製薬業界出身者がNTTデータを選んだ理由とは?
製薬会社でMRとして医師たちと向き合ってきた西岡。担当エリアの医師の元へ通い、自社製品の有用性を説明する業務にやりがいを感じていましたが、次第に心境に変化が生まれました。医療現場で医師と対話を重ねる中で、患者の治療の選択肢は日々進化し、より幅広くなっていることを肌で感じるようになったといいます。
自社の製品を通じた貢献を深めることはもちろん大切ですが、もっと俯瞰的な視点から、医療現場全体を支援するようなアプローチができないかと考えるようになったのです。1社の製品をお届けする役割から、より広く、多様な選択肢を医療現場に提供できる存在になりたい。そんな思いが、自分のキャリアを考える原点でした。
西岡が抱いた思いは、より良い医療の未来を創るための「さらなる可能性」の追求でした。現場を回る中で、未だに紙カルテが使われるなど業務の属人化やアナログな作業が残っている現状を目の当たりにし、ITの力を活かせる余地があると痛感していた西岡。加えて、製薬企業内にデータが蓄積されていても医療機関側のリアルワールドデータ(RWD)が見えず、実態が把握しきれないという業界構造の課題も感じていたといいます。
業界がこれまで築き上げてきた土台に、最新のデジタル技術やデータ利活用という新しい力を掛け合わせることができれば、医療の質はもっと高まるはずだと確信したのです。1社の枠組みを超えて、業界全体の構造的な進化に携わりたいと思うようになりました。
西岡が目指したのは、自身の専門性を活かしつつ、医療という巨大な産業そのものにITの力で新しい価値をもたらすことでした。数ある企業の中でNTTデータを選んだ理由は、単なるITベンダーの枠を超え、社会インフラを支え続けてきた圧倒的な総合力とグループの技術基盤にこそ、業界を変える答えがあると確信したからだといいます。特定のソリューションに固執せず、最先端技術をいち早く商用化し、顧客の業務プロセス全体に実装していくスピードと規模感に惹かれたのです。
実際、前職で感じていた課題に対し、ソリューションを掛け合わせることで、プロセス単体ではなく全体最適の視点から解決策を組み立てられています。点だった課題を、NTTデータという巨大なプラットフォームを通じて線に繋ぎ、多くの仲間と共に業界の未来を切り拓いていく。そうしたダイナミックな変革を最前線でリードできる環境は魅力的ですね。
製薬事業部の営業は、どのように課題解決を担うのか?
西岡は、製薬企業ごとの経営・業務課題に向き合う顧客営業として活躍中。顧客営業に求められるのは、業務や業界構造を深く理解した上で課題を整理し、多種多様な最先端技術や既存アセットを組み合わせながら最適な解決策を描くこと。いわば、顧客とNTTデータグループを繋ぐハブのような存在です。
製薬業界で培った経験は、主に3つの強みになっています。1つ目は、業界の業務プロセスを理解しているからこその要件整理力です。2つ目は、規制や制度を踏まえた実現性判断。厳格なルールが存在する製薬業界において、企画段階から実現可能性を見極められる力は重要です。3つ目はお客様と開発を繋ぐ翻訳力です。製薬企業と開発メンバー双方の立場を理解しているからこそ、専門用語や意図を橋渡ししながら、円滑なプロジェクト推進を支えられます。
一方で、医療データ活用基盤『千年カルテ』など特定の自社サービスを軸に、複数の企業へ価値を展開するソリューション営業を担うのが、新卒入社の池ケ谷です。学生時代から医療・ヘルスケア領域におけるデータ活用を学んできた経験を活かし、顧客の本質的な課題解決に向き合っています。
目に見えるお客様の要望は、研究を実現するために必要な情報の一部に過ぎません。お客様自身もまだ気づいていない課題や、本当に必要なデータが隠れていることもあります。だからこそ、研究概要や必要なデータに加え、研究の背景や目的まで丁寧にヒアリングし、先行研究も踏まえながら、千年カルテデータの中から最適なデータを見極めています。「その目的であれば、こちらのデータが適している」と逆提案を行うこともあります。お客様の期待と実態のギャップを埋め、本質的なニーズに寄り添った提案をすることが私の役割です。
顧客が言葉にしている要望の先にある真の課題を見極めることは簡単ではありません。しかしNTTデータでは、年次に関係なくこうした課題解決の最前線に立ち、仮説立案から提案まで主体的に担う機会が与えられています。池ケ谷は入社後まもなく顧客プレゼンの場を経験。3年目となる現在は自ら仮説を立て、提案内容を考え、顧客に届けるところまで任されていると語ります。
お客様からのフィードバックを糧にトライ&エラーを繰り返し、「真の支援とは何か」を考え抜ける裁量ある環境が、原動力になっています。
個別企業の課題解決に向き合う顧客営業と、業界全体へ価値を広げるソリューション営業。単なるシステム提供にとどまらず、製薬ビジネスそのものを変革するパートナーとