<背景>
治験実施医療機関では、研究費、CRC費用、負担軽減費などの各種費用について、試験ごとの実施状況を確認しながら集計・請求を行う必要があります。一方で、国際共同治験の増加に伴い、海外で一般的なFair Market Value(FMV)に基づく費用算定への対応が求められています。多くの医療機関ではExcel等を活用した手作業による管理が続いており、費用算定にかかる作業負荷やヒューマンエラーのリスクが課題となっています。
NTTデータは、これらの課題を解決するため、PhambieLINQ IDENクラウドに費用計算機能を追加し、治験実施から費用請求までの業務を支援します。
<概要>
本機能では、医療機関が治験ごとに設定したVisit単価情報と、PhambieLINQ IDENクラウドで管理する来院実績情報を組み合わせることで、請求対象となる費用の確認・出力を支援します。
■ Visit単価設定
試験ごとに各Visitの費用を設定し、研究費、CRC費用、負担軽減費など、医療機関の運用に応じた費用管理を支援します。

図1:検査項目等を基に各Visitの費用を決定
■ 来院実績との連携
来院日管理表に登録された実績日や負担軽減費の有無をもとに、請求対象データの管理を行います。

図2:Visit終了後、来院日管理表の実績日、負担軽減費の有無を入力
■ 費用明細の出力
指定した期間、対象試験、帳票、出力先に応じて、請求対象費用の明細を出力します。

図3:出力したい期間を設定すると、各Visitの単価、来院日管理表の実績の日付を基に試験ごとにその期間で請求可能な費用一覧を出力

図4:出力された費用請求の明細を基に請求書を作成
■ 規定外Visitへの対応
プロトコール変更や予定外来院等により発生する規定外Visitについても、個別に費用を設定・管理できます。

図5:規格外のVisitに関しては別途個別で費用の設定が可能
<導入効果>
本機能の提供により、医療機関は以下の効果を期待できます。
- 費用集計業務の標準化
- 研究費・CRC費用等の計算業務の効率化
- 手作業による集計ミスの削減
- FMV運用への対応支援
- 治験請求業務の迅速化
また、PhambieLINQ IDENクラウドの来院日管理機能およびVisitチェックシート機能と組み合わせて利用することで、治験実施から費用請求までの一連の業務を一元的に管理できます。
<今後について>
NTTデータは、全国の医療機関へPhambieLINQ IDENクラウドの導入を推進します。さらなる機能拡充を進め、通常治験での課題を解決し、創薬開発の加速に貢献していきます。


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