横浜銀行にてパブリッククラウド活用ソリューション「A-gate™」を採用 ~マルチクラウド活用体制を迅速に構築し、システム開発に着手~

ニュースリリース/NTTデータ

2019年7月19日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)の提供する金融機関向けパブリッククラウド活用ソリューション「A-gate™」が、株式会社横浜銀行(以下:横浜銀行)に採用されました。横浜銀行においては、マルチクラウド活用に向けた体制構築が完了し、2019年7月22日より、特性に応じてパブリッククラウドを使い分ける、マルチクラウドでのシステム開発に着手します。

「A-gate」は、金融機関のパブリッククラウド活用体制の構築をNTTデータが有する技術・ノウハウにより支援するソリューションです。パブリッククラウド活用において必要となる、「専門的な知識を持った組織」や「セキュアに利用するための基盤」の確立・維持をサポートします。

横浜銀行は、「A-gate」を採用し、パブリッククラウド(Microsoft Azure(以下:Azure)・アマゾン ウェブ サービス(以下:AWS))を活用する体制を整えました。これにより、パブリッククラウド、基幹系共同利用システム(MEJAR)、コミュニティークラウド(OpenCanvas®)、自行のデータセンター(オンプレミス)の適材適所での使い分けを目指します。

今後、NTTデータは金融機関を中心にパブリッククラウド活用を検討するあらゆる業種のお客さまにも本サービスの積極拡大を図り、5年間で50社以上への提供を目指します。また、横浜銀行においてはオンプレミスIT資産の移行やデジタル分野での新たな取り組みにおいて活用していく予定です。

背景

近年、金融機関においてもパブリッククラウドの普及は一層進み、コスト・利便性のメリットも拡大が見込まれます。しかし、パブリッククラウドはインターネットを背景に進化した経緯から、情報セキュリティーの確保に特有の難しさがあり、大量に提供される新しいサービスの進化に追随して安全性を確保していくことには困難を伴います。このため、パブリッククラウドの導入において個々の金融機関が独自にセキュリティーガバナンスの確立を図った上で活用を推進するには限界があり、専門家による支援が必須となります。

横浜銀行は、IT活用におけるアジリティー獲得とコスト削減を目的にパブリッククラウドの導入を検討していました。このたび、上記の課題を解決するために、NTTデータが提供するパブリッククラウド活用ソリューション「A-gate」の採用を決定し、AzureとAWSとを特性に応じて使い分けるマルチクラウド活用体制を構築しました。

「A-gate」の概要

「A-gate」は、2つのサービス「マネージドCCoE」と「共同利用型パブリッククラウド共通基盤」により、金融機関のパブリッククラウド活用を体制面、システム面の両輪で支援するソリューションです。NTTデータが有する数多くのパブリッククラウド活用実績で培った技術・ノウハウを生かし、パブリッククラウドを安心・安全に活用していく際のセキュリティーガバナンス確立をサポートします。「A-gate」を利用することで、利用者はそのスムーズな導入が可能となります。

マネージドCCoE

パブリッククラウドの本格導入に向けたスタートアップコンサル、各種ガイドラインやデザインパターンの制定・維持、クラウドベンダーからの複雑な請求の代行等、パブリッククラウドの活用に伴い必要になる「Cloud Center of Excellence(CCoE)」の役割を、NTTデータがサポートします。

共同利用型パブリッククラウド共通基盤

パブリッククラウドを安全に利用するために、以下機能を具備したシステム基盤をサービスとして提供します。

  • 権限分掌機能(パブリッククラウド上の各種権限の適切な設計・割り当てを実施)
  • ポリシー違反検知修復機能(ルールから逸脱した構成変更の自動検知、自動修復を実施)

横浜銀行での活用

横浜銀行は、パブリッククラウドにより、先進テクノロジーのスピーディーな導入と既存ITコストの圧縮を実現し、「変革」を支えるデジタル化を加速させます。

「A-gate」の利用開始当初は、「Windows Server 2008」を含むオンプレミスIT資産の移行を目的にAzureを活用し、デジタル分野での新たな取り組みにおいてAWSを活用します。その後もマルチクラウドとして特性を生かした使い分けを行います。

今後について

NTTデータは、金融機関を中心にパブリッククラウド活用を検討するあらゆる業種のお客さまにも本サービスを拡大し、5年間で50社以上への提供を目指します。また、横浜銀行における、「A-gate」を利用したシステムの2019年以降の順次稼働、そして稼働後のパブリッククラウド活用の推進を支援していきます。

注釈

  • 「A-gate」「OpenCanvas」は株式会社NTTデータの商標です。
  • アマゾン ウェブ サービス、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • 「Microsoft、Azure」、「Windows Server」は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における、登録商標または商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
後藤
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
カスタマ営業企画担当
志村、田港
TEL:050-5546-9570