高難度プロジェクトだから得られる、仕事のやりがいと高い視座
――まずは、現在担当されているプロジェクトについて教えてください。
大手クレジットカード会社様に向けた、法人カード会員システムの更改プロジェクトに参画しています。案件自体は2024年初頭からスタートしていますが、私自身は同年9月の基本設計フェーズからプロジェクトに合流しました。詳細設計フェーズ以降は、基盤チームのリーダーとして約10名のメンバーマネジメントに携わり、現在はシステムテストとユーザー受け入れテストを進めている最中です。
法人カードとは、従業員の経費精算の効率化などを目的に企業が導入するクレジットカードです。今回、私たちが更改を進めているのは、法人カードを導入しているユーザー企業様社内にて、カードの発行状況や利用状況などを管理する、さまざまな機能を提供するシステムとなります。
――どのような特徴があるプロジェクトなのでしょうか?
お客様である大手クレジットカード会社様では、法人向けサービスの強化を重要なテーマとして取り組まれており、案件に参画以降、高いレベルでのシステム開発やプロジェクト管理が求められています。
また、今回のシステムは、基本的にはクラウドプラットフォームを活用し開発を進めていますが、お客様の開発基盤と高い親和性を保ちながら稼働することになるため、双方の間で頻繁に調整を行いながら開発を進めています。
運用を見据えたバージョンアップに関してはお客様の開発基盤の状況を踏まえた上でのスケジュール設計が求められるほか、性能試験の際にもお客様先で稼働している既存サービスに影響を及ぼさない範囲で進めていく必要があるなど、私がこれまでに担当してきたクレジットカードシステムの開発案件と比べても、難度の高いプロジェクトであることは間違いありません。
――どのような点に仕事のやりがいや面白さを感じていますか?
お客様サイドでも「重要かつ難度の高いプロジェクトである」と認識されている案件のため、ご期待に応える成果を挙げた際には、重要度や難易度の分だけ高い評価が得られることにやりがいを感じています。また、このような難しい案件を推進することで私自身のプロジェクトマネジメントに関する視座が高まっていることを実感できますし、パブリッククラウドを中心とする新しい技術・ツールに触れられる面白さも感じています。
パブリッククラウドやセキュリティなど汎用性の高いスキルが身に付く
――これまでのご経験の中で、自身の成長やスキルの広がりを感じたプロジェクトはありますか?
入社後しばらくはアプリケーション開発に従事していましたが、2019年に参画したクレジットカードの情報系システムの更改案件を機に、基盤側の開発や運用保守を担当することになりました。それまで基盤やインフラ関連の技術については未経験だったので、右も左も分からない状況の中で苦労しましたが、同じチームの先輩方に教えていただいたり、他の事業部からプロジェクトに参画したエキスパートの方々にフォローいただいたりしながら知識・スキルのキャッチアップを繰り返したことで、基盤構築を軸とする現在のキャリアにつながる経験が得られました。
2022年から2年ほど参画していたクレジットカードの一般会員システムの更改プロジェクトでは、お客様企業の内製開発チームとの協業を経験したことで、立場の異なるチーム間で合意形成を図りながら仕事を進めていくノウハウのほか、AWSやセキュリティ関連ツールのスキルも習得できました。また、私は同プロジェクトで初めてリーダー業務を任されたので、プロジェクトマネジメントに関する貴重な経験を積むこともできました。
――クレジットカードシステムの基盤構築リーダーとして働く魅力は、どんなところにあると考えていますか?
