育成

社員の能力開発を支援するための様々な研修体系整を整備し、高度な専門性と変化への対応力を有するプロフェッショナル人財やグローバルで活躍できる人財の育成に注力しています

教育・育成の考え方

社員の能力開発を支援

NTTデータの教育・育成の原点は、社員が自発的に目標を持って「学び成長したい」と考えることです。人財育成の基本方針としては、実務教育(OJT)を要に、それを補完するものとして集合・オンライン研修(OFF-JT)を充実させることとしています。
各職場では、育成責任と育成指導の役割分担を明確に定め、社員が自身の年間学習計画を設定する制度を設けることで、職場・社員双方へ組織的に働きかけ、学習意欲を高めています。
中長期を見据えたキャリア開発や自己成長のための目標設定、仕事の成果等について上司・社員間で定期的な面談を通したフィードバックやアドバイス等を行っています。
また、目まぐるしく変化する事業環境に対応するため、高度な専門性と変化への対応力を有するプロフェッショナル人財の育成やグローバル市場で活躍できる人財の育成にも注力しています。

教育・育成の考え方

研修体系

推進体制

NTTデータでの研修体系は、専門性を高める「テクニカル系研修」と、ビジネスパーソンとしての能力向上を図る「ビジネス系研修」、グローバル対応力を鍛える「グローバル系研修」があり、社員の役職や業務に応じて必要な研修を適切なタイミングで受講できる環境を整えています。また、すべての社員が業務から離れて一定量の知識やスキルを習得できる体制も整備しており、社員一人あたり年間80時間を研修に充てています。
「新入社員研修」では、自律した人財に成長していくために必要なマインド・能力の基盤を形成するためのプログラムを実施しています。

研修体系

2019年度の研修ごとの参加者数および費用

参加者数 一人当たり年間学習時間 一人当たり研修費用
新入社員研修(CDPベーシック必修研修含む) 約430人 586時間(78日) 390万円
プロフェッショナルCDP対応研修 - 80時間(11日) 57万円
階層別研修(対象年次・役職等にて受講) -
グローバル対応力研修 約1,780人
プロフェッショナルCDP認定 認定者数:約1,000人
累計認定者数:約11,000人

プロフェッショナルCDP

プロフェッショナルCDPによる人財育成の仕組み

日々、ビジネス環境が変化し、お客様のITニーズも多様化する中、柔軟かつ適切に対応できる人財づくりが重要です。NTTデータでは、社員が高度な専門性と変化対応力を有するプロフェッショナルな人財となることを目的に「プロフェッショナルCDP(CareerDevelopment Program)」を導入しています。「プロフェッショナルCDP」は、社員の現在の到達レベルの認定や能力開発の方法をわかりやすく提示し、入社から退職までの社員一人ひとりの自律的な成長を支援しており、国内グループ会社への展開も図っています。
プロフェッショナルCDPでは事業上の必要性に応じて段階的に人財タイプを創設し、テクノロジー、ビジネスの変化に対応してきました。2019年度より、「ビジネスディベロッパ」、「データサイエンティスト」を人財タイプとして追加し、2020年度にはITスペシャリストの専門分野に「クラウド」を新たに追加しています。
NTTデータグループでは、新規ソリューションの創出や事業領域の拡大の重要性が高まる中、引き続き、変化に柔軟なプロフェッショナル人財の育成を推進しています。

プロフェッショナルCDP全体像

プロフェッショナルCDP全体像

プロフェッショナルCDP導入による変化・効果

プロフェッショナルCDP導入による変化・効果

デジタル人財育成

デジタル対応力の強化

新中期経営計画において、全社員のデジタル対応力強化に重点的に取り組んでおり、様々な制度設計を推進しています。

1.デジタル活用人財の育成

セルフ・イノベーションタイムの新設

2019年度からの新しい取り組みとして、業務時間の一部をDigital & Globalに向けたスキル強化、デジタルを活用した働き方変革、全社/他組織とのナレッジ共有等のイノベーション領域に充てるセルフ・イノベーションタイムをスタートさせました。2019年度に続き2020年度も全組織共通KPIとして一人あたり50時間をセルフ・イノベーションに充てることを目標としています。

デジタル活用人財育成強化のための研修プログラム

全社員のデジタル対応力強化に向け、2017年度から従来とは異なる思考方法や視点を身につけることを目的とした、デザイン思考やアイディア発想法、最新技術に関する研修やセミナーを多数開催しており、2019年度は延べ12,800名が参加しています。(新人全員及び中堅層・リーダー層等を対象に実施)

イブニングセミナー

自己研鑽のための学習機会として、夜間のショートセミナーを実施しています。集合形式だけでなく、セミナー模様のライブ配信やオンデマンド配信も実施しており、育児や介護等で時間制約のある社員にも大変好評を得ています。

代表的なセミナーテーマ
  • デジタルイノベーション
  • 価値創出人財に聞く!新規ビジネスに取り組むマインド
  • データ分析・統計手法の実務活用ポイント
  • 今さら聞けないAI、IoT
  • 現場で使えるアイデア発想のフレームワーク

価値創出力強化研修

環境変化に対応し、新たな価値を創出するため視点や思考方法を「価値創出力」と名付け、希望者向けに思考法のワークショップや事例共有のセミナーなどを行っています。
ワークショップでは、デザイン思考やアイディア発想法などを取り上げています。

2.デジタル専門人財の育成

Digital Acceleration Programを開始

全社でデジタル化中核人財の育成・強化をするため、先端領域OFF-JTや多様な先端案件での実経験を合わせた一連の育成プログラムを2019年度より実施しています。

Digital Boot Camp等の育成プログラム提供

デジタル人財育成のスキル体系やメソドロジーを開発し、デジタルコア人財育成のため研修プログラムを実施しています。2017-2019年度で延べ14,000名に「デザイン」「Agile」「AI」「IoT」「クラウド」「ITアーキテクト」「セキュリティ」についての研修等を実施しました。

Tips

サービスデザイン人財育成

ミラノ工科大学の協力を受けミラノや東京でサービスデザイン人財育成プログラムを開催し、NTTデータ、欧州、アメリカ等の海外グループ会社からも複数の社員が参加しています。デザイン領域における世界有数の大学における包括的なトレーニングとデザイナーとのOJTを通じ実践的なデザインスキルを習得できるプログラムとなっています。

3.デジタルコア人財の育成

Center of Excellence(CoE)

中期経営計画(2019~2021年度)の根幹を担うグローバルデジタル戦略の活動の1つとして、グローバル横断で最先端技術の知見を蓄積する取り組みであるCoE(AI、Blockchain、Digital Design、Agile/DevOps、IoT、Intelligent Automation、Software Engineering Automationの7分野)を拡充しております。CoE活動を通じ、2021年度末までに、CoE全体でデジタル先進技術人財を5,000名規模にすることをめざしています。

Tips

AI CoE

AI市場は2025年までに4兆円規模に成長するといわれています。そうした時流に対応するべくNTTデータでは、AI分野においてお客さまから信頼されるグローバルパートナーとなるため、AI知識集約、トレーニング、技術支援、アセット(知的資産)提供などを行うグローバル横断でデジタルビジネス拡大を支援するための活動としてAI CoEを設立しました。メンバーはグローバル各社からの約130人で構成され、今後も各国グループ会社のAI専門技術者が参加し拡大していく予定です。

【事例】宮崎大学とNTTデータがAI画像診断の実証実験を実施
~腎臓CT画像に対して、高い精度であらゆる異常を検出可能であることを確認~AI画像診断支援ソリューションで腎臓のあらゆる異常の検出を行う実証実験を実施

技統本塾

全社から塾生を募り、NTTデータを代表するトップエンジニアから直接指導を受けることで、次世代のトップ技術者として育てていく取り組みを行っています。
実機検証やソースコードリーディングを通じてアーキテクチャやシステムの原理原則を理解し、「新しい技術への適応力」「先進技術の目利き力」を養います。
方式・基盤・デジタルの分野において講座レベルを3段階に分け、体系的な技術の習得から実践を通した応用力の習得、要素技術の探求まで、塾生のスキルやニーズ応じて学習の機会を提供します。

技統本塾の講座レベル

技統本塾の講座レベル

さまざまな技術分野を代表する塾長

さまざまな技術分野を代表する塾長

講義風景

講義風景

グローバル人財育成

グローバルマーケットで活躍できる人財育成

海外事業の急速な拡大に伴い、市場や競争環境の変化に応じて柔軟に活躍することのできるグローバル人財を育成するために、主として「グローバルに活躍できる幹部人財の育成」と「日本国内で採用した人財のグローバル化」を軸に取り組んでいます。
全世界のグループ会社が合同で実施するプログラムでは、様々な国から参加するメンバーの考え方や文化の多様性を認め合い、その違いを乗り越えて協業を図ることを学ぶGW-LIT(Global Workshop Leading an Intercultural Team)や、次世代を担う経営層を育成するためのGLP(Global Leadership Program)を実施しています。GLPでは、グローバル/ローカル両面の戦略に対する課題を検討し、その両面からOne NTT DATAを実現するためには何が必要か、何をすべきかを自分ごととして考えられるようになることを目的としています。この2つのプログラムから輩出された卒業生は650人を超えており、今後もグローバルに活躍できる幹部人財の継続的な育成に取り組んでいきます。
一方、日本国内で採用した人財に向けては、グローバルビジネスで活躍できる人財の育成を目的としたプログラムを各階層に展開しています。例えば若年層向けのReadiness Driveプログラムを実施しています。このプログラムでは、演習やグループワークを通じて、異文化対応力の強化、自社のグローバルビジネスの理解、英語力の向上を図るとともに、海外でビジネス提案を行ったり、多国籍チームで働く実践トレーニングも行います。また、グローバルな実務経験を有する社員を育成するため、海外案件への派遣を支援するBAA(Business Acceleration Assignments)プログラムや、オンラインで各国の社員が学びを共有するコミュニティの形成など、研修に留まらない多様な「場」を提供しています。
世界53カ国に広がる社員の多様性と個性とを尊重し合える育成の場を実現することは、NTTデータのダイナミズムそのものであり、より高みのあるビジネスに挑戦する原動力となっています。

グローバルリーダーシッププログラム

グローバルリーダーシッププログラム

Regional Leadership Program-JAC

Regional Leadership Program-JAC

Readiness Drive Program

Readiness Drive Program

グローバル人財の育成フレーム

グローバル人財の育成フレーム

グローバル化を牽引する人財の裾野拡大

2021年にグローバル業務に長期間従事経験のある人財を本社において1,000名規模とすることをめざしています。
また、新たな取り組みとして、コロナ禍の環境においてオンラインベースでの人財育成に取り組み、海外グループも交えたコミュニティ活動を実施しています。

Readiness Drive Program

海外グループとのコミュニティ活動