NTTデータと中国科学院ソフトウエア研究所が共同研究を開始 ~TwitterおよびSina Weiboを対象としたノイズフィルタリング技術の共同研究~

ニュースリリース/NTTデータ

2013年10月1日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下NTTデータ)と中国科学院ソフトウエア研究所注1(Institute of Software, Chinese Academy of Sciences、本社:Beijing、China、所長:Prof. LI Mingshu、以下ISCAS)は、世界的に主流なSNS(Social Network Service)であるTwitterおよびSina Weiboを対象としたノイズフィルタリング技術の共同研究を、2013年10月より開始します。

両者は、このSNSを対象とした共同研究を進めることで、日本および中国におけるSNSビジネス展開を促進していきます。本研究の成果は、2014年2月に発表する予定です。

背景

近年、TwitterやFacebookなどのSNSを利用することで、世界中の人々が容易に情報を発信できるようになりました。Twitter利用者は全世界で5億人を超え、3億件を超えるツイートが日々発信されていると言われています。日本国内においては、世界最高の秒間当たりツイート件数を記録するなど(1秒当たり約14万件)、利用者の特に多い地域となっています。また、中国版Twitterとも言えるSina Weibo(新浪 微博)においては、5億人を超える中国国内最大の登録者が存在し、多種多様な情報が日々情報交換されています。

このようなSNS上で生成される膨大な情報(以下SNSデータ)をビジネスに活用しようとする取り組みが盛んに行われきており、SNSデータをマーケティングに活用することで売り上げを大幅に伸ばした企業も出てきています。

NTTデータはビッグデータ/ビジネス・アナリティクスでの取り組みを他社に先駆け2006年から開始しており、Twitterに代表されるSNSデータの分析についても、その対象の一つとして着目しています。2012年11月からNTTデータではTwitter社とのFirehose契約に基づいたデータ再販ビジネスおよびSina Weiboのデータ提供サービスも開始しました。併せて、マーケティング分析用に評判情報の分析を支援するSaaS型のマーケティング・リサーチサービス「なずきのおと®注2」を展開しています。また日本で初めて選挙活動におけるSNS利用が解禁された第23回参議院選の傾向分析などを行い、その結果を対外的に示す取り組みも進めています。

一方、ISCASは、中華人民共和国国務院直属の研究機関である中国科学院の管轄先の一つであり、コンピューター科学、ソフトウエアを研究する唯一の国立研究所です。中国語処理およびハイパフォーマンス・コンピューティングにおける高度な技術を保有しており、Sina Weiboを含むSNSデータを対象とした豊富な分析実績を有し、これら成果を活用したビジネス展開をスコープに入れてきました。

NTTデータとISCASは、文字認識技術やテキスト処理技術などの分野においてこれまで長い交流の歴史を築いてきましたが、こうしたSNSを巡るビジネス展望に基づき、NTTデータとISCASは、SNSデータの情報活用を目的とした共同研究を行うこととなりました。

研究概要

膨大なSNSデータを研究対象としたマーケティング分析では、数多くのツイートが"ノイズ"として混在しているという共通の課題があります。これらのノイズは分析に役立たないだけではなく、分析結果の精度に影響することもあります。例えばある企業の評判、口コミを分析する場合、もしデータの中に本来抽出したい企業と同じ名前を持つ別の企業あるいは対象が混在すると、さまざまな問題が引き起こされ、分析の精度低下に繋がります。またSNSプラットフォーム上では、多くの企業がプログラムによる広告を自動配信していることも分析の結果に影響を与えることになります。本研究では、高精度な分析を行えるようにするため、このようなさまざまなノイズを除去するノイズフィルタリング技術を開発します。

本研究においては、NTTデータが日本語Twitterのツイートに対するノイズフィルタリング技術を担当し、ISCASが中国語Sina Weiboのツイートに対する同技術を担当します。両言語間で共通した課題については両者が連携して推進していきます。

今後について

NTTデータとISCASは2014年2月に本研究の結果を発表予定です。両者は、今後もSNSを対象としたデータ分析を連携して進めることで、日本および中国におけるSNSビジネス展開を推進していきます。

参考

NTTデータについて

株式会社NTTデータは、日本におけるITサービス、およびソリューション業界のリーディング・カンパニーの一つです。コンサルティング、システム・インテグレーションやITアウトソーシングなどのサービスを、金融機関や、公的機関、事業法人等に提供しています。NTTデータグループは、世界のお客さまに対して、高い品質のITソリューションや、コンサルティングサービスを提供すべく、急速に海外ビジネスを拡充しています。

また、NTTデータは、ビッグデータ/ビジネス・アナリティクスの取り組みにおいて、最適なビジネス・インテリジェンスシステムの導入を支援する「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ®」サービスや独自の分析技法「BICLAVIS®」にもとづくデータ分析コンサルティングなどのサービスを提供しています。

ISCASについて

ISCASは、1985年に中国の国家研究機関である中国科学院内に設置されました。中国のシリコンバレーとも呼ばれる中関村に位置しています。約750名のメンバーで構成され、コンピューターサイエンス理論やソフトウエア先端技術とその応用に関する研究を行っているほか、人材育成先として、コンピューター科学、ソフトウエアプロセスの昼間制専門学位の修士育成機関や、電子情報分野における初めての博士育成機関、ならびにポスト博士課程科学研究拠点も設置しています。これまでに、基礎的な研究からビジネスに近い研究まで幅広く技術開発を行っており、海外の大学・研究機関や企業との連携も積極的に進めており、米、欧、日、オーストラリアなど40数各国・地域との幅広い科学技術交流と連携関係を構築してきました。

2013年9月30日 中国科学院側ニュースリリース

注釈

  • 「なずき」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「なずきのおと」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「BICLAVIS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
田中
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術開発本部
サービスイノベーションセンタ
横塚、米森
TEL:050-5546-9741