2020年6月25日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、2020年7月9日より、決済総合プラットフォーム「CAFIS®」にて、クレジットカードの不正利用対策ソリューション「CAFIS Transaction Manager™」の提供を開始します。
本サービスは、クレジットカード会社が保有する不正取引監視機能の一部を、フロントネットワーク「CAFIS」に共通化することで、クレジットカード会社のシステム負荷を軽減し、投資コストを抑制します。
サービス導入にあたり、CAFIS利用のクレジットカード会社に追加の費用は発生しないため、幅広い導入を見込んでおり、三井住友カード株式会社、三菱UFJニコス株式会社、ユーシーカード株式会社、株式会社セディナ注をはじめとした10社での導入が決定しています。
NTTデータでは、今後も、最新の不正取引手法の解析や監視機能のバリエーション拡張により、不正検知精度のさらなる向上を図り、安心・安全なキャッシュレス社会の実現を目指します。
近年、キャッシュレス化が加速する中、クレジットカードの不正取引被害額は高水準で推移しており、クレジットカード会社にとって、その補てんや不正対策としてのシステム投資が大きな負担となっています。また、各省庁からもサイバーセキュリティー対策を強化するよう要請があり、クレジットカード業界としても対策が急務となっています。しかしながら、これらの対策には、クレジットカード会社ごとに、システム増強・機能追加等の投資コストが必要となり、各社にとって大きな負担となっています。
これらの課題を解決し、安心・安全なキャッシュレス社会を実現するため、NTTデータは、CAFIS利用クレジットカード会社に対し、新たな不正対策サービス「CAFIS Transaction Manager」を無償にて提供開始することを決定しました。
「CAFIS Transaction Manager」は、クレジットカード利用時のオンライン与信照会において、通常クレジットカード会社が行う不正取引判定の一部をCAFISが共同型で提供するサービスです。クレジットカード会社が設定した不正判定ルールに基づき、CAFISにてオンライン取引の制御を行います。
これにより、クレジットカード会社は、自社システムへの追加投資を抑えながら、大量の不正アタックへの対処が可能となり、不正被害の抑制・サーバーダウン等による機会損失リスクの低減といった効果が期待できます。
図:サービス概要図
NTTデータは、国内最大規模のキャッシュレス基盤を生かし、国内クレジットカード会社全社への本サービス導入を推進していきます。また、これら取り組みを通し、クレジットカード会社と一体となって、業界の知恵や経験を集合知として集約・活用するための仕組みを構築し、業界全体のエコシステム化・不正検知精度の高度化を目指します。
株式会社NTTデータ
広報部
大島
TEL:050-3646-0547
株式会社NTTデータ
ITサービス・ペイメント事業本部
カード&ペイメント事業部
プラットフォーム統括部
ペイメントインフラ担当
堀内、佐藤、清水、長谷川
E-mail:grcafiscardcompany@kits.nttdata.co.jp
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