2021年社長年頭所感

ニュースリリース/NTTデータ

2021年1月4日

株式会社NTTデータ

明けましておめでとうございます。
2021年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2020年の新型コロナウイルスの感染拡大による影響は甚大であり、我々自身を守るためのさまざまな「措置」や「自粛」により、個人の日常生活も、当社を含む多くの企業の事業活動も大きな見直しを余儀なくされました。オリンピックを始めとした大型スポーツやさまざまなイベントの中止や延期も相次ぎました。
生活様式が大きく変化した中で、今まで実感していなかった社会問題、課題が浮き彫りとなり、人々の生活に関わる社会全体のデジタル化がより明確に求められています。9月の新政権発足後、デジタル庁を設立し、行政や社会全体のDXを推進する動きが加速しています。今後のデジタル社会においては、行政はもとより、金融、製造、流通などの既存の業界の枠組みを超えた、生活者を起点としたサービスの提供が必要となります。実現に向けては、社会を俯瞰して全体像を描き、国民視点・住民視点を大切にした“ぬくもり”のあるDXサービスを創り上げることが大切であると考えています。

NTTデータは社会全体のDX推進に貢献すべく、2020年10月に「ソーシャルデザイン推進室」を新設しました。業界を超えて全社横断で社会に必要とされるサービスを見極め、推進していきます。その活動においては、海外で手掛けた好事例などを活用した情報発信や解決策の提案、当社グループはもとよりお客さまや異業種を含めた社外パートナーとのコミュニティー形成などにも力を入れていきます。またデジタル人財の育成と、社会に対するCDO等のデジタル人財・チームを送り出す活動に、今まで以上に積極的に取り組みます。

2021年は、NTTデータにとっては現中期経営計画の最終年度の総決算の年です。世界のお客さまから信頼される企業となる「Global 3rd Stage」への到達を2025年に見据え、グローバルで質の伴った成長を着実に遂げていきます。
今私たちには、お客さまの事業状況の厳しさに伴う逆風と、あらゆる場面においてDX化が進むことによる追い風と、2つの風が吹いています。この追い風をしっかりととらえてお客さまの事業に、そしてより生活しやすい社会への変容に貢献し、一層飛躍する一年としたいと思います。

NTTデータが、これまで培ってきた「お客さまとの長年の信頼関係」は、「変わらぬ信念」として今後も大切にしていきます。また、このような風の中でも、常にお客さまに高い価値を提供する存在であるために、「変える勇気」を持って自らを変革しながら進み続けます。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051

- NTTデータは、「これから」を描き、その実現に向け進み続けます -