ビジョン浸透に向けた取り組み
NTT DATAでは、10年後に目指す姿を表したGroup Visionの達成に向けて私たちが大切にする価値観を表現したValuesの浸透に努めています。
Valuesを心掛けて行動するためには、業務遂行の中でどのようにValuesを活かせるのかを一人ひとりが実感する必要があることから、仕事をともにする仲間たちと対話をする機会を設けています。
毎年、創立記念日(5月23日)の週をValues Weekとし、NTTデータ社員が職場の同僚たちとValuesについて語り合うワークショップを全世界で開催しています。
社員エンゲージメント調査の実施(日本/毎年、グローバル全体/隔年)
「To be a No.1 employer, for the best talent worldwide!」を目標として、社員の状況と声を把握するためグローバル全社員を対象にエンゲージメントサーベイを実施しています。海外グループでは「One Voice」として2年に1度、日本国内では2022年以降、グループ共通システムエクスペリエンスPF(Qualtrics)による「NTT 統一エンゲージメント調査」として毎年実施しています。2023年度は、海外を含む当社グループ連結*1で、「NTT DATAで働くことを誇りに思う」と答えたエンゲージメントが高い社員は83%、国内*2では71%でした。
また、調査結果を踏まえて、グローバル全体でサーベイ結果を適切に読み解くワークショップを実施し、前回の結果と比べながら各社が実行してきた活動の今回結果への寄与を確認し、実行計画を検討しています。本サイクルを回しながら社員のエンゲージメントの維持・向上と、より良い職場づくりに取り組んでいます。国内においては、社長をはじめとした経営幹部と社員との対話や情報発信を定期的に行っています。佐々木裕社長と社員との対話イベント「YUTAKAと語ろう」が2023年9月から開始され、これまでに20回以上開催しています。若手社員が10年後のNTT DATAを描き、幹部に提言する「未来を語る100人プロジェクト」の提言を受けて、所定労働時間の2割を「自分で見つけたやりたい仕事」に使うことができるデュアルキャリアプログラム(社内兼業)を2024年度から導入しました。また、国内事業会社では、社員のイノベーティブな活動を後押しするための取り組みとして、社内ベンチャー制度をアップデートし、2023年12月より開始しています。更に、コミュニティの自主性を尊重しつつ、その活動を支援・促進し、多様な力を総合力に変えていく仕掛けとして「社内コミュニティ支援制度(ERG)」のトライアルを2024年度下期より開始します。社員の声が企業運営に反映される風通しの良い会社づくりを通し、社員エンゲージメントの更なる向上を目指していきます。