NPOによる社会課題解決を支援するサービスデザイン講座を実施

ニュースリリース/NTTデータ

2020年2月3日

株式会社NTTデータ
社会福祉法人中央共同募金会

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ、本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋)と社会福祉法人中央共同募金会(以下:中央共募、所在地:東京都千代田区、会長:清家 篤)は、日本の非営利団体(Non-Profit Organization、以下:NPO)を対象としたサービスデザイン講座を2月6日に実施します。

本講座は、NPOの支援活動内容のさらなる向上と継続を目的とし、中央共募が実施する「赤い羽根福祉基金」助成先団体のフォローアップの活動の一環として提供されます。また、NPOの活動基盤を強化し、社会課題解決につなげるため、支援を必要とする人にとって価値ある一連の体験を作り、それを継続的に届ける支援活動全体のしくみをデザインしていくサービスデザインのプロセスを身に付けることを目的としています。今回、初めての取り組みとして自社社員や顧客へサービスデザイン講座を展開しているNTTデータと協働で本講座を実施することになりました。

NTTデータと中央共募はこのパートナーシップを通じ、日々社会課題の解決に向けて活動する日本のNPOの活動基盤の強化をサポートすることにより、SDGsの達成に貢献していきます。

背景

中央共募は、公的制度や施策では十分に対応できない社会課題の解決に向けて、2016年に設立した「赤い羽根福祉基金」を通じ、先駆的で全国的なモデルとなるNPO等の取り組みに対して助成を行い、これまでに48団体を支援しています。NPOが行う助成事業を通じた取り組みは、日々変化する社会情勢や支援を必要とする人の課題に対して、変化に合わせた活動内容を見直すことが必要とされます。そこで、サービスデザインのプロセスを体感し身に付けることが、NPOが真に価値のある支援を継続することにつながるのではと考えています。

他方、NTTデータは、本業の強みであるお客さまニーズの発見力、ITの利活用に必要なITスキルやリテラシーを生かし、ITの力で社会課題解決に向けたサポートを行い、SDGs実現に貢献したいと考えています。

このたび、両者の考え方が一致し、NTTデータのデザインスタジオ「AQUAIR」でのサービスデザイン講座を提供するプログラムを実施することになりました。

講座について

本講座では、サービスデザインのプロセスを、社会貢献活動に取り組むNPOの特性や活動内容に合わせています。受講者がNPOの日々の支援活動でサービスデザインをどのように活用していけばよいかイメージできるよう、講座中のワークショップのテーマは、参加するNPOが今現在実施している支援プロジェクトとし、チームごとに異なるテーマで進めます。

NPOが本講座を受講することで下記を達成します。

  • 1.各NPOの実際のプロジェクトを題材に、現在実施している活動内容を見直し、真の課題と新たな解決案を策定。
  • 2.サービスデザインのプロセスを体験することで、定期的に支援活動を見直し、日々変化する社会情勢や支援を必要とする人々のニーズに合わせ、価値ある支援を継続。

役割

  • NTTデータ:本講座の講師およびワークショップ進行サポート、会場(AQUAIR)の提供
  • 中央共募:本講座に参加する赤い羽根福祉基金助成先団体の調整

今後について

NTTデータと中央共募は、今後もNPO等の活動基盤の強化をサポートし、SDGsの達成に貢献するため、本講座の複数年の継続開催を視野に入れて活動します。

注釈

  • 「AQUAIR」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
佐野
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術革新統括本部
企画部
FXD推進室
渡辺、太田
TEL:050-5546-2299

参考

赤い羽根福祉基金について

https://www.akaihane.or.jp/kikin/

「赤い羽根福祉基金」は、赤い羽根の中央共同募金会が運営する基金として、2016年に創設されました。
公的制度や施策等では対応できていない分野において、社会課題解決のための新たな活動やしくみを構築する先駆的・モデル的な事業を、資金面で応援することで、誰もが支え・支えられる持続可能な社会づくりをめざしています。

赤い羽根福祉基金のしくみ

「赤い羽根福祉基金」は、制度の対象外でありながら求められるニーズへの対応、新たな社会資源の創出、ニーズに即した分野を超えた対応、全国的・広域的な広がりが期待される事業、複数の団体・関係機関との連携・協働事業や活動などへの助成を通じて、社会課題の実態を明らかにするとともに、これらの事業や活動に賛同・共感いただく企業・団体や個人の皆さまからの寄付により、運営を行います。

※デサインスタジオ“AQUAIR”(以下:本スタジオ)について

https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2018/052500/

本スタジオでは、最新の技術・ワークスタイルを体験することで、サービス創出を加速しお客さまのデジタルビジネスの実現を支援します。さらに、海外のNTTデータグループのデザインスタジオ(15拠点)と人材・ノウハウを共有しており、グローバルの先進事例の活用、グローバルの専門家への相談も可能です。
また、今後はビジネスだけでなく、社会課題解決を検討しているお客さまも本スタジオを活用することで、SDGsの達成に貢献していきます。

名称Fluid Experience Design Studio "AQUAIR"
開設日2018年6月11日
住所東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36階
アクセス[電車] 東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅直結、
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩7分