銀行・生保業界初、保険料振込手続のペーパーレス化サービスを提供開始

~池田泉州銀行と生保複数社で2023年11月開始が決定~

報道発表

2023年4月21日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、銀行の保険商品販売における保険料振込をペーパーレス化するサービスを2023年11月より提供開始します。統一仕様のデータ連携により生命保険会社と銀行が振込手続をペーパーレス化するのは両業界で初の取り組みです。
ファーストユーザーである株式会社池田泉州銀行(以下、池田泉州銀行)の利用開始に合わせ、複数の生命保険会社のデータを保険窓販フロントゲート®/保険会社共同ゲートウェイより還元します。池田泉州銀行では該当保険会社の商品購入時のお客様手続が簡略化されます。
本サービスにより保険契約における伝票処理の事務負担等が軽減され、渉外員がお客様提案に充てる時間を拡大できます。また、人手による手続が減り作業ミスを防止できます。具体的には、紙伝票記入に伴う金額誤りや振込先誤り、お客様の記入負担、提案後の渉外員帰店によるチャンスロス 等の課題解決に貢献します。

  • 対応予定生命保険会社:第一フロンティア生命保険株式会社、明治安田生命保険相互会社、三井住友海上プライマリー生命保険株式会社、日本生命保険相互会社、ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社、住友生命保険相互会社、アフラック生命保険株式会社、太陽生命保険株式会社、T&Dフィナンシャル生命保険株式会社、メットライフ生命保険株式会社 等(順不同)

背景

NTTデータでは銀行の保険販売業務向けに、タブレット端末やパソコンを用いた提案・申込手続の電子化サービスを2017年より開始し、保険窓販フロントゲート®/保険会社共同ゲートウェイを通じて現在約60ユーザーへサービス提供しています。
一方、保険販売の一部手続きでは紙ベースの手続が残っています。特に申込後の保険料振込手続には、紙伝票への手書きに伴う金額誤りや振込先誤り、高齢顧客の紙伝票記入負担、渉外員が提案後に帰店し営業店で伝票処理する必要があり非効率、等の課題があります。
NTTデータでは複数の銀行・生命保険会社との協議を通じて解決策を検討して参りましたが、この度、保険料振込のペーパーレス化を実現するサービスの提供を決定しました。

サービス概要

本サービスは、銀行による保険販売業務の保険料振込手続をペーパーレス化するサービスです。本サービス利用によるメリットは以下の通りです。

  1. 振込先相違や金額誤り等の削減による事務の更なる堅確化
  2. タブレット化/ペーパーレス化によるお客様の記入負担軽減
  3. 手戻り防止や業務フローの効率化による営業店/本部事務の省力化
  4. 渉外員のお客様提案やヒアリングにかける活動時間が拡大
図1:保険料振込手続のペーパーレス化に伴う変化と効果

図1:保険料振込手続のペーパーレス化に伴う変化と効果

本サービスは以下2点で構成されます。

  1. 保険窓販フロントゲート®/保険会社共同ゲートウェイ注1による統一仕様での新たなデータ還元(振込先口座・金額・振込人/契約者名 等)
  2. 保険窓販フロントアプリ® 注2における保険料振込のペーパーレス手続機能/勘定系システム等注3への連携インターフェース

1の保険料振込向けデータ還元のみを利用する事も可能です。また、各行が保険窓販フロントアプリ®以外のシステムで保険料振込のペーパーレス手続機能を実装する際は、2における業務フローを参考情報として提供します。

図2:サービス提供範囲

図2:サービス提供範囲

今後について

本サービスのファーストユーザーとして、池田泉州銀行が2023年11月利用開始予定です。
NTTデータは「銀行保険販売手続の完全ペーパーレス化」「保険募集キットのペーパーレス化」によるSDGsへの貢献ならびに保険業界、銀行業界双方の業務効率化を目指しています。本サービスは上記達成に向けた1ステップであり、引き続き保険業界/銀行業界を”つなぐ”ことで、保険販売業務のデジタル化を加速していきます。注4

図3:SDGs貢献と保険業界/銀行業界双方の効率化 推進スキーム

図3:SDGs貢献と保険業界/銀行業界双方の効率化 推進スキーム

注釈

  • 注1
    • 保険窓販フロントゲート®は、ペーパーレス保険設計/申込等のコンテンツ(生命保険会社提供)を金融機関代理店のタブレットやパソコンで利用可能にするサービスです。
      2017年よりNTTデータが提供しており2023年4月現在、金融機関 約60社が利用中です。
    • NTTデータ保険会社共同ゲートウェイは保険会社と保険代理店をつなぐ業界基盤プラットフォームです。2002年よりNTTデータが提供しています。保険代理店と保険会社間のシステム連携をWEBベースで実現します。
      https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/insurance_gateway/
  • 注2 保険窓販フロントアプリ®は、金融機関代理店の保険販売業務向けフロントコンプライアンスシステムです。2023年4月現在、金融機関約20社が採用しています。
  • 注3 池田泉州銀行では地銀共同センタのService Engagement Hub(SEHub)へ連携を行います。
    https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2021/102801/
  • 注4 保険提案・申込手続についても、2017年の電子化開始当初より保険業界/銀行業界双方の協議に基づいた利便性向上を行っており、アフターフォロー領域へも範囲を拡大した上で継続中です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
西原
E-mail:nttdata-pr-inquiries@am.nttdata.co.jp

サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
コンサルティング&セールス担当
岡本、上野、長谷部
TEL:050-5546-9642
E-mail:gr_hrok@kits.nttdata.co.jp

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