クレジットカード会社様は、金融業界の他分野のお客様と比較しても進化や変革のスピードが非常に速く、新しい技術やツールをいち早く導入される傾向があります。パブリッククラウドについても積極的に導入されているため、クレジットカード会社様のシステム開発案件に参画することにより、必然的にそのような新しい技術・ツールに触れざるを得ない環境に身を置くことになります。
また、クレジットカードのような金融資産に関わるシステムには高度なセキュリティ基準が求められるため、セキュリティに関する知見も身に付きます。金融やクレジットカードの業務知識に加えて、パブリッククラウドやセキュリティのような業界・分野を問わず幅広く活用できるポータブルスキルを習得できることは、クレジットカードシステムの開発に携わる大きな魅力の一つであると考えています。
プロジェクトマネジメントやリーダー業務そのものに関しては、他分野のプロジェクトと大きな違いはありませんが、当社のグローバルクレジットビジネス事業部では大小さまざまな案件が動いているため、一人ひとりの経験やスキルにマッチした規模感のプロジェクトにチャレンジできる環境が整っています。たとえば私自身は10名規模のプロジェクトをマネジメントしていますが、もっと多くのメンバーを率いてプロジェクトを動かしているリーダーも少なくありません。
プロジェクトのビジョンや目的を共有することでボトムアップを促す
――リーダーとしてプロジェクトを推進する際に心掛けていることを教えてください。
お客様に対してもメンバーに対しても、相対する人が属するレイヤーや専門分野、さらにはビジネスや技術に関するリテラシーなども考慮した上で、相手に正しく伝わる言葉を選びながら、適切なコミュニケーションを意識しています。お客様の経営層やビジネスサイドの方々に対しては、エンジニアにしか理解できない専門用語の使用を避けて分かりやすく説明し、お客様企業の技術系社員やプロジェクトチームのメンバーに対しては、技術やビジネスとの関わり方を判断しながら情報の粒度を調整して説明するようにしています。
また、プロジェクトチームのメンバーには、プロジェクトのビジョンや目的を可能な限り正しく共有することも心掛けています。メンバー各自がビジョンや目的を正しく理解していれば、担当メンバーにしか分かり得ない業務領域においてもボトムアップ型の提案が増えるようになり、トップダウンだけに頼らない骨太なプロジェクト運営を実現できると考えています。
――リーダーとメンバー、あるいはメンバー同士のチームワークを深めるために実施している取り組みはありますか?
リモートワークまたは出社の比率はプロジェクトによって変わりますが、どのようなフェーズであっても、メンバーと腰を据えて話す時間を作るようにしています。会議やミーティングといった業務上の集まりだけではなく、1on1やランチ、普段のちょっとした相談・雑談など、気兼ねなく話せるタイミングも意識的に増やしています。PCの画面越しでは話しづらいこともたくさんあるはずですからね。
――NTTデータで働く魅力は、どのような点にあると考えていますか?
NTTデータには、お客様の重要なシステムの設計・開発・運用などに対して、部署やチーム、さらには会社全体で幅広くチームワークを発揮しながら挑戦していける風土・環境があります。たとえば私が所属している第1ビジネス開発担当にも4名の部長が在籍していますが、各部長の管掌範囲に捉われることなく、プロジェクトやマネジメントの課題に関して、いつでも気軽に相談できる雰囲気があります。また、事業部や統括部を超えて連携・協業を推進しているプロジェクトも多数あります。どんな場面でも孤立することがなく、あらゆる人たちと手を携えて仕事に取り組み、成長していける会社であると考えています。
その一方でNTTデータは、社員一人ひとりの業務やキャリアに関する希望に寄り添い、その実現を後押ししてくれる会社でもあります。私自身も上長に「新しいパブリッククラウドにどんどん触れてみたい」「これまでとは異なる企業様の案件にチャレンジしたい」と、プロジェクトに関する要望を伝えたことがありますが、いずれも然るべきタイミングで希望するプロジェクトにアサインしてもらうことができました。
――今後、NTTデータでキャリアを積むにあたり、挑戦したいことがあれば教えてください。
基本的には、これまでのキャリアで獲得してきたパブリッククラウドやセキュリティに関する知見を活かしつつ、プロジェクトマネジメントの領域で成長していきたいと考えています。また、単なるオフショア開発ではなく、海外企業のお客様を相手にするようなグローバル案件にもチャレンジしてみたいですね。


