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新卒入社から大規模プロジェクトのチームリーダへ。ひたむきに「成長」を追い続ける、若きリーダの実像とは

「常に成長し続けられる環境に身を置きたい」。その純粋な想いを胸に、NTTデータの門を叩いた片岡麻理。入社3年目にして、日本の司法をデジタル化する大規模プロジェクトに参画し、チームリーダに抜擢されました。前例のない挑戦の裏には、幾多の困難と、それを一緒に乗り越えてくれた仲間たちの存在がありました。若き挑戦者の視点から、NTTデータで働くことのリアルなやりがいと、その成長環境に迫ります。

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成長し続けられる環境がここにあった。社会の基盤を支える仕事への挑戦

「就職活動では、とにかく自分が成長し続けられる環境を重視していました」。そう語る片岡のキャリア観は、学生時代に遡ります。空港という場所が大好きで、当初はスウェーデンへの留学経験も活かせる航空業界に興味がありました。

しかし、コロナ禍が社会を覆い、業界の採用は軒並みストップ。片岡はこの予期せぬ事態を、「パンデミックのような状況でも社会に必要とされ、成長し続けられる業界を見極める良い機会だった」と前向きに捉え、就職活動の方向をIT業界へと仕切りなおしました。

とはいえ、当時の片岡にITの知識はほとんどなく、就職活動を始めるまでNTTデータの社名も知らなかったと言います。

そんな片岡が数あるIT企業の中からNTTデータを選んだのは、公共・社会基盤分野が開催していたプロジェクト型のインターンシップに参加したのがきっかけでした。

インターンシップで出会った社員の論理的思考力や成長意欲の高さに圧倒されました。学生の質問に対しても、質問の意図を正確に汲み取り、論理的、かつ的確に答えてくれる。また、若手社員から管理職まで、誰もが最先端の技術を学び続ける意欲に溢れていて、ここでなら大きく成長できる、と確信しました。

いくつになろうが、学びがなくなれば、仕事は楽しくなくなる。そう考えていた片岡にとって、学び続けられるNTTデータの環境は魅力的に映ったと言います。入社後は、インターンシップで経験した公共・社会基盤分野を希望。社会の基盤を支え、社会的インパクトの大きい大規模システムに携わりたいという想いを抱き、NTTデータでのキャリアをスタートさせました。

入社後、片岡が最初に配属されたのは、国庫金キャッシュレスサービス「KOKO PASS」のアプリケーション開発プロジェクトでした。何もかもが初めての経験。そこには濃密な学びの日々があったと言います。

1年目は、本当に知らないことだらけでした。テストの進め方も、バグの原因究明方法も分からなくて。でも、周りの先輩やパートナ会社の皆さんが、ログの見方から改修のサイクルを、根気強く教えてくれました。できなかったことができるようになる。その一つひとつの積み重ねが成長の実感につながっていました。

しかし2年目を迎える頃、片岡は新たな壁に直面します。日々の業務に慣れ、成長のスピードが鈍化しているように感じ始めたのです。

自分にかかっている負荷が小さすぎると感じていました。同じことを続けていても成長はできませんし、このままでいいのだろうか、と悩む日々でした。

そんな焦りを抱える中、上司との面談で、片岡は正直な気持ちを打ち明けました。その熱意に応えるように、新たな挑戦の舞台が用意されることになります。それが、デジタルで日本の刑事裁判手続のあり方を変える、大規模プロジェクトでした。

「成長痛」の先に掴んだリーダの覚悟。自ら手を挙げた大規模プロジェクト

刑事裁判手続デジタル化プロジェクトは、全国の裁判所で行われる刑事裁判手続の書類をすべて電子化するという、まさに日本の司法のあり方を変える巨大なプロジェクトです。捜査の際に必要な逮捕令状や裁判の際に作成される調書といった書類も電子化の対象となり、実現すれば裁判官や検察、警察など多くのステークホルダの業務効率を劇的に向上させることに貢献できます。

裁判所業務は、デジタル化が進んでいない「最後の領域」とも言われています。これほど社会的意義の大きな仕事に携われるチャンスはそうそうないと感じました。だからこそ、何か大きな経験を積みたいと思ったんです。参画したのは、プロジェクトが動き始めたばかりの頃でした。先輩社員が行う業務要件のヒアリングに同席し、基本設計に入るタイミングで「お客様との仕様調整を主管として担当したい」と前のめりに手を挙げました。

