信用金庫業界向けアプリバンキングのサービスを拡充 ~アプリ利用者の利便性向上、窓口負荷軽減および地域活性化の推進を支援~

ニュースリリース/NTTデータ

2018年2月16日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)は、信金業界向けバンキング機能付きスマホアプリ「アプリバンキング」の拡張サービスとして、「マルチ申込受付」、「喪失届登録」、「クーポン連携」の3つのオプションサービスを、2018年7月をめどに提供開始します。

  • マルチ申込受付…インターネットバンキング利用申込等の各種申し込み手続きを、書面や電話でやり取りをすることなく、アプリだけで完結することが可能になります。
  • 喪失届登録…利用者自身の操作により、紛失・盗難時にスマホから即時にキャッシュカード・通帳の利用を停止することが可能になります。
  • クーポン連携…地域企業などのお得なクーポンをアプリ利用者に配信することが可能になります。

これらのサービスにより、信用金庫は、インターネットバンキング等各種サービスの申込者数増加に加え、申し込み手続きや喪失届にかかる窓口業務負荷軽減が期待できるほか、クーポンで地域の店舗等へ来店を促し地域活性化を推進することなどが可能となります。

NTTデータは、今後も信用金庫とともに、アプリバンキングというプラットフォームを介して、顧客の利便性を向上するサービスを提供していきます。

背景

2017年10月よりNTTデータは、しんきん共同システムを利用している全国の信用金庫に対して、インターネットバンキングの契約がなくてもリアルタイムで残高照会や入出金明細が確認できる信金業界初のバンキング機能付きスマホアプリ「アプリバンキング」を提供しています注1。アプリバンキングは、現在16信用金庫において採用され、多くの信用金庫にて導入の検討がされています。

これらのサービスはインターネットバンキング未登録の口座保有者の利便性向上に貢献してきましたが、より高度なサービスが充実しているインターネットバンキングの申し込みにつながる機能など、本アプリの機能追加を望む声が多くの信用金庫から寄せられていました。

これらの要望をもとに、このたび、本アプリのさらなる利便性向上を図るため、これまでの機能に加え、「マルチ申込受付」「喪失届登録」「クーポン連携」の3つのオプションサービスを2018年7月めどに追加することとしました。

概要

今回アプリバンキングに追加するオプションサービスは、「マルチ申込受付」「喪失届登録」「クーポン連携」の3つです。インターネットバンキング契約をしていない利用者でも、アプリを通じて必要な情報を登録するだけで即座に利用開始することが可能です。また、信用金庫は、さまざまなオプション機能から自由に選択し、安価かつ短期間で自金庫独自のバンキングアプリを作成することができます。

特長・メリット

  1. (1)「マルチ申込受付」サービス

    アプリ利用者がスマホアプリを通じて信用金庫の各種申し込みを行う機能(ユーザー認証、本人確認書類徴求のためのカメラ制御、画像・入力情報保存、管理等)を提供するサービスです。受け付ける申し込み内容は、インターネットバンキング利用申込やカードローン申込など信用金庫が自由に設定することができます。
    本サービスにより、アプリ利用者は、入力画面に必要事項を入力し、スマホのカメラで本人確認書類を撮影するだけで、書面や電話でのやり取りをすることなくいつでもどこでも数分で各種申し込み手続きを行うことが可能になります。また、ユーザー認証の情報をもとに、あらかじめ登録されている情報(氏名、住所、電話番号、口座番号等)を照会・利用可能であるため、最小限の手間で申し込み手続きを行うことができます。
    信用金庫においては、インターネットバンキングやカードローンを申し込みしやすくすることで申込者数の増加が見込めるとともに、入力漏れや入力誤りをシステムチェックにより防止することができるため、紙ベースのやり取りと比較して窓口の業務負荷を軽減することができます。

  2. (2)「喪失届登録」サービス

    スマホからの操作により即時にキャッシュカード・通帳の利用を停止可能とするサービスです。
    本サービスにより、アプリ利用者は、紛失・盗難時に即座にキャッシュカード・通帳の利用停止を行い、不正な利用を防ぐことができます。また、信用金庫においては、利用者自身がキャッシュカード・通帳の利用を停止できるため、対面での業務負荷を削減することができます。

  3. (3)「クーポン連携」サービス注2

    位置情報等を活用し、対象顧客、期間などを限定したクーポンを配信することを可能とするサービスです。どの利用者がどのクーポンを利用したのか計測可能(電子もぎり機能)であり、それらのデータをもとにマーケティングの高度化が可能となります。
    本サービスにより、アプリ利用者は、飲食代金割引クーポンのような地域に密着したクーポン等のお得な情報を必要なタイミングで受け取ることができます。信用金庫においては、クーポンを通じて地域の顧客企業の売り上げ向上および地域活性化に貢献し、顧客企業のさらなる金融サービス利用につなげることも期待できます。

【図】

今後について

NTTデータは、今後も信用金庫とともに、アプリバンキングというプラットフォームを介して、顧客の利便性を向上するサービスを提供していきます。

注釈

  • 注12017年1月19日ニュースリリース 信用金庫業界初 「バンキング機能」付きスマホアプリの提供決定
    http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/011900.html
  • 注2本サービスでは、プッシュ通知機能に株式会社アイリッジの「popinfo」サービスを利用しています。
  • 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

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広報部
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株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
しんきん事業部
信用金庫統括部
コミュニティバンキング企画担当
今泉、村井、椎葉、青木、小林
TEL:03-6717-8436