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日本企業のグローバル経営課題に寄り添う。SAP×データ活用で、製造業の経営変革を支える

NTTデータのSAP事業部は、日本企業としてのアイデンティティを持ちながら、グローバル規模での経営課題解決をリードする組織です。SAP S/4HANAの導入からデータ活用によるビジネス変革まで、エンドツーエンドで支援する同事業部。今回は、組織を牽引する第一SAP統括部長の山、そして現場の最前線で活躍するテクニカルグレード(TG)の六田、データ活用のエキスパートである太田の3名に、組織のビジョンやグローバルプロジェクトのリアル、そしてNTTデータで働く魅力について語ってもらいました。

目次

Profileこの記事に登場する人

Project プロジェクトの意義

製造業のグローバル経営基盤を刷新

日系大手製造業の海外展開に伴い、サプライチェーン管理や経営情報の可視化が急務に。国ごとの商習慣や制度の違いを乗り越え、グローバル標準となるSAPの導入ニーズが拡大しています。

SAPを共通言語に海外拠点と連携

言語や文化の異なる多国籍メンバーが集う中、SAPを共通言語として密に連携。NTTデータの高い技術力とプロジェクトマネジメント力を結集し、海外拠点への展開やデータ活用基盤の構築を推進しています。

データドリブンな意思決定を実現

基幹システムの刷新により、経営データのリアルタイムな可視化を実現。さらに蓄積されたデータをビジネス価値に変える分析基盤も整備し、AI活用も見据えた次世代のデータドリブン経営へと導きます。

日本発のグローバル企業として。SAP事業部が描くビジョン

NTTデータのSAP事業部は、近年急速な拡大を遂げています。この数年で人員は倍増しています。この背景には、製造業を中心としたグローバル企業からのSAP導入ニーズの高まりがあります。第一SAP統括部を率いる統括部長の山は、事業の現状について次のように語ります。

現在、私たちは日系製造業のグローバル企業をお客様とし、基幹システムを通じて経営変革を支えていくことをミッションとしています。企業がグローバルビジネスを展開していく上で、経営管理やサプライチェーン管理の基盤となるのがSAPです。SAPのニーズは世界的にも堅調であり、NTTデータとしても社内のリソースを集約し、SAP事業を拡大・強化しようとしています。

SAP事業部は大きく二つの統括部で構成されています。第一SAP統括部は、SAPのコアとなるERP領域、特にSAP S/4HANAの導入・展開を担うチームであり、大規模なプロジェクトマネジメントやSAPの基本的かつ深いナレッジを持つメンバーが多く在籍しています。

対して第二SAP統括部は、ERPに蓄積されたデータの活用や運用支援、周辺ソリューションとの連携による付加価値創出を担います。六田と太田は、この第二SAP統括部に所属し、それぞれの専門性を発揮しています。

グローバル市場におけるNTTデータの価値について、山はグループ全体としての規模感と、「日本発」企業ならではの独自性を強調します。

NTTデータのSAP部隊はグループ全体で見れば国内で1,000人以上、グローバルでは2万人規模のSAPコンサルタントを有しています。これだけのリソースを持つ日本発の企業というのが、私たちならではの特徴です。日本企業特有の文化や課題に寄り添いながら、グローバル規模での変革を伴走できるケイパビリティとマインドセットがある。これが私たちの最大の強みだと自負しています。

組織としての方針も明確です。法人分野全体に対して基幹ビジネスを拡大していく原動力となること。そして、若手や多様な人財が活躍できる場を作ることです。

私たちの組織は若いメンバーが多く、ポテンシャルを持った人財に溢れています。グローバルのプロジェクトが多いため、英語力を活かせる機会もあります。SAP事業部全体として拡大中であり、お客様の経営層に提言できる力を組織全体で養いながら、日本企業のグローバル展開を力強く支援していきたいと考えています。

SAPという共通言語で、国境を越えたプロジェクトをリードする

第二SAP統括部で活躍する六田は、2023年にNTTデータの高度専門職認定制度である「テクニカルグレード(TG)」の認定を受けています。入社以来、一貫してSAP領域に携わり、英国や米国など海外でのプロジェクト経験も豊富な六田。現在は日系大手製造業の北米拠点へのSAPグローバル展開プロジェクトをリードしています。

私が担当しているのは、化学メーカー様のグローバルテンプレートの北米展開です。サプライチェーンの分断リスクなどに対応するため、日本本社が策定した戦略に基づき、現地への導入を進めています。

グローバルプロジェクトには特有の難しさがあります。国ごとに異なる商習慣、文化、そして「当たり前」の基準の違い。しかし、そこにはSAPコンサルタントならではの面白さもあると六田は言います。

幼少期に海外で過ごした経験から、何か特化した強みを持てば国境を越えて認められることを学びました。私にとってその武器がSAPでした。今、バックグラウンドの異なる世界中の仲間と働く上で、SAPというシステムが共通言語になっています。言葉の壁や文化の違いがあっても、SAPの仕様やプロセスを通じて意思疎通ができ、一体感を持ってプロジェクトを推進できるのです。

また、六田がテクニカルグレードを志向したのは、SAPという自身の専門性を軸にキャリアを築きたいという思いからでした。従来のキャリアパスにとらわれず、スペシャリストとしての道を拓く。その姿勢は、組織内でも新たなロールモデルとなっています。

SAPを軸にしてきた私のキャリアは、あまり一般的ではないと自認していました。そんな中、上司からの勧めや周囲のサポートもあり、テクニカルグレードに挑戦することで、認定されてからは後進の育成や、自分のようなキャリアの可能性を伝えていきたいという意識が強くなりました。SAPの専門性を高め続けることはもちろん、それを組織全体の力に変えていくことも私の役割だと感じています。

六田が見据えるのは、今後、グローバルにおけるNTTデータのブランドをさらに高めるようなプロジェクトやアセットを創出することです。

生成AIの台頭は大きなチャンスだと考えています。AI時代を見据えた事例を今後も創出していき、お客様に新たな価値を提案していきたいですね。

イニシアチブを持って行動し、幅広いフィールドで活躍できる

2022年に中途入社した太田は、前職の外資系SI企業での経験を経て、NTTデータへ活躍の場を移しました。転職において重視したのは、スキルアップできる環境と、企業の立ち位置でした。

前職では外資系企業に在籍していましたが、本国主導の体制の中で、日本側が主体的に意思決定を行うことが難しい場面も多くありました。より自分たちが主導権を持ち、お客様の課題解決に直接向き合える環境で働きたいと考えるようになりました。加えて、長期的に成果を出し続けるためにはワークライフバランスも重要だと感じ、転職を決意しました。

現在、太田は二つのプロジェクトを兼務しています。一つは大手化学メーカーのお客様に対する、データ活用領域のリード。もう一つは、製薬メーカーのお客様向けのシステム改善プロジェクトのリードです。特に後者については、他のベンダが開発したシステムに対してパフォーマンス面の相談を受け、改善に取り組むという参画の仕方をしています。

レポート出力に時間がかかりすぎるという課題に対し、私は徹底的な分析を行い、処理時間を大幅に短縮しました。ERPには日々膨大なデータが蓄積されます。経営判断に不可欠なシステムにおいては、スピードもきわめて重要なのです。日々、さまざまなデータが生まれる中で、いかに適切に捌き、データ活用に繋げていくかは私たちの腕の見せ所です。

そんな太田がNTTデータに入社して感じたのは、お客様からの信頼と、プロジェクトマネジメント力でした。「トラブルが起きても人海戦術で乗り切るのではなく、正しいスキルセットを持った人財を配置し、組織として解決する力がある」と、太田は語ります。こうした強みは、結果として、個人のキャリアを考慮したアサインや、健全な労働環境にも繋がっています。

最後に、SAP事業部で働く魅力について、太田はフィールドの多様性を挙げました。

やりたいことに挑戦でき、伸ばしたいスキルを尊重してくれる環境があります。また、グローバルの経験値を積むことができるのもNTTデータの魅力です。

統括部長の山も、太田の言葉に賛同します。

フィールドの幅広さはSAP事業部で働くメリットです。幅の広さが、そのまま多様な人財が活躍できる環境に直結しています。また、部署全体として、お客様への価値提供に重きを置くマインドセットがあり、仲間と一緒に何かを作り上げ、提供することに喜びを感じる人には向いていると思います。

SAPという世界の共通言語を武器に、自らの価値を高めたい。そんな方にとって魅力的な環境が待っています。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです