オープンAPIの市場「API gallery™」を公開、Fintech企業や金融機関など26団体が参加 ~2021度中に金融機関と企業あわせて200団体以上の参加を目指します~

サービスインフォメーション

2021年10月6日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は2021年10月6日、誰でも無料でAPI注1を登録/検索できる金融APIマーケットプレイス「API gallery™」をウェブ上で公開します。公開と同時に金融機関と企業あわせて26団体が、APIとAPIを含むソリューションのプロバイダーとして既に参加しています。API gallery上では本日から、これら26団体が提供するAPIやソリューションを誰でも無料で閲覧できます。
API galleryは、フィンテック企業や自治体など「API利用者」と金融機関など「API提供者」をつなぐオープンなプラットフォームです。API利用者は特定の企業や団体のAPIに縛られず、幅広いAPIを無償で検索できます。API提供者はAPIを無償で公開でき、API利用促進を通じて自らのサービス普及につなげられます。NTTデータは2021年8月31日にAPI galleryを発表し、あわせてAPI提供者を募集してきました。
日本最大の金融APIエコシステムへ成長させるため、2021度中に金融機関/企業を合わせて200団体以上の参加を目指します。2022年1月をめどにSlack等を活用したAPI利用者同士のコミュニティー機能も追加する予定です。

背景

API gallaryは、特定の企業/団体のAPIに縛られずにパブリックな立場でAPIの利用を促進する金融APIマーケットプレイスです。企業に限らず個人でもAPIやAPIを含むソリューションが閲覧でき、利用料は無料です。APIの検索、仕様やユースケースの確認、APIテストの申し込み、APIの掲載などがすべて無料で利用可能です。
「API gallery」ウェブサイトURL:https://api-gallery.com/
NTTデータは2021年8月31日にAPI galleryを発表し、あわせてAPI提供者(プロバイダー)の募集を呼び掛けていました注2。このたび公開の準備が整ったことから、本日2021年10月6日からAPI galleryをウェブ上で公開します。

「API gallery」のTOP画面イメージ(上)とソリューション詳細画面イメージ(下)図1:「API gallery」のTOP画面イメージ(左)とソリューション詳細画面イメージ(右)

図1:「API gallery」のTOP画面イメージ(上)とソリューション詳細画面イメージ(下)

図1:「API gallery」のTOP画面イメージ(左)とソリューション詳細画面イメージ(右)

登録企業一覧

2021年10月6日時点で、APIとAPIを含むソリューションの提供者として参加している金融機関と企業は合計で26団体(金融機関:4、FinTech企業:19、一般企業:3)です。各団体の詳細については以下のウェブサイトをご覧ください。API gallery上では本日から、参加団体が提供するAPIやソリューションを誰でも無料で閲覧できます。

https://api-gallery.com/providers/(※参加団体は随時で更新します)

今後について

NTTデータは引き続き、API提供者を募集します。日本最大級の金融APIエコシステムへ成長させるため、本年度中に金融機関と企業合わせて200団体以上の参加を目指します。
問い合わせ窓口:api-ichiranmado@kits.nttdata.co.jp
2022年1月をめどにSlack等を活用したAPI利用者同士のコミュニティー機能も追加する予定です。

API galleryは、NTTデータが2020年10月に発表した新しい金融IT戦略である「Open Service Architecture」に基づいた取り組みとなります。API galleryによるAPI利用促進をはじめ、多くのステークホルダーとともに金融ITのオープンイノベーションを推進し、ポストコロナに求められる新しい社会の実現を目指します。

注釈

  • 注1Application Programming(API):各種システムやサービス(Webサービス等)を利用するアプリケーション(Application)を開発 (Programming)するためのインターフェース(Interface)です
  • 注2オープンAPIの市場「API gallery™」を2021年10月に開設
    https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2021/083100/
  • 「Open Service Architecutre」「豊洲の港」は日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
  • 「API gallery」は日本国内におけるNTTデータの商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
岡林
TEL:050-3644-3163

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
バンキング統括本部
OSA推進室
青柳、島村、渡邉
E-mail:api-ichiranmado@kits.nttdata.co.jp

参考1:「API gallery」の具体的な特長

1.特定の企業/団体に縛られず幅広いAPIを中立的に掲載

銀行、FinTech企業、行政など、幅広いAPI提供者が作成したAPIを中立的に掲載します。銀行については、当社のAPIサービス利用していない銀行のAPIも掲載します。利用者は特定のAPI提供者に縛られずに、用途に応じて最適なAPIを選べます。NTTデータは、当社や特定の企業/団体のAPIだけを掲載するのではなく、パブリックな立場でAPIの利用を促進します。

図1:「API gallery」全体概要

図1:「API gallery」全体概要

2.ソリューション単位の検索でビジネス活用が容易に想定可能

APIだけでなく、APIを包含したソリューションも掲載します。利用者は必要に応じてAPIとソリューションどちらからでも検索できます。APIはマイクロサービス化されており、単体だとユースケースが分かりにくい場合があります。APIを含んだソリューション単位での検索を可能にすることにより、API利用者は実際のビジネスシーンにおける活用方法を想像することが可能となります。

3.コミュニケーション機能でビジネス創発を促進

2022年1月にめどにSlack等と接続し、API利用者同士のコミュニティー機能も追加する予定です。API提供者とAPI利用者が直接コミュニケーションし、既存のAPIに関する問い合わせや新しいAPI等に関するアイデア交換などが可能になります。APIをきっかけに、ビジネスの創発につながる場とすることを目指します。

参考2:Open Service Architecture(OSA)について

「Open Service Architecture(OSA)」は、ポストコロナに求められる新しい金融ITの姿を具体化した標準アーキテクチャーです。NTTデータが提供する基盤だけではなく、パブリッククラウドも活用した「Open Platform」と国内最大級のAPIエコシステムである「Open API」により、金融機関/行政/企業の「Open Innovation」を実現します。NTTデータは「Open Service Architecture」を活用し、多くのステークホルダーとともに金融ITのオープンイノベーションを推進し、ポストコロナに求められる新しい社会の実現を目指します。

図2:「Open Service Architecuture」コンセプト

図2:「Open Service Architecuture」コンセプト

- NTTデータは、「これから」を描き、その実現に向け進み続けます -