「なずきプラットフォーム」上で新規取り扱いデータの提供を開始 ~パートナー企業を募集し、新たなデータ活用市場の拡大を目指す~

ニュースリリース/NTTデータ

2021年10月28日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、Twitterデータ提供サイト「なずきプラットフォーム注1」上にて、10月28日より、掲示板やブログへの投稿データ、TVメタデータ、モバイル空間統計など新たなデータの提供を開始します。
なずきプラットフォームは、マーケットリサーチ、商品開発、リスクモニタリングなどの幅広い目的の分析に使えるデータを提供しています。同プラットフォームは、Twitterの全量データを提供していることが最大の特長です。このたび、ビッグデータやAIエンジンなどを保有する企業、データ解析の技術を持つ企業との提携を進め、新たに6種類のデータを取り扱います。
この連携は、新たに制定したパートナー制度による取り組みの一環です。この制度は、今までにないデータ活用市場の創造を目指したものであり、なずきプラットフォームへの商品展開の他にも、各社が保有する解析技術を生かして新たなデータ開発を行うなど、さまざまな取り組みを構想しています。例えば、消費者の購買行動の把握、商品/ブランドのファン層の把握、新規トレンドの早期把握など、複数の活用用途を検討しています。パートナーの輪を広げるとともに、拡大を続けるデータ分析・活用ニーズに寄り添った活動を続けていきます。
今後、データ分析・活用ニーズの拡大に応じて、なずきプラットフォーム上でTwitterデータや他データの取り扱いを増やし、関連ソリューションを含めて、2022年度末までに累計50億円の売り上げを目指します。

背景

昨今、データ分析・活用の需要は拡大を続けており、その用途は多岐にわたります。データは、さまざまなサイト等から提供されていることや、用途に合ったデータが存在していないことがあり、その結果データ利用者が最適なデータを探すことが負担となることがあります。
NTTデータは、2012年よりTwitterデータ提供サービスを展開してきました。Twitterオフィシャルパートナー注2として、官公庁、金融機関、メーカー、流通業その他さまざまな業界に対して、サービスを提供しています。またTwitterデータの活用促進に向けた取り組み注3も進めています。
今回、さらなるデータ活用機会の創出を目指し、データやエンジンを保有する企業、データ解析の技術を持つ企業に向けた、パートナーシップ制度を制定しました。その取り組みの一環として、なずきプラットフォームを利用して、多種多様なデータ等を取り扱うサービスの提供を開始します。

概要

NTTデータは、2021年4月からTwitterデータ提供の窓口として、なずきプラットフォームを提供しています。なずきプラットフォームは、一般企業をはじめ、ベンチャー企業や大学、研究機関などの幅広い組織に所属の方がアカウント登録無料注4で利用できます。利用者はTwitterデータ提供サービスの詳細閲覧や各種申し込み、契約状況の確認等を行うことができます。また、ブラウザー上で簡単にデータを取得できる、「データ取得ツール」も一部のデータに対して提供しています。

図1:なずきプラットフォーム

図1:なずきプラットフォーム

NTTデータはパートナーシップ制度により新たなデータ活用市場の創造を目指します。ビッグデータやAIエンジンを保有する企業、データ解析の技術を持つ企業は、NTTデータとパートナーシップ契約を締結することで、自社が保有するビッグデータやAIエンジンをなずきプラットフォーム上で提供注5することができます。加えて、パートナーシップ契約による企業間の連携により、Twitterデータをはじめとした、NTTデータおよびパートナー各社が保有するビッグデータに対して、解析技術を組み合わせることによって、新たな付加価値データの開発を行うことができます。
現在、3社とパートナーシップ契約を締結し、6種類のデータをなずきプラットフォーム上で取り扱います。

図2:パートナーシップ制度イメージ

図2:パートナーシップ制度イメージ

パートナー企業なずきプラットフォームで提供するデータなど
Effyis, Inc.Quora(Q&Aサイト「Quora」の投稿データ)
Reddit(掲示板型ウェブサイト「Reddit」の投稿データ)
Tumblr(ブログサービス「Tumblr」の投稿データ)
WordPress(コンテンツマネジメントシステム「WordPress」の投稿データ)
株式会社エム・データTVメタデータ
株式会社ドコモ・インサイトマーケティング注6モバイル空間統計注7
(今後、契約締結予定)
NTTタウンページ株式会社タウンページデータベース注8
株式会社ルグランWEATHER×BIGDATA注9

※50音順敬称略。

表:パートナー企業一覧

今後について

NTTデータは今後も順次、パートナー企業を増やし、データ活用市場のさらなる発展に貢献していきます。
また、データを活用する市場のさらなる拡大に向けて、パートナー各社とともにお客さまの企業活動に貢献できるサービスを提供していき、関連ソリューションを含めて、2022年度末までに累計50億円の売り上げを目指します。

注釈

  • 注1なずきプラットフォーム
    https://nttdata-nazuki.jp/data/platform.html
  • 注2NTTデータは、米Twitter社の最上位のTwitter Official Data Partnerとしてアジアで唯一全量Tweetデータ(Firehoseデータ)をリアルタイムに受領し、そのデータをお客さまへ提供するインフラを構築しています。NTTデータが「Twitterデータ提供サービス(インテグレーション)」を通じて提供するTwitterデータは、米Twitter社公認の商用利用可能なデータとして、ビジネスや学術研究等に活用可能です。
  • 注32021年7月9日ニュースリリース「DataRobotと連携し、需要予測の精度を向上させるTwitter集計データサンプルの提供開始」
    https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2021/070901/
  • 注4新規ログインアカウント作成は無料となります。各種サービスのご利用にはご利用料金が必要です。
  • 注5提供サービス一覧
    https://nttdata-nazuki.jp/data/
  • 注6NTTデータは、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングと本リリースのパートナーシップ契約を新たに締結していませんが、以前より「モバイル空間統計」の販売パートナーの契約を締結しており、販売パートナーとして新たな付加価値データの開発に取り組んでいます。
  • 注7「モバイル空間統計」は日本国内における株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • 注8「タウンページデータベース」はNTT東日本・NTT西日本のタウンページ(職業別電話帳)に掲載される情報をデータ化したものです。
  • 注9気象データ(提供元:株式会社ハレックス)、および気象データとユーザーが保有するデータを解析したデータを提供します。
  • 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
廣田
TEL:070-4437-3848

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ITサービス・ペイメント事業本部
SDDX事業部
マーケティングデザイン統括部
デジタルマーケティング担当
伊東、小林、鈴木
TEL:050-5546-9092

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