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金融システムの転換点を基盤から支える、PMの成長環境

日本の金融・経済を支える金融ITインフラの構築や運用に長年携わってきた株式会社NTTデータ。金融システムにおける信頼性と先進性の両立を実現し、基盤技術力のさらなる強化を図るべく、2024年7月に金融高度技術本部を設立しました。NTTデータだからこそ携われる大規模プロジェクトやプロジェクトマネジメント業務の醍醐味について、同本部で基盤領域のプロジェクトを推進するPM(プロジェクトマネージャー)として活躍中の2名にお話を伺いました。

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金融分野を横断し、プロジェクトを技術で支援する「金融高度技術本部」

NTTデータの金融高度技術本部は、金融分野の横断組織として技術支援を行うことで、先進的で高難度な要件を持つシステムの実現を目指す組織です。金融システムにおける信頼性と先進性の両立を実現するための基盤技術力のさらなる強化を図り、金融分野の先進・先端プロジェクトの成功に貢献することと、技術ノウハウの蓄積や金融分野内での普及・展開を行うことを目的に2024年7月に設立しました。

現在は金融高度技術本部のなかでも、大規模基盤プロジェクトのPMを担当するメンバーの採用を強化しています。金融分野全体を横断する組織のため、メガバンク、共同利用型金融機関、地域金融機関など多彩なクライアントの大規模なプロジェクトに参画でき、特定の領域に偏らない「金融系システムの基盤領域に強いPM」としての汎用的なスキルを磨ける点がこの組織で働く魅力です。

日本経済を支えるプロジェクトで経験を積み、PMとして飛躍する

メインフレームのオープン化などが進んでいる時代背景から、当社が強固な関係を築いてきたクライアントのシステムにおいてもオープン化へ向けた取り組みを数多く予定しています。幅広い案件で基盤PMとしてキャリアアップしていきたい方、日本経済の屋台骨を支える高難度の大規模システムを通じて基盤領域の専門性やプロジェクトマネジメントスキルを向上させたい方からのご応募をお待ちしています。

大規模案件で実現する、技術力と推進力を兼ね備えたPMへの成長

──橋野さんは2025年8月にキャリア入社されたそうですが、転職の経緯を教えてください。

前職の金融系のシンクタンクでは約3年間、証券会社向けシステムのインフラ領域を担当しました。高い安定性と信頼性が求められる環境で基盤の更改や運用保守を経験し、クライアントやベンダーとの折衝や設計業務に携わりました。

「技術者としての知見を広げたい」と転職を考えるなかでNTTデータにひかれたのは、より大規模なプロジェクトに挑戦できるからです。設計の規模感が大きくなれば、運用や性能の面で考慮すべき事項も増大します。そのような環境でチューニングや設計などに関わる技術力やプロジェクトにおける推進力を伸ばしたいと考え、入社を決めました。

──参画されているプロジェクトの概要と、担当業務を教えてください。

現在は、ゆうちょ銀行様のシステムのインフラを設計・構築・運用する、大規模プロジェクトに参画しています。私の所属する金融高度技術本部がプロジェクト内の基盤領域全体の統括を担い、他にも当社の業務システムや共通システムを担当するチームが複数参画するなど、金融領域の専門性を結集したチーム体制で臨んでいます。

そのなかで私は、デジタルバンキングシステムのデータベースサーバー担当として、データ移行や新規設計、性能試験などを推進しています。2026年春には数年に一度の大規模なハードウェアの更改を無事に終え、現在は年数回発生する継続的な更改に向けた準備を進めています。

──日々の仕事の流れを教えてください。

更改を控えた繁忙期は、午前中に報告事象を整理し、午後は報告会を実施します。クライアントのシステム担当の方々へ直接、基盤の変更内容や設計範囲を説明する機会も多くあります。その後は報告会で出た新たな課題についてチーム内で検討や相談を行います。こうした調整業務中心となる日は週に2~3日で、他の日は性能のチューニングや設計の見直しに充てています。

落ち着いている時期は、チーム内での課題の棚卸しや自主学習に時間を費やしています。例えば私は「AWS」や「Microsoft Azure」などのクラウドや、サーバー監視ツール「Datadog」の技術習得に励んでいます。

■プロジェクトを推進しながら、担当領域や技術の幅も広げていける

──入社後、どのような成長を実感されていますか。

当社のプロジェクトは関わる組織や人数が圧倒的に多く、技術的な検討だけでなく、複数組織との調整や認識のすり合わせも非常に重要です。当初は慣れない調整に苦労しましたが、全体像や意思決定のプロセスの理解に努めたことで推進力が磨かれました。システムの規模が大きくなるほど安定稼働を維持する難度も上がりますが、それに比例して達成できたときのやりがいも大きいです。

前職はネットワーク担当でしたが、入社してからサーバー領域の知見も深まりました。今のプロジェクトではPM業務と並行して自ら手を動かし、協力会社の方々と一緒に設計を進めていく場面が多く、新たな分野の知見や技術力を磨けている実感もあります。

