Health Data Bankで従業員のストレス把握ができる、パルスサーベイを2021年1月より販売開始 ~2020年10月にNTTグループ20万人が導入、リモートワーク時代の健康経営を支援~

ニュースリリース/NTTデータ

2020年12月23日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、従業員の健康を管理する企業向けクラウド型健康管理システム「HealthDataBank®(ヘルスデータバンク)」にストレス変調把握ができる「パルスサーベイメニュー」注1を追加し、2021年1月より販売開始します。

パルスサーベイメニューは、Health Data Bankで、月次または週次で5問程度の簡易な設問を継続的に繰り返すことで、従業員の変調等を把握管理できるサービスです。本サービスを活用することで、運動不足をはじめとする生活リズムの乱れや、コミュニケーション不足によるストレス増加などの健康課題を抱える不調者や変調者の早期把握ができ、上長等や企業側が対策を早期に実施するための仕組みを提供します。さらに、継続的に利用することで、企業の健康経営の戦略・施策の検討に活用できます。

また、先行導入として2020年10月からNTTグループ20万人ですでに活用しており、その実績やノウハウをもとに、開発したサービスをこのたび、商用販売することにしました。

NTTデータは今後、本サービスをHealth Data Bankの利用企業をはじめとする、健康経営に取り組む企業に対し販売を開始し、2022年3月末までに40万人のユーザー利用を目指します。

背景

ウィズコロナ時代において、多くの企業でリモートワークが普及しましたが、一方で、運動不足をはじめとする生活リズムの乱れや、コミュニケーション不足によるストレス増加などの健康課題が生じています。企業の健康経営にとって、これらを対面コミュニケーションに頼らずに対策することが、新たな課題となっています。

こうした課題を解決するため、NTTデータは、Health Data Bankに従業員のストレス変調把握ができる非接触型の「パルスサーベイメニュー」を追加し、2021年1月から販売することにしました。

サービス概要

Health Data Bankの「パルスサーベイメニュー」は、週次または月次などの短い間隔で簡単な質問への回答を得ることで、従業員のリアルタイムな満足度やストレスなどを把握していく手法を用いて、従業員のストレスの継続的な測定と、上長等による不調者や変調者の早期把握を実現し、コミュニケーション不足の解消等の対策を早期に実施できる仕組みを提供します。

また、健康管理スタッフは、組織分析機能を利用することで、不調者や変調者が集中している組織の把握等が可能となり、上長等の取り組みの支援や健康経営の戦略・施策の検討に活用することができます。

図1:HealthDataBankにおけるパルスサーベイメニューの活用イメージ

図1:HealthDataBankにおけるパルスサーベイメニューの活用イメージ

図2:パルスサーベイ回答画面と結果画面

図2:パルスサーベイ回答画面と結果画面

特長

  1. (1)負担のない最適な設問項目と操作性
    NTTグループの健康管理の現場に携わるスタッフの意見を集約し、必要最小限の設問を厳選しました。
    シンプルかつ簡易な操作性で利用者の負担を最小限に、ストレス・メンタル管理を実現します。
  2. (2)Health Data Bank管理情報との掛け合わせた分析
    従業員からの回答に基づく不調者や変調者を簡単に抽出できるほか、Health Data Bankで管理しているストレスチェックや健診情報の掛け合わせることにより、優先的に対応すべき従業員や、組織全体としての取り組みが必要な部署等を抽出することが可能です。
  3. (3)導入のしやすさ
    クラウド型の月額利用型のサービスであり、迅速に導入することができます。また、Health Data bankのセキュリティー対策や個人情報保護の仕組みをそのまま使えるため、安心して利用できます。

今後について

NTTデータは本サービスを、2021年1月より、Health Data Bank利用企業をはじめとする、健康経営に取り組む企業に対し販売を開始し、2022年3月末までに40万人のユーザー利用を目指します。また、利用開始にあたっての検討を支援するため、「パルスサーベイメニュー」の試用サービスを提供する予定です。

HealthDataBankについて

Health Data Bankは、NTTデータが提供する健康管理サービスです。2020年11月末時点において、現在約2,000団体400万人以上の健康管理に活用されています。産業保健の業務に必要な機能とともに、生活習慣病や休職等に関するリスクをAIで予測する機能、組織ごとの健康状態を可視化する健康経営ダッシュボード機能等を提供しています。

また、2020年8月には非接触型バイタルデータ取得技術を有するBinah.aiの技術を採用し、スマートフォンカメラでの顔撮影によるバイタルデータ取得機能の追加に向けた実証を開始しています。注2
URL: https://www.healthdatabank.ne.jp/hp/

注釈

  • 注1パルスサーベイとは、従来のストレスチェックが年一回、数十問の設問の大規模調査であるのに対し、月次、週次などより短い周期で、数問程度の簡易な設問を繰り返すことで、従業員の変調等を継続的に把握する手法のことです。
  • 注2ニュースリリース:https://www.nttdata.com/jp/ja/news/services_info/2020/080300/
  • 「Health Data Bank」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
黒澤
TEL:050-3646-0307

株式会社NTTデータ
第二公共事業本部 ヘルスケア事業部
第一統括部 健康ソリューション担当
畠山、久保
TEL:050-5546-2504
E-mail:vtl-hdb@kits.nttdata.co.jp

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