顧客本位の保険代理店業務支援システム「WiseOfficePlus™」の本格提供開始

背景

近年、利用ツールの多様化やオンラインコミュニケーション、個人情報保護への関心の高まり等、保険代理店を取り巻く環境の変化が加速しています。また、保険代理店業務では態勢整備の厳格化や法令遵守の徹底、より高品質な顧客対応等、多岐にわたる要望への対応に向けて、これまでの体制や業務運営の改革が求められています。
これらの課題を解決するため、強固なセキュリティーを維持しつつ、マルチデバイス対応やレスポンシブデザインの採用、API連携といった、多様化するニーズに対応した「WiseOfficePlus」の販売を2023年2月から本格的に開始します。

NTTデータは2002年から保険代理店向け契約・顧客・案件管理サービス「WiseOffice^®」の提供を開始しました。2012年からはオプションサービス「お客様意向確認ナビ^®」などの機能拡充や改善、法制度への対応を充実させた「WiseOffice2」を通じて、保険代理店業務の品質向上に寄与してきました。これらを通じて培ったノウハウを活用し「WiseOfficePlus」では厳格化する保険代理店管理態勢への対応や、多様化する保険代理店業務の拡大に備え外部サービスとの連携を見据えた拡張性を具備することにより、保険代理店業務のニーズに対応したサービス提供を目指します。

WiseOfficePlusの特長

図：「WiseOfficePlus」サービス構成図

WiseOfficePlusは保険代理店向けに、契約・顧客・対応履歴を含む案件管理や営業支援機能を提供するASPサービスです。特長は以下の通りです。

1．強固なセキュリティー

システム接続に、生損保の共通ネットワークである「NTTデータ保険会社共同ゲートウェイ^注」を利用することで、ほぼ全ての保険会社の商品の管理が可能となっています。「NTTデータ保険会社共同ゲートウェイ」からログインして本サービスを利用することで、保険会社のセキュリティー基準を満たしたセキュアな環境で重要データを取り扱うことができます。

2．ユーザービリティーの向上

インターネット接続環境があれば、PC、タブレットなどデバイスを問わず、Webブラウザー、MicrosoftExcelのみで簡単に導入できます。現在はGoogleカレンダーとの連携により出先でもスケジュール登録が可能ですが、今後もAPIによる外部との連携機能の実装を予定しており、連携可能なサービスをさらに拡大していきます。

3．態勢整備や法令遵守に貢献する機能の充実

オプションサービスとして提供している「お客様意向確認ナビ」のほか、2023年4月に改訂が予定されている「事業報告書（新様式）出力機能」、2021年に改正された「保険会社への総合的な監督指針」でも言及されている、公的保険制度を踏まえた保険募集をサポートする「公的保険説明コンテンツ」の導入など、さまざまな機能追加を今後も予定しており、保険代理店の保険業法に即した顧客本位の業務運営を支援します。

機能一覧

今後の予定

今後はWiseOfficePlusへのAPIによる外部との連携機能や「事業報告書（新様式）出力機能」、「公的保険説明コンテンツ」、生命保険協会が発行する業務品質評価基準に対応する「アクセスログ管理機能」を追加予定です。
将来的にはWiseOffice2の後継として、WiseOfficePlusへ移行を予定しています。

参考：WiseOfficeラインナップ

NTTデータではWiseOfficeシリーズとして以下のラインナップを提供しています。

• 「WiseOffice2」（クラウドサービス型）
• 「WiseOfficePlus」（クラウドサービス型）
• 「BizWise^®」（カスタム構築型）