──組織の魅力や橋野さんのキャリアビジョンもお聞かせください。

個人の裁量が大きく、ゴールまでのプロセスを自身で組み立てられる点が魅力で、今回のプロジェクトでも性能面のチューニングは私が中心となって推進しています。意欲が尊重され、機会を用意してもらえるため、全体のスケジュール策定など、担当領域にとどまらない業務にも挑戦できています。一方で、組織の規模が大きいからこそ、「周囲と連携し、チーム全体でフォローし合う」文化も根付いています。

金融高度技術本部にはクラウドやAIの最新動向に明るい方が多く、新しい技術やツールを活用した業務効率化の提案が常に飛び交っています。自社開発のエージェント型AI基盤「LITRON CORE」で社内外のナレッジを参照できるなど、学習環境も充実しています。

今後はクラウド活用やモダナイゼーションを通じて安定性と新技術の導入を両立した基盤づくりに挑戦し、将来的にはプロジェクト全体を俯瞰して推進できる人材を目指したいです。

オープン化はメンバー共通の挑戦。連携しながら互いを高め合える組織

──武内さんのこれまでのキャリアの歩みを教えてください。

2016年に新卒で入社して以来、一貫して地方銀行様が共同利用するシステム「BeSTA(R)」に携わっています。

1~2年目はメインフレームのアプリケーション基盤領域で、機能追加や類似システムの初期構築に携わり、開発経験を積みました。その経験を生かして、3~5年目はハードウェア更改の推進や基盤チームのリーダーとしてPMを担当。「人をまとめていく仕事が好きだ」と気付いたのもこの時期で、社内資格の取得を経て9年目に課長代理に昇進しました。

6年目からはBeSTAをオープンシステムへ移行する大規模プロジェクトに参画しています。同プロジェクトは計画策定や動作確認を経て、現在は開発フェーズの中盤を迎えています。

──参画されているプロジェクトの詳細と、武内さんの役割を教えてください。

BeSTAのオープン化に向けた開発プロジェクトは、「統合バンキングクラウド」と呼ばれる仮想化基盤上で勘定系システムをオープン化するフレームワーク「PITON(R)」を活用しており、2028年の完了に向けて現在は結合試験から総合試験へ移るフェーズにあります。

プロジェクトには約400名が参画していますが、私は協力会社の方々を含めて約100名が所属するアプリケーション基盤チームのリーダーを務めています。10個ほどのサブチームを横断的に統括し、試験や開発計画の策定、方針の展開を担う役割です。

──PMとして、どのようなことを意識していますか。

約100名を率いるなかでも、機械的なタスク管理ではなく、一人一人と向き合うことを意識しています。特によく連携するサブチームのリーダーは20~30代が中心で、彼らが相談しやすい雰囲気や自律的に動ける環境をつくることを心がけています。

オープン化は多くのメンバーにとって初挑戦であり、これまでメインフレーム製品が担っていた機能を自分たちで開発する必要があるため、役割が曖昧なタスクやチーム間での認識のズレが発生しがちです。そのため、開発にあたっての背景や目的をクリアに共有して意思決定しやすい環境を整えることや、各チームのリーダーにヒアリングを行い、自分の意見を持ってチーム間の調整にあたることを意識しています。

■個人にとって未知の領域でも、全社の総力戦で乗り越えられる

──プロジェクトにおいて、壁を乗り越えたエピソードはありますか。

開発前の実機検証フェーズでは苦労しました。当時はオープン化やPITONの知識が乏しいなか、1年間で性能検証まで完了する必要があり、ゼロから体制やスケジュールを組み立てることが大変でした。

そんなとき、PITONチームや技術支援部門が勉強会を開いてくれ、知識の習得や体系化が進んだことで前進できました。「未知の領域も、全社の総力戦で挑めば実現できる」と思えた経験は、その後のプロジェクト推進にも生かされています。当時支援してくれたチームは、現在は金融高度技術本部に集約されているため、以前よりもさらに横の連携が取りやすくなっています。

──キャリア形成やスキルアップを支える環境はありますか。

PM・ITスペシャリスト・ITアーキテクトなど各自が目指したい専門性を深めていけるような社内資格制度が用意されていることに加え、PMP(R)やベンダー各社の認定資格など社外資格取得に向けた研修もあるため、必要なスキルを習得しながらキャリアを切り開ける環境です。多くのメンバーは複数領域の資格を取得しており、私も技術力のあるPMを目指して技術系の資格取得に励んでいます。

現在は各所でオープン化のプロジェクトが動き出しているため、大規模な案件に携わりたい方には最適な環境だと思います。オープン化の知見は既存のメンバーも日々身に付けている段階であり、スタートラインに差はないのでご安心ください。

当本部のプロジェクトに生かせるオープン系システムの開発知見をお持ちの方はもちろん、横のつながりを大切にし、多くの関係者と協力しながらプロジェクトを推進していきたい方のご応募をお待ちしております。

出典:ビズリーチ 掲載記事「株式会社NTT データ」(2026年6月18日公開)より一部再編

※掲載記事の内容は、取材当時のものです