チームリーダーとして、メンバーが力を発揮できる環境をつくる
──現在担当しているプロジェクトについて教えてください。
入社以来、しんきん共同システムの開発に携わっています。現在は次期システム更改プロジェクトにおいて、運用の自動化開発チームのチームリーダーを務めています。このプロジェクトでは、NTTデータが独自開発した、勘定系システムのオープン化フレームワーク「PITON®」を適用し、メインフレームからの移行を進めています。
「PITON®」の導入は、当社が提供する基幹系共同利用システム「MEJAR」に続く当社2例目のプロジェクトです。しかも、236の信用金庫が利用する大規模システムへの導入です。その中で私は開発の進捗管理や品質管理、ステークホルダーとの調整、チームマネジメントなどを担っています。
──業務を推進する中で大切にしていることは何でしょうか。
仕事をするうえで特に大切にしているのは、メンバーが開発業務に集中できる環境をつくることです。プロジェクトでは複数の課題やタスクが同時並行で発生します。そのため、私自身が先回りして優先順位を整理したり、対応方針を明確にしたりすることで、メンバーが迷わず業務に取り組めるよう心がけています。
また、スケジュールや設計内容などをできるだけ可視化し、チーム内で共有することも意識しています。認識のずれを防ぎながら議論できる環境があることで、より良い成果につながると考えています。
──そう意識されているのは、どのような経験や背景があるからでしょうか。
私自身、メンバー時代にプロジェクトの状況が可視化されることで、進行上のトラブルを避けることができたり、やるべきことが明確になったと感じる経験があったからです。そのため、プロジェクトの状況を“見える化”することで、メンバーが何をすればいいのか、行動しやすい環境を整えることを心がけています。
同時に、チームの雰囲気づくりも重要だと考えています。若手時代に意見を出しやすい環境を経験した際、その環境では自分らしく力を発揮できたと感じました。だからこそ、誰もが気兼ねなく相談や議論ができる風通しの良いチームをつくりたいと思っています。
想像と大きく違ったチームリーダーの仕事、上司に助けられながら乗り越えた
──これまでのキャリアの中で、成長の転機となった出来事を教えてください。
一番大きな転機は、現在のプロジェクトでチームリーダーを任されたことです。それまでは担当者として自分に割り当てられた範囲を中心に見ていましたが、チームリーダーになると状況は大きく変わりました。チーム全体の進捗や品質管理だけでなく、管理職や他チーム、お客様との調整など、より広い視点で物事を考える必要があります。
以前メンバーとして仕事をしていた当時は、自分の立場から見えている仕事がすべてだと思っていたので、チームリーダーも問題なくできると考えていました。しかし、実際に経験してみると、メンバー時代に想像していたリーダーの仕事とはまったく違いました。チームの先には、チーム全体・プロジェクト全体、そしてお客様がいます。そうした多くの関係者の視点を意識しながら判断する力が求められるようになりました。
──役割や業務の変化を、どう乗り越えたのでしょうか。
責任感で仕事を抱え込んでしまうタイプだったので、最初は負担を感じる時期もありました。しかし、当時の上司や現在の上司が定期的に相談の場を設けてくれたことで救われました。忙しい中でも毎週時間を取って話を聞いてくれたことは本当にありがたかったですね。おかげで「一人で抱え込まずに相談することも仕事の一部だ」と、自分の考え方を変えることができました。
こうした経験を通じて、個人の成長だけでなく、組織全体としてどのように前へ進めていくのかという視点も持てるようになりました。
組織でノウハウ・技術を学び合いながら、難易度の高い案件で成長できる
──プロジェクトを通じて得た知見を、どのように組織へ還元していますか。
「PITON®」適用プロジェクトを通じて得た品質向上の取り組みやプロジェクト運営のノウハウを整理し、後続案件へ共有・展開する活動にも携わっています。こうした活動を通じて、プロジェクトで得た知見を組織全体へ還元するとともに、自分自身も新たな視点を学んでいます。
本部内には複数の「PITON®」適用案件があり、案件横断で知見共有を行う場も設けられています。プロジェクト間でノウハウ共有や技術交流があり、他案件の工夫や課題を学べるため、自分の担当案件だけでは得られない視点を吸収できる環境があります。所属している金融高度技術本部には、組織全体で知識を蓄積し、次につなげていこうという文化があると感じています。
──金融高度技術本部の魅力を教えてください。
金融高度技術本部の魅力の一つは、メインフレームのオープン化という大規模かつ高難度なプロジェクトに継続的に携われることだと思います。通常であれば、一度大きな更改に携わると次回は数年後となるような大きなプロジェクトでも、金融高度技術本部では他の案件へと知見を引き継ぎながら次のチャレンジにつなげることができます。経験を積み重ねながら成長できる環境は大きな魅力です。
──今後の目標を教えてください。
私自身も、こうした環境に支えられながら成長することができました。現在はチームマネジメントが中心ですが、将来的にはより広い範囲でプロジェクト全体を見られる人財になりたいですね。また、どんな環境でもメンバーが働きやすいチームづくりを実践し、組織全体へ広げていければと思っています。
──この記事を読んでいる皆さんへメッセージをお願いします。
金融高度技術本部は「これをやりたい」と明確に決まっている人だけでなく、「いろいろなことに挑戦したい」という人にも向いている組織だと思います。基盤技術を軸にしながらも、さまざまなプロジェクトや役割に挑戦できる環境があります。難易度の高いプロジェクトで成長したい方には、非常に面白いフィールドだと思います。
私自身も入社当初から明確なキャリアプランがあったわけではありません。しかし、挑戦できる機会と支えてくれる仲間がいたことで成長することができました。今度は自分がメンバーの挑戦を後押しする側として、より良いチームづくりを続けていきたいと思っています。