熱意が認められ、片岡は入社3年目ながらチームリーダを任されることになります。

就職活動をしていた頃から、いずれはプロジェクトマネージャになることを思い描いていました。そのためにも、早い段階でリーダを経験したいと考えていたんです。

明るいスタートに見えたリーダとしての一歩。しかし、想像以上に険しい道のりが待っていました。

リーダになった途端、視界が一変しました。これまでは自分のタスクにだけ集中すればよかったんです。しかし、リーダはチーム全体の進捗や品質、そして1〜2ヶ月先の業務まで、すべてに責任を負わなければなりません。目の前の課題に対処しているうちに先々を見据えることがおろそかになり、限られたリソースの中で懸命に作業してくれているメンバに、多大な迷惑をかけてしまうことになりました。

プロジェクトの難易度は高く、チームの作業は難航しました。リーダになって数ヶ月間は、片岡にとって苦難の日々だったと言います。それでも、片岡は逃げ出しませんでした。

これは「成長痛」。新しいことに挑戦し、成長しているからこその痛み。この経験が、いつか自分を強くしてくれるはずだと信じ、がむしゃらに前を向いていました。

お客様から業務をヒアリングし、メンバと議論を重ね、システムという形にしていく。そのプロセスには、苦しさを上回る面白さもあったと片岡は振り返ります。

上司や先輩たちのアドバイスも糧にしながら、ひたすら前へ進むうちに、一筋の光が見えてきました。もがきながらもプロジェクトに取り組むうちに、徐々に進捗管理や品質管理などの業務が、以前よりもスムーズに遂行できるようになっていったのです。

そこに明確なターニングポイントがあったわけではありません。片岡が投げ出すことなく、ひたむきに自身のミッションに向き合い、メンバたちと丁寧なコミュニケーションを重ねることで、少しずつ開けてきた光景。「自分が成長できている」という実感と、プロジェクトの前進は、片岡を大きく勇気づけた経験でした。

「人」の魅力が支えた成長の軌跡。理想のプロジェクトマネージャを目指して

困難な状況で片岡を支えたのは、NTTデータの「人」の魅力だったと言います。

プロジェクトの人間関係で悩んだことは、一度もありません。痛感したのは、私のマネジメント力不足。それだけでした。

確かに経験は不足していたかもしれません。それでも片岡が全力でプロジェクトに向き合っていることを、チームの誰もが理解していました。そんな片岡に対して、プロジェクトのメンバや周囲の先輩たちは親身にアドバイスや協力の手を差し伸べてくれ、見放すようなことは決してありませんでした。

膨大な設計書の山を前にして、諦めそうになったこともありました。しかし、その時もチームメンバが一丸となって対応に当たってくれました。あの時に生まれた一体感は忘れません。困難な状況を共に乗り越える中で、チームメンバとの信頼関係を築くことができたと思います。

少しずつ業務知識が身につき、メンバと対等に話せるようになるにつれ、コミュニケーションはさらに円滑になっていきました。

加えて、片岡の成長を支えたのは、入社当初から同じプロジェクトであり、公私ともに信頼を寄せる先輩社員の存在でした。プロジェクトマネージャとして第一線で活躍する彼女の存在は、片岡にどのような影響を与えたのでしょうか。

入社1年目の時から慕っており、心から信頼できる私の目標になっている先輩です。「言いにくいことも気軽に言えるようなチームの雰囲気作りも大切。小さなエラーやトラブルの早期発見が円滑なプロジェクト運営につながる」と教えてもらったことは、今でもプロジェクトを運営するにあたり大事な指針となっています。

さまざまな「人」に支えられ、困難を乗り越えた経験は、片岡の自信にもつながりました。そして、NTTデータへの印象の変化もあったと言います。

NTTデータは、システム開発会社ではあるものの、「マネジメントに強い会社」なのだと実感しています。 “マネジメントをする”ということは、突き詰めて言えば、“意思決定をする”ということ。NTTデータでは、プロジェクトマネージャだけでなく、リーダも、技術者も、常に主体的に意思決定することが求められます。マネジメント力を磨くのに、この上ない環境だと感じています。

さらに、理想のプロジェクトマネージャ像を尋ねると、こんな答えが返ってきました。

スピード感と柔軟性を兼ね備えたプロジェクトマネージャになりたいです。限られたリソースの中で、素早く意思決定していくことが重要です。そして、一度意思決定をした後も、判断が間違っていたり、状況が変わったりすることは珍しくありません。そんな時には、すぐに軌道修正できる柔軟性も持ち合わせたプロジェクトマネージャを目指しています。

片岡の言葉の裏側には、これまでに積み重ねてきた経験や、先輩たちの姿が見え隠れします。「いずれは大規模システム開発のプロジェクトマネジメントにも挑戦したい」と語る片岡の目は輝いていました。

入社前から「成長したい」という純粋な想いを原動力に、「成長痛」も厭わず、難易度の高い道を歩み続ける片岡。彼女の成長の物語は、まだまだ未来へ続きます。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです