環境を実現できます。

【図】

1-2:Windows10対応VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ環境)

仮想デスクトップ上で動作するOSとして、Windows10環境を新たに用意しました。昨今、社内PC環境のクライアントOSのEOLによる更改の際に、仮想デスクトップ環境を選択肢の1つとして検討される企業が増加しています。こうしたお客さまのニーズを受けて、Windows10環境の仮想デスクトップサービスを提供します。

なおサービス利用時は、1.OS固定化モデル「LTSB」と、2.常に最新のOSが利用可能な最新化モデル「CBB」 のいずれかを選択することができ、さらに提供スペックを4種類に増やしたことで、お客さまのさまざまな業務環境にきめ細かく対応できるようになりました。

【図】

2-1:モバイルアプリ管理サービス(オプションサービス)

仮想デスクトップ環境へ接続するシンクライアント端末等を用いずに、スマートフォンなどのモバイル端末から、直接社内メールや社内資料、社内システムを閲覧することができるサービスです。モバイルデバイスからメールやファイルサーバーの閲覧、一部の社内システムの閲覧、承認処理等が可能になります。また、モバイルデバイス側にデータが残らないため、情報漏えいリスクがないのも特長です。仮想デスクトップサービスのオプションとして提供します。

【図】

2-2:メール誤送信防止サービス(オプションサービス)

仮想デスクトップ導入企業のメールクライアントと連携し、宛先・本文確認機能やメール送信承認機能など、メール誤送信の防止を行います。仮想デスクトップサービスのオプションとして提供します。

【図】

2-3:ファイルサーバー暗号化サービス(オプションサービス)

ファイルサーバー機能において、ファイル保存時に自動的に暗号化を行い、ファイル閲覧時も暗号化したまま閲覧可能なので、社内利用の範囲においてファイルの暗号化状態が常に保たれています。予期せぬファイルの社外流出時にも情報漏えいを防止できます。ファイルサーバー機能のオプションサービスとして提供します。

【図】

協業企業からのエンドースメント

日商エレクトロニクス株式会社

日商エレクトロニクス株式会社は、「BizXaaS Office」の新サービス拡充を心より歓迎すると共に、ビジネスパートナーとして、「BizXaaS Office」の開発、提供から運用サポートまで、一貫した協業体制の継続、強化に尽力いたします。今回の発表は、必ずや日本国内における「働き方」に真の改革をもたらすと確信しており、パートナーとして携わられることを非常に嬉しく思っております。NTTデータさまとのこれまでの協業実績を含め、HCI、VDI、SD-WANといった弊社のノウハウを最大限NTTデータさまを通じてエンドユーザーさまへ還元してまいります。

日商エレクトロニクス株式会社
代表取締役社長
CEO
岡村 昌一

ニュータニックス・ジャパン合同会社

NTTデータさまが今回提供するサービスにNutanix Enterprise Cloud OSを採用いただいたことを光栄に思います。このサービスにより、NTTデータさまのユーザー企業が戦略的イニシアティブをより一層推進されることを期待しています。

Nutanix Inc.
創立者
代表取締役会長 兼 CEO
ディラージ・パンディ

シスコシステムズ合同会社

シスコシステムズは、NTTデータさまの仮想デスクトップサービス「BizXaas Office」のサービス強化、拡大の発表を心より歓迎します。シスコシステムズのSD-WANソリューションは、グローバルに展開されているエンタープライズのお客さまやサービスプロバイダのデジタル化とクラウドによる変革を大きく促進するものです。

今回、NTTデータさまならびに各社との連携により、より安心・安全なリモートアクセス環境をシンプルに提供し、お客さまのワークスタイル変革に寄与できることを期待しております。

シスコシステムズ合同会社
執行役員
エンタープライズ ネットワーキング事業担当
眞﨑 浩一

株式会社レコモット

株式会社レコモットはNTTデータさまによる「BizXaas Office」サービス範囲の拡大と強化を心より歓迎いたします。今回は『モバイルアプリ管理サービス』についてレコモットの技術を採用いただきました。レコモットの持つモバイルアプリ制御技術(MAM)により、スマートデバイス(OSはiOS、Android、Windows10に対応)でのメールやスケジュール管理、社内Web、ファイルサーバーの参照など端末にデータを残すことなく、セキュアに活用できるようになります。

働き方改革とモビリティーは欠かせない要素になっており、導入いただく企業さまに最適なサービスを提供できると期待しております。

株式会社レコモット
代表取締役CEO
東郷 剛

株式会社ネスコ

株式会社ネスコは、NTTデータさまの「BizXaas Office」ブランドがワークスタイル変革ソリューションとしてサービス強化されることを心より歓迎いたします。

今回、オプションとして提供されるファイルサーバー暗号化サービスは、ワークスタイル変革をセキュリティー面で支援します。これを実現するDataClasys(データクレシス)は、 Microsoft Office関連ファイル、テキストやCSVファイル、PDFファイルはもとより、Microsoft Access、動画、CADなど、Windowsアプリが扱うあらゆるファイルを保護・管理する国産の暗号化システムです。情報共有とセキュリティー強化という相反する要素を両立させるべく、情報漏えい対策の最後の砦とも言われる暗号化製品の機能強化に努めています。

株式会社ネスコはNTTデータさまと共に「BizXaas Office」を通じ、お客さまの大切な情報の保護に貢献してまいります。

株式会社ネスコ
代表取締役
曽我 祐二郎

NTTテクノクロス株式会社

NTTテクノクロス株式会社は、NTTデータさま「BizXaas Office」のメール誤送信防止サービス提供開始を心より歓迎いたします。

メール誤送信による、内部情報漏えいは、企業規模を問わず重要な課題となっています。弊社メール誤送信防止ソフトウエア「CipherCraft/Mail」を採用いただいたことで、より多くのお客さまが安心してメールをご活用いただけるようになるものと期待しております。

NTTテクノクロス株式会社
ビジネスソリューション事業部
事業部長
羽生 誠

今後について

NTTデータは技術の進化をいち早く捉え、今後も変化を続けると予想される多様な働き方をサポートする新しいサービスを、順次追加していきます。

参考

注釈

  • 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
戸田
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
畠山、服部、根岸
TEL:050-5546-8703
E-mail:bxo-sales@kits.nttdata.co.jp
http://www.bizxaas.com/application/office/(外部リンク)

(参考)セミナーの出展について

「BizXaaS Office」は下記のセミナーに出展します。

FIT2017(金融国際情報技術展)においては、NTTデータビジネスソリューション事業本部デジタルビジネスソリューション事業部部長 遠藤 由則が登壇し、「働き方変革とセキュリティ対策を同時に実現!ワークスペースサービスWaaSのご紹介」について講演します。

  1. 1.FIT2017(金融国際情報技術展)
    日程:2017年10月26日(木)~27日(金)
    場所:東京国際フォーラム
    主催社:株式会社日本金融通信社
    参考URL:http://fit.nikkin.co.jp/(外部リンク)
  2. 2.TOKYO DELL EMC FORUM 2017
    日程:2017年10月26日(木)
    場所:ザ・プリンスパークタワー東京
    主催社:Dell EMC
    参考URL:https://www.dellemc.com/ja-jp/events/dellemc-forum/event.htm(外部リンク)
  3. 3.総務・人事・経理 ワールド2018 第5回ワークスタイル変革EXPO
    日程:2018年7月11日(水)~13日(金)
    場所:東京ビッグサイト
    主催社:リード エグジビション ジャパン 株式会社
    参考URL:http://www.ws-expo.jp/tokyo/(外部リンク)