BizXaaS Office®でクラウドプリントとデータレスPC™を新たに提供開始 ~印刷のための出社をなくし、PCのセキュリティーを強化することでテレワークを推進~

サービスインフォメーション

2022年9月30日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、10月1日から、新しい働き方を創出するエンタープライズ・プラットフォーム注1BizXaaS Office(以下:BXO®)の新サービスとして、クラウドベースの印刷ソリューション「ユニバーサルプリント」とデータレスPC「BXO Managed データレスPC」の提供を開始します。
今回追加する新サービスは、企業が抱えるテレワークならではの課題を解決するものです。クラウドプリントはインターネット経由でいつでもどこからでも印刷を可能とすることで、「印刷業務をするために出社しなければならない」といった利便性上の課題を解決します。データレスPCはローカルにデータを保存しないことでセキュリティー上の不安解消に寄与します。
さらに、最新かつ堅牢で安定したテレワーク環境を提供するため、2025年にサポートが終了されるWindows 10からWindows 11への移行を検討されているお客さま向けに、移行適合性検証などを含む移行サービスの提供を開始します。Windows 11への移行に合わせてゼロトラスト環境への最適な刷新方法も提案可能です。
また、企業におけるクラウド活用時のセキュリティー管理を実現するサービス群において、新たな認証機能としてOktaのCustomer Identityソリューションのライセンス取り扱いを開始し、主に従業員が利用する社内システムやSaaSの認証に使われるOktaと、主に一般消費者が利用するECサイト等の認証に使われるAuth0の両方を、BXOで提供開始します。
今後もNTTデータは、BXOの提供を通じて、利便性とセキュリティーを両立させたデジタルワークスペースの実現を目指して段階的にサービスを拡張し、お客さまの生産性と社員エンゲージメントの向上に貢献します。

背景

社会情勢や企業活動が大きく変化する中、急速にテレワークが浸透したものの、企業では「プリンターが設置されている拠点でないと印刷ができないため、印刷の際は都度出社しなければならない」、「社外でFAT端末を使用したいが、端末にデータが保存されてしまいセキュリティーが不安」といったテレワークならではの課題に直面するケースが増えています。BXOではこうした課題を解決するため、新たに、インターネット経由でいつでもどこからでも印刷が可能になるクラウドプリントと、ローカルにデータを保存しないデータレスPCの提供を開始します。
また、最新かつ堅牢で安定したテレワーク環境を提供するため、2025年10月14日にサポートが終了することが明らかになっているWindows 10から、Windows 11への移行検討を開始する企業向けに、移行適合性検証などを含む移行サービスの提供を開始します。

概要・特長

今回BXOに追加する4点の新サービスの特長は以下の通りです。

(1)クラウドプリントでいつでもどこからでも印刷が可能

Microsoft 365のクラウドベースの印刷ソリューションである「ユニバーサルプリント」の提供を開始します。ユニバーサルプリントはオンプレミスの印刷サーバーが不要で、クラウドベースのためインターネット経由でいつでもどこからでも、許可されたプリンターからの印刷を可能にします。端末へのプリンタードライバーのインストールも不要です。このサービスにより、ユーザーは場所を選ばず安全に印刷が可能となり、印刷業務のためだけに出社する必要がなくなることで業務の効率化に寄与します。さらに、さまざまなメーカーのプリンターの正常性確認やアクセス管理をクラウド上で実施することができるため、管理者の運用負担の軽減も可能です。

通常プリント方式

クラウドプリント方式

図1:通常プリント方式とクラウドプリント方式の違い

(2)データレスPCで高セキュリティー環境での業務を実現

BXO Managed データレスPCは、従来BXOが提供しているBXO Managed セキュアFAT(FAT端末に、ドライブ暗号化、MDMやEDR等のエンドポイント保護を導入した高セキュアな端末)と組み合わせることで、FAT端末の利便性を享受しつつ、より強固なセキュリティー環境を実現します。ユーザーがアプリケーションで作成したドキュメント等のデータをクラウドストレージに自動保存し、保存後はローカルディスクからファイルを削除するため、端末のローカルディスクにユーザーデータを残さない高セキュリティーな業務環境を提供します。
データレスPCはセキュアFATと同様にセキュリティー設定を含む初期設定やアプリのインストールなどを行うことなくユーザーへPCの提供ができ、IT管理部門の運用負荷軽減にも貢献します。

図2:データレスPCの概要図

図2:データレスPCの概要図

(3)Windows 10からWindows 11への移行サービスを提供

2025年10月14日をもってWindows 10のサポート終了が発表されました。これに伴い、Windows 10からWindows 11への移行を検討されているお客さま向けに、移行適合性検証などを含む移行サービスを提供します。こちらは、導入前の課題整理から導入後の運用サポートまで一貫して提供しているBXO Professional Consulting & Support(以下:BPCS)注2のサービスラインナップとして新たに追加するものです。
移行適合性検証、移行方式の策定など、NTTデータが蓄積した知見を生かし、Windows 11への移行に合わせてゼロトラスト環境への最適な刷新方法も提案可能です。

(4)BXO Managed IDaaSにてOktaのCustomer Identityソリューションのライセンス取り扱いを開始

企業におけるクラウド活用時のセキュリティー管理を実現するBXO Managed Workspace Security(BMWS)注2のメニューの一つで、認証機能を提供するサービスのBXO Managed IDaaSにて、OktaのCustomer Identityソリューションのライセンス取り扱いを開始し、主に従業員が利用する社内システムやSaaSの認証に使われるOktaと、主に一般消費者が利用するECサイト等の認証に使われるAuth0の両方を、BXOで提供開始します。
これによりBXOでは企業の従業員向けのWorkforce Identity領域とともに、主に企業のエンドユーザー向けとなるCustomer Identity領域を合わせてワンストップで認証領域のオファリングを提供します。

図3:BizXaaS Office ラインナップ図

図3:BizXaaS Office ラインナップ図

今後について

今後もNTTデータはBXOの提供を通じて、利便性とセキュリティーを両立させたデジタルワークスペースの実現を目指して段階的にサービスを拡張し、お客さまの生産性と社員エンゲージメント向上へ貢献します。

注釈

  • 注1エンタープライズ・プラットフォームとは、企業や官公庁向けのIT基盤環境の中でも全社共通の中核的な環境と本ソリューションでは定義しています。
  • 注2「BPCS」「BMWS」の詳細についてはWebサイトをご覧ください。
    https://www.bizxaas.com/application/office/
  • 「BizXaaS Office」および「BXO」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • BXO Managed データレスPCは、横河レンタ・リース株式会社の次世代ローカルデータ保護ソリューションである「Flex Work Place Passage Drive」を採用しています。「Flex Work Place Passage Drive」、「データレスPC」は、横河レンタ・リース株式会社の商標または登録商標です。
  • Microsoft、ユニバーサルプリント、Windows 10、Windows 11は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
遠藤、根岸、服部
TEL:050-5546-8703
E-mail:bxo-sales@kits.nttdata.co.jp