NTTデータ/Snowflake/Qlik DXの取り組み・デジタルデータ活用で協業 ~企業内外の分散データをリアルタイムに統合・蓄積・分析するデータ活用サービスを開始~

ニュースリリース/NTTデータ

2021年1月13日

株式会社NTTデータ
Snowflake株式会社
クリックテック・ジャパン株式会社

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)、Snowflake株式会社(以下:スノーフレイク)、Qlik Technologies Inc(本社:米国ペンシルバニア州)の日本法人クリックテック・ジャパン株式会社(以下:Qlik)は、スノーフレイクのクラウドデータプラットフォーム活用促進に向け協業し、QlikとSnowflakeを活用した「Snowflake×Qlikデジタルデータカップリングon A-gate」(以下:本ソリューション)の提供を2021年1月13日より開始します。
本ソリューションは、社内外に散らばったさまざまなデータ(素データ)をリアルタイムに統合・蓄積し、加工・分析・可視化・配信までの一連のプロセスを管理できます。これにより、従来のデータ利活用と比べ、よりスピーディーかつ最適なコストでのサービス提供が可能となり、業務の自動化・効率化はもとより、迅速な意思決定による収益増加に寄与します。
今後3社は、今回の協業を通じて本ソリューションを中心としたマーケティング・販売活動を共同で行っていきます。また、本ソリューション関連ビジネスで2025年までに、売り上げを90億円規模に拡大することを目指します。

背景・目的

近年、企業でのDX推進やデータ利活用の取り組みが注目されている中で、ユーザーが求めるデータの粒度が細かく(明細単位)なり、かつリアルタイムでデータを処理することが求められています。
NTTデータとSnowflakeは、2020年9月より資本提携を開始し、企業のデータ活用によるDX支援を進めてきました。今回3社は、国内外のお客さまに対してDXの取り組み・デジタルデータ活用の促進を強力にサポートすることを目的に協業し、2021年1月13日より、本ソリューションを提供開始します。また、NTTデータグループが提供するリアルタイムデータ連携HUB・分析プラットフォームサービスである“Qlik Managed Service on A-gate”注1と、Snowflakeをセキュアに接続し、安全・安心にクラウド上でDX推進・データ利活用を促進できるよう支援します。

概要

本ソリューションは、企業の持つ膨大なデータ(素データ)をリアルタイムで、連携・蓄積・加工・分析・データ配信まで一元的に管理可能とします。Qlikが提供するデータ統合製品・データアナリティクス製品注2等と、スノーフレイクが有するクラウドデータプラットフォームとのセキュアな連携を通じて、AI・データ活用を起点にビジネスの成功を支援、あらゆる組織のデータドリブン対応を国内外で加速することを支援します。
これまで企業はさまざまな制約により、大量データに自由にアクセス・利活用することができませんでしたが、本サービスを活用することにより、社内外に散らばったデータや大量データを蓄積・加工・分析可能となります。一つに集約したデータは、業務の自動化・効率化はもとより、迅速な意思決定による収益増加に寄与します。

図:Snowflake×Qlikデジタルデータカップリング on A-gate ~Snowflake×Qlikベストプラクティス~

図:Snowflake×Qlikデジタルデータカップリング on A-gate ~Snowflake×Qlikベストプラクティス~

  • SAP基幹システムやSaaS型CRMシステムにサイロ化されたデータを保有しているユーザー企業向けに各システムに分断されて眠っているビジネスデータを、Qlikデータ統合製品を活用し素データをリアルタイムでSnowflake上にデータカップリング(データ連携・統合・蓄積)し、データ加工や分析を行い、社内外にDX促進・データ活用の促進を支援します。また、クラウド上に集約した明細データを、社内・社外(協力会社)・社外(顧客)等複数の用途に活用できるデータ・配信基盤へ昇華させます。
  • データ連携におけるボトルネックとして一般的に上げられる大量データにおけるデータ加工(ETLツール等)時のパフォーマンス劣化や、バッチプログラムの処理遅延等の課題解消、およびクラウドデータウェアハウスへ移行する際のコストの抑制に寄与・コスト最適化を実現するSnowflake×Qlikベストプラクティスアーキテクチャー(リファレンスモデル)の提供を行います。

別紙:各ソリューションの特長

今後について

今後3社は、今回の協業を通じて本ソリューションを中心としたマーケティング・販売活動を共同で行っていきます。本ソリューション関連ビジネスで2025年までに、売り上げを90億円規模に拡大することを目指します。また、グローバルでのサービス提供に向けた準備も進めていきます。

注釈

  • 注1Qlik Managed Service on A-gateとは、エンタープライズ企業向けにパブリッククラウドを安全・安心にご利用いただくことをコンセプトとしたパブリッククラウドサービス“A-gate”にQlik製品を実装しマネジドサービス(SaaS/PaaS型)としてNTTデータグループが国内ベンダーで唯一、国内・海外のお客さま問わず提供可能なクラウドサービスです。自社利用のみならず、外部(顧客・取引先・サプライヤー等)向けデータ収集・データ共有・データ提供を実現するデータコラボレーションプラットフォームとしても活用いただいております。
  • 注2データガバナンス・セキュリティー権限統制とセルフサービスでのデータ活用を実現する製品。
  • 注3データマートとは、企業などで情報システムに記録・蓄積されたデータから、利用部門や用途、目的などに応じて必要なものだけを抽出、集計し、利用しやすい形に格納したデータベースのこと。
  • 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
宮尾
TEL:050-3646-0547

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
第一バンキング事業部
オファリング統括部
コンサルティング&セールス担当
内堀
TEL:050-5547-5598
E-mail:nttdatacloud_qlik@am.nttdata.co.jp

参考

NTTデータについて:
NTTデータは、豊かで調和のとれた社会づくりを目指し、世界50ヵ国以上でITサービスを提供しています。
デジタル技術を活用したビジネス変革や社会課題の解決に向けて、お客さまとともに未来を見つめ、コンサルティングからシステムづくり、システムの運用に至るまで、さまざまなサービスを提供します。

スノーフレイクについて:
スノーフレイクが提供するデータクラウドは、数千もの企業がデータを集積するグローバルなネットワークであり、無限に近い拡張性、同時実行性、性能を実現しています。顧客企業はデータクラウド内で、サイロ化したデータを統合し、管理されたデータを簡単に検索して安全に共有しながら、さまざまな分析ワークロードを実行しています。

Qlikについて:
Qlikのビジョンは、誰もがデータとアナリティクスを使って意思決定を改善し、最も困難な問題を解決できる、データリテラシーの高い世界です。Qlikが提供するエンドツーエンドでリアルタイムなデータ統合と分析のクラウドプラットフォームは、データ、洞察および行動の間に存在するギャップを埋めることを可能にします。データをアクティブインテリジェンスに変換することで、企業はより適切な意思決定を行い、収益ならびに収益性を向上させ、顧客との関係を最適化することができます。Qlikは世界100カ国以上で事業を展開しており、世界中で5万人以上の顧客にサービスを提供しています。