2021年2月19日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、2014年より提供しているRPAツール「WinActor®」注1と、マイクロソフトコーポレーションが提供しているチャットツール「Microsoft Teams」(以下、Teams)を連携させ、Teamsのチャットメッセージから申請業務やoffice操作をWinActorが自動で実施します。
WinActorとTeamsを連携させることで、チャットでの会話形式で、指示を送るとWinActorが自動でその指示を実行します。NTTデータではWinActorで自動化された業務をTeamsのチャットで実行できる仕組みを構築し、社内で活用しており、社員の稼働削減や、ユーザーの利便性向上という効果が得られています。本ソリューションのさらなる展開に向け、2021年2月より鹿島建設株式会社(以下:鹿島建設)にて試験導入を開始し、利用頻度や業務効率化の効果測定を実施しています。
今後NTTデータは、本ソリューションを商用化し、2021年度末までに建設業界だけでなく複数業界の企業に展開し、日本社会全体の、労働人口減少という社会課題解決に寄与するとともに、ニューノーマル時代の新たな働き方を実現します。
労働人口の減少や働き方改革の推進により、デスクでの作業を行う事務や管理部門などでの業務でもさらなる業務の効率化が求められています。また、コロナ禍によるリモートワークの拡大により、ビジネスチャットツールが急速に普及している状況で、ソフトウエアロボットの重要性が増してきています。
NTTデータとマイクロソフトは2020年6月に新たなデジタルソリューションの実現に向けた協業を開始しました。注2その取り組みの一環として、WinActorとTeamsとの連携によるソリューション開発を行うことにしました。
図:サービス概要
WinActorとTeamsを連携させることで、従来は自身で申請画面等を立ち上げて入力していた業務やPCからWinActorを起動して実行していた業務を、チャットによる会話形式で指示を送ることでWinActorが自動でその指示を実行・完了します。シナリオ例は以下の通りです。
NTTデータではWinActorで自動化している業務のうち、約50の業務をTeamsと連携させることで、連携前と比較し利用率が約2倍向上し、90%以上のユーザーから利便性が向上したと回答を得ており、WinActorとTeamsの連携による効果を確認しています。
鹿島建設はWinActorとTeamsをすでに活用しており、本実証実験では、Teamsからチャット形式でWinActorを起動させる仕組みを構築し、利用頻度や業務効率化の効果(定量、定性)を測定します。なお、本実証実験はNTTデータ、鹿島建設の他、日本マイクロソフト株式会社(以下、日本マイクロソフト)、株式会社ニーズウェル(以下、ニーズウェル)の4社で実施しています。
株式会社NTTデータ
広報部
宮尾
TEL:050-3646-0307
株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部
RPAソリューション担当
鈴木、御堂岡
TEL:050-5546-7720
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