法人向けマルチバンクサービス「BizHawkEye®」、グループ会社横断の資金管理機能を6月より提供開始

~低コスト・短期間で始める資金管理により、資金効率化と利息負担軽減を実現~

トピックス

2026年5月13日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、複数金融機関の取引を同一画面で行える法人向けマルチバンクサービス「BizHawkEye®(読み:ビズホークアイ)」注1の追加機能として、グループ会社を横断した資金の一元管理を実現する「グループ資金管理オプション(以下、本機能)」注2の提供を2026年6月1日より開始します。
金利上昇を背景に、グループ会社を有する統括会社ではグループ内に分散した資金の最適化ニーズが高まる一方、主な対応策であるキャッシュ・マネジメント・システム(以下、CMS)注3には導入コストや運用負荷が高いという課題がありました。本機能を利用することで統括会社は、グループ全体の資金状況を横断的に可視化し、余剰資金の有効活用や借り入れの最適化を低コスト・短期間で実現できます。これにより、資金効率の向上や利息負担の軽減、迅速な経営判断が可能となります。
NTTデータはBizHawkEyeの本機能を通じて、グループ会社および統括会社の経理業務および資金管理業務の効率化を推進するとともに、2031年度末までに約2,400企業への導入をめざします。

背景

近年の金利上昇により、企業の借入金利負担は増加傾向にあります。特にグループ会社を有する中堅・大企業においては、グループ各社に資金を分散管理しているケースが多く、グループ企業数の増加も背景に、グループ内での資金の偏在が生じやすい構造となっています。その結果、グループ全体では資金余剰が存在する一方で、一部法人では借り入れを行っているなど、資金配分の非効率が課題となっています。
利息負担の抑制や資本効率向上の観点から、グループ全体の資金の余剰・不足の状況を横断的に把握し、余剰資金の有効活用や借入圧縮を図るCMSの導入が有効です。しかし、導入には数カ月以上の期間と一定規模の初期費用を要するほか、金融機関ごとの個別契約や専門人材による運用体制が必要となるなど、スピード・コスト・運用の各面で課題がありました。そのため、導入は主に大企業に限られ、中堅企業への導入は進んでいない状況です。
NTTデータは、こうした課題に対し、「BizHawkEye」が備えるマルチバンク基盤を活用することで、複数金融機関をまたいだ取引が可能かつ、低コスト・短期間でグループ横断の資金管理を実現できる「グループ資金管理オプション」を提供します。
なお、NTTデータは金融機関の経営変革と地域社会の持続可能な発展を支援する新たな取り組み「ARISING®注4を推進しています。本案件はその取り組みの一環として位置づけられるユースケースです。

概要

2026年6月1日より提供開始する「グループ資金管理オプション」は、複数のグループ会社に分散した資金を横断的に可視化し、統括会社がグループ全体として最適な資金配置を実現するためのサービスです。大規模なCMSを導入することなく、グループを横断した資金管理をSaaS型サービスにより低コスト・短期間で提供します。グループ会社数が数社~数十社の中堅企業を中心に、幅広い企業の資金管理高度化を支援します。

図1:企業グループにおける資金管理の課題と解決イメージ

提供機能

  1. グループ横断の資金可視化
    グループ各社の口座残高や入出金情報を横断的に集約し、統括会社はグループ全体の資金の余剰・不足の状況をリアルタイムで把握できます。個社ごとの残高や入出金を確認できるため、資金滞留や過不足の早期把握が可能となります。
  2. マルチバンク対応
    「BizHawkEye」が備えるマルチバンク接続基盤を活用し、複数金融機関の口座情報を一元管理可能です。グループ全体の資金状況を単一プラットフォーム上で把握でき、金融機関ごとの分断を解消します。
  3. グループ内資金の集中管理および効率的な再配分
    グループ各社に分散している資金を統括会社へ集約し、資金が必要なグループ会社へ配分する仕組みの構築を支援します。資金移動は、目標額や指定額、残高全額などの条件設定やスケジュール設定による自動化が可能なため、
    運用の手間をかけずに、余剰資金を有効活用し、外部借入の抑制を実現できます。
  4. グループ内貸借管理の効率化
    資金移動に伴うグループ各社との貸借取引結果注5を可視化・出力することが可能です。これにより、利息計算や会計仕訳など後続業務への連携が容易となり、経理業務の効率化と正確性向上に寄与します。

グループ資金管理オプションの提供価格(税抜)

初期費用:
0円
月額基本料金:
30,000円
グループ会社追加料金:
1社あたり10,000円 3社までは無料
  • 統括会社は「BizHawkEye」契約済みを前提とし、オプション契約に際して課金する料金です。
  • 統括会社の管理対象となるグループ会社はBizHawkEyeの契約が必要となります。

今後の展開

NTTデータは「BizHawkEye」の本機能を通じて、グループ会社および統括会社の経理業務および資金管理業務の効率化を推進するとともに、2031年度末までに約2,400企業への入をめざします。
さらに、本機能を起点として、グループ会社における資金管理のさらなる高度化を推進していきます。将来的には、債権・債務管理や支払代行などの機能を統合し、CMSサービスの提供をめざします。あわせて、AIの活用により、資金繰り予測や資金異常検知、最適な資金配分のレコメンドなどの高度化にも取り組んでいく予定です。
これにより、グループ全体の資金をリアルタイムに把握し、最適な資金運用・調達を支援するとともに、財務リスクの低減および経営判断の高度化に貢献していきます。

図2:BizHawkEyeにおける今後のサービス開発ステップ(予定)

注釈

  • 注1 BizHawkEyeは、同一画面上で複数金融機関の取引が可能なクラウド型のマルチバンクサービスです。ユーザー企業は銀行ごとに異なるインターフェースやデータ形式を意識することなく、一度のログインで複数の金融機関との取引が可能です。この銀行横断の取引基盤を活用することで、従来は金融機関単位で分断されていた資金情報を一元的に管理でき、グループ全体の資金最適化を支援する「グループ資金管理オプション」の提供を可能としています。
    BizHawkEyeの詳細については下記をご覧ください。
    https://bizhawkeye.ne.jp/
  • 注2 グループ資金管理オプションの詳細・資料請求はこちら
    https://www.bizhawkeye.ne.jp/function/cms/group
  • 注3 キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)とは、企業グループの資金を一元的に可視化・管理し、効率的な資金運用を実現するシステムです。
  • 注4 地域金融を軸に地域社会の発展を支援する「ARISING」を始動
    https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2025/111300/
  • 注5 BizHawkEyeの資金集中配分機能を利用して行った取引に限ります。
  • 「BizHawkEye」「ARISING」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
インダストリビジネス担当
関東、浅田
E-mail:valuxg@kits.nttdata.co.jp