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“お客様のなか”からビッグデータ活用を推進する変革組織へ

AI・データ活用を起点に、デジタルでお客様のビジネスに成功をもたらす「デジタルサクセス®」を推進するData & Intelligence事業部。その中でデータ分析プラットフォームソリューションを担う「Trusted Data Foundation®」は、データ資産を分析・活用するための環境をオールインワンで提供しています。データ活用の分野でいま、お客様に求められていることとは?データマネジメント統括部 ソリューション担当 部長の立石良幾が、NTTデータの介在価値について語ります。

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豊富なサポート経験を持つNTTデータこそできる仕事

Data & Intelligence事業部は、企業のデータ活用分野におけるコンサルティングからソリューション提供、データ分析/管理業務代行、運用までをトータルに支援する部門です。公共・金融・法人すべての分野のお客様を対象に、AI・データ活用を起点にデジタルでビジネスに成功をもたらす「デジタルサクセス®」を推進。様々な業界の企業変革に貢献しています。

その「デジタルサクセス®」を支えるテクノロジー・ソリューションの中で、データ分析プラットフォームソリューションとしての役割を担っているのが「Trusted Data Foundation™」です。データ資産を分析・活用するための環境をオールインワンで提供するこのソリューションには、前身のビッグデータビジネス推進室の時代から行ってきた、様々な業界のデータ分析・活用ノウハウが蓄積されています。その実績をもとに様々なソリューションを提供。現在は機能拡大及び顧客デリバリを進めています。

お客様にとって、今後取り扱うデータがどれ位の量になるのか、それによってどれ位高い機能パフォーマンスを求めているのかを言語化することはとても難しいことです。一方で、データ分析プラットフォームの開発では、将来的に発生する分析ニーズに伴う非機能要件を前もって予測し、取り入れていかなければなりません。過剰に要件化してしまえばコストやスケジュールに大きな影響を与えるため、非常に難しい判断が求められます。そこで、お客様内の利用部門を含めた要件の合意形成を実現できるよう、全面的にリードすることに魂を込めています。

具体的には、まずお客様から取得した情報をはじめ中期経営計画、IR情報などあらゆる公開情報を入手し、仮説を立ててディスカッションペーパーを作成。お客様のIT部門とすり合わせを行った上で各利用部門との合意形成を進めることになります。いかに大変な作業ではあっても、「数多くのお客様のサポート経験を持つNTTデータがやるべきこと」と立石は付け加えます。

そのプロジェクトの中でお客様から要望をいただき、ソリューションに取り入れてプラットフォームを常に高度化させています。海外のユニコーン企業と新たなアライアンスを組み、お客様の要件を実現させることも私たちの仕事の醍醐味です。

パートナー企業とのエコシステムを強化し、お客様、パートナー企業、そしてNTTデータの間で「win-win-win」の関係を構築することも重要なテーマとなっています。

お客様の中でも明確でない答えを、一緒に追求できる醍醐味

お客様内の各利用部門との合意形成に、魂を込めている。そう語った立石ですが、入社して10年間業務システムの開発に携わっていた頃は、違う認識を持っていました。

周囲から「お客様の業務知識は、どんなに勉強してもお客様にかなわない」と言われ、そういうものなのかと受けとめていたのです。しかし、その後データ分析周りの基盤構築に携わり、お客様に質問をしても答えが出てこないことがあると知り、認識が180度転換しました。

業務要件を設計に落とし込む際には、ユースケース図や業務フロー図を駆使し、お客様の頭の中にあるものを引き出します。しかしデータ分析の領域については、お客様も漠然としたイメージしか持てないことが多いのです。こちらからお客様に入り込み、調査や仮説を重ねながら理由とともに解決策を提言する必要があることに、立石は気づきました。

お客様と一緒に課題を整理し、お客様との対話を通じて解決の合意形成を図ることで、信頼関係が生まれます。私達はお客様に満足して頂ける情報は何かを考え抜く必要があります。製品知識やクラウドの知識は、お客様の理解や納得に繋げることができて初めて実戦的な知識や技術力と言えると考えています。

異なる価値観や経験を持つ方と一緒に働きたい

上記のような理由から、データマネジメント統括部のメンバーは常にお客様との接点を持って活動しています。

Data & Intelligence事業部はNTTデータの中で新しい事業部です。また、推進室から事業部化された始めての組織でもあります。社内の公募制度を利用して異動した社員が多く、非常にモチベーションが高い社員で溢れていることが特徴です。

その表れとして、コンサルタント、データサイエンティスト、基盤エンジニアが密に連携しており、次工程以降で求められることを常に意識して業務に取り組んでいます。例えば、基盤エンジニアが分析プラットフォーム開発をする場合。データサイエンティストが分析をするにあたって、本当に使い勝手の良い環境を見極め、実運用のユースケースを想定しながら開発を進める、という具合です。

働きやすい環境ではあると思います。既存のメンバーに対してはもっと勉強して自身の考えを持ってほしい。ありきたりな型にはまらないでほしいと願っていますし、これから入社してくれる方には経験だけではなく異なる価値観を持ち込んでほしいですね。常に刺激に溢れた組織こそが、お客様に満足度の高い環境を提供できると考えています。

【参考】コンサルティング&ソリューション事業本部とは?

立石の所属するData & Intelligence事業部は、NTTデータのなかのコンサルティング&ソリューション事業本部に属しています。コンサルティング&ソリューション事業本部は、デジタル変革のためのソリューションやサービスによって、お客様の事業発展を支えるミッションを担う全社横断組織です。さまざまな業界のお客様に対して、ビジネス観点と磨き上げたソリューションで課題解決にアプローチし、お客様と共に、経営環境にイノベーションを起こします。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです