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2012.10.25技術ブログ

要求工学知識体系(REBOK)をめぐる動向

世界初となる要求工学知識体系(REBOK(アールイーボック))は、世界中の研究者・実務者から注目を集めるようになってきました。

ここ数年「要求工学」の認知度が高くなってきています。「要求工学」は、情報システムやコンピュータを組み込んだ製品への顧客要求の獲得、分析、仕様化、妥当性の確認などを組織的に行うための技術体系、といわれています。

要求という言葉があるため、システム開発のいわゆる上流(例:要求定義)のみで活用するようなイメージをもたれるかもしれません。しかしながら、多くの人が実感されているように要求はシステム開発のライフサイクルを通して変更や追加、時には削除といったことが起こります。変化を考慮した上で、全プロセスにわたって要求を適切に維持・管理していくことも要求工学のスコープに入ります。

このような広範囲を対象とする要求工学について、情報サービス産業協会(JISA)では2008年より要求工学に関する調査委員会やワーキンググループを設置し、継続的に活動をおこなっています。2011年にはそれまでの活動をとりまとめ、世界初となる要求工学知識体系(REBOK)を刊行しました参考1

REBOKの内容は、要求工学やソフトウェア工学の国際会議において発表やチュートリアルが実施され参考2、3、世界中の研究者・実務者から注目を集めるようになってきました。また、情報処理推進機構(IPA)では現在、REBOKに基づいた要求工学の実践的な教育コンテンツの作成を進めています参考4

今後、国内外でのREBOKの利用が広がることで、要求工学の重要性や価値が一層高まることが期待されます。NTTデータでも、要求工学の積極的な活用を検討しています。

【表】

表:REBOKの8つの知識領域

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