2019年1月17日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、オープンAPIやデジタル技術を活用した新たな「デジタルオンリーバンクソリューション」の提供に向け、第一弾として海外で実績のあるMambu社のクラウド型勘定系サービスの日本での初期技術検証が完了しました。
本取り組みにより、金融機関の既存システムと独立したセカンドブランドやデジタルオンリーバンクの設立、および非金融機関の顧客向けサービスに対するトランザクションレンディング注1などの金融機能の追加等、新たな金融サービスの立上げニーズに対してビジネスモデルの構築検討からシステムの提供まで一貫したサポートを提供します。
NTTデータは今後、「OpenCanvas®」の活用も踏まえ、既存システムへの影響を最小化しつつ新たなバンキングサービスの提供を考える金融機関・非金融機関との実証実験を通じて、2019年度以降の本格的なサービス開始を目指します。
海外ではAI、ビッグデータ、IoT、ブロックチェーン等のデジタル技術の急速な発展と政府主導の規制緩和により、オープンバンキングと呼ばれるオープンAPIを前提としてさまざまなFinTechサービス等を組み合わせる形態での新たなプレイヤーの参入や既存金融機関によるセカンドブランドの設立が相次いでいます。
日本においても金融サービスは大きな転換点にあり、金融機関では、オープンAPIやデジタル技術の活用により、これまでは注力できていなかった顧客層に対する金融サービスの提供や、次々と生まれる新サービスへいち早く対応するニーズが増加しています。また、非金融機関では、トランザクションレンディングなど既存の顧客向けサービスに対する金融機能の提供ニーズが増加しています。
NTTデータは、長年にわたり金融機関向け勘定系サービスを提供してきた実績・ノウハウをもとに、これらの新たなオープンバンキングのニーズに応えるため、オープンAPIベースのクラウド型勘定系を活用した「デジタルオンリーバンクソリューション」注2の提供に向けた本格検討を開始しました。
今回、NTTデータは、検討の第一弾として多くの金融機関やFinTech企業での実績があるAWSクラウド注3上で稼動し、海外58カ国の金融機関や非金融機関で商用サービスを提供しているMambu社のクラウド型勘定系サービスの初期技術検証を日本で初めて完了させ、BeSTA FinTech Lab®注4にてスマートフォン上のアプリと連携する簡易デモを開発しました。
現在、法人分野や公共分野など非金融機関向けに多くの社会インフラやサービスを提供する事業本部と連携し、大手金融機関を含む複数の企業と「デジタルオンリーバンクソリューション」のビジネスモデルの検討を開始しています。今後は、金融機関や非金融機関のニーズを確認しつつ、「OpenCanvas」の活用も踏まえた具体的なサービス内容や実現方式等の検証を進めます。
欧米や中国のオープンバンキングの動向やこれまでの「デジタルオンリーバンクソリューション」の検討・検証内容について、新たな金融サービス提供を迅速に実現したいと考えるお客さまを対象に、セミナーやワークショップを開催します。
また、本「デジタルオンリーバンクソリューション」の提供により、金融サービスを軸としつつ、地域社会やコミュニティーのさまざまな課題解決も含めた新しいプラットフォームへの拡張を目指します。
株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
ビジネス企画室
竹倉、江崎、河原
TEL:050-5545-1733
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