SnowflakeとDX加速に向け資本業務提携 ~データ活用プラットフォームを強化し、あらゆる組織のデータドリブン化を加速~

ニュースリリース/NTTデータ

2020年9月16日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)とSnowflake Inc.(読み:スノーフレイク、本社:米国 カリフォルニア州、CEO:Frank Slootman、以下:Snowflake)は、9月16日、Snowflakeビジネスの国内外での拡大に向けて資本業務提携に合意しました。
両社は、今回の資本業務提携により、NTTデータグループの有するAI・データ活用領域を中心とするサービス・ソリューションと、Snowflakeが有するクラウド・データプラットフォームとの連携を通じて、AI・データ活用を起点にビジネスの成功を支援する「デジタルサクセス™プログラム」を強化し、あらゆる組織のデータドリブン化を国内外で加速していきます。

背景・目的

NTTデータは、AI・データ活用を起点にビジネスの成功を支援する「デジタルサクセスプログラム」を2020年3月より提供開始し、クラウド型ビッグデータ分析基盤「Trusted Data Foundation®」注1、企業間・拠点間の情報活用基盤「iQuattro®」注2を中核とするデータ活用プラットフォームと、グローバルで市場競争力の高いテクノロジーパートナーとのエコシステムを通じて、お客さまのDX支援を進めています。
Snowflakeは、クラウドの特性を最大限に生かして、無制限のスケーラビリティー・完全従量課金を実現したデータプラットフォームをマルチクラウドで提供しており、グローバルでは3,100社を超える導入事例を持っています。日本では、2019年11月に日本法人を設立し、日本国内の環境において、サービスを提供しています。
両社は、2020年2月にソリューションパートナー契約を締結し、Snowflakeの顧客導入を進めてきました。このたびの資本業務提携により、協業関係をさらに強化し、NTTデータグループが有するAI・データ活用領域を中心とするサービス・ソリューションと、Snowflakeが有するクラウド・データプラットフォームの連携を通じて、あらゆる組織のデータドリブン化を国内外で加速していきます。

協業内容

NTTデータおよびSnowflakeは、今回の資本業務提携を通じ、以下の協業を推進することで、日本およびグローバルでのパートナーシップを強化します。

(1)NTTデータの提供するデータ活用プラットフォーム強化

NTTデータは、Snowflakeをデータ活用領域の中核テクノロジーと位置付けるとともに、Snowflakeの有す る先進的/大規模な構築ノウハウを活用して、データ活用プラットフォームを強化します。 これによって、データ量やユーザーの柔軟な拡張を可能とするとともに、拡張に伴う保守・運用負荷を抑制し、IT部門とビジネス部門が一体となって、ビジネス課題の解決に集中できる環境を実現します。
また、Snowflakeと複数のテクノロジーパートナーとの連携ソリューションを創出することで、複数のシステム、SaaSなどに分散するデータを一元的に集約・統合し、多種多様な組織、用途、ツールにおいて、統合的なデータにアクセスし、スピーディーに活用可能になります。

(2)両社によるSnowflake専門体制設置を通じたお客さまサポート強化

NTTデータのAI・クラウド基盤技術者と、Snowflakeのスペシャリストを集結した専門体制を設置します。両社が一体となった強固な体制で、お客さま企業におけるSnowflakeの導入・活用を支援します。

(3)NTTデータグループにおけるSnowflake技術者育成加速

NTTデータは、Snowflake技術者の育成に継続的に投資し、グローバルでのSnowflake技術者を、2021年度までに100名、2023年度までに250名以上を育成する計画です。

今後について

NTTデータは、Snowflakeを含む「デジタルサクセスプログラム」全体で、2025年までに、売り上げを300億円規模に拡大することを目指します。

Snowflake Inc.の会社概要

(1)商号Snowflake Inc.
(2)事業内容クラウド・データプラットフォーム
(3)設立2012年
(4)本社所在地アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サン・マテオ
(5)代表Frank Slootman(CEO)(読み:フランク・スロートマン)
(6)社員数2,037名(2020年7月現在)

(参考)

Snowflakeの特長

従来型のDWH(データウェアハウス)では、複数のシステムに分散したデータ管理の煩雑化や、利用ピーク時を想定した性能設計によるコスト増などが課題となっていました。Snowflakeは、クラウドの特性を最大限に生かすとともに、コンピュートとストレージを完全に分離することで、各種データをひとつのデータベースで管理でき、かつ従量課金制のためコスト最適化が図れます。

図1:従来型DWHアーキテクチャーとの比較

図1:従来型DWHアーキテクチャーとの比較

デジタルサクセスプログラムについて

グローバル500社以上でのAI・データ活用によるビジネス変革、AI・データの民主化支援実績を基にした、AI・データ活用を起点とする実践的なビジネス変革プログラムです。

図2:「デジタルサクセスプログラム」

図2:「デジタルサクセスプログラム」

注釈

  • 注1「Trusted Data Foundation」は、企業がデータ資産を集約し、分析活用するための環境を、AWS、Microsoft Azure等のプラットフォーム上にオールインワンで提供するソリューションです。
    サービスWebサイト:https://enterprise-aiiot.nttdata.com/tdf/
  • 注2「iQuattro」は、部門間、拠点間、企業間などに散在するデータと先進デジタル技術を組み合わせて、新たな情報活用価値を創出するためのクラウド型のプラットフォームサービスです。
    サービスWebサイト:https://enterprise-aiiot.nttdata.com/iquattro/
  • 「デジタルサクセス」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
  • 「Trusted Data Foundation」、「iQuattro」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
大島
TEL:050-3646-0547

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
AI&IoT事業部
後藤、村山、宮地
E-mail:aiiotmarketing@kits.nttdata.co.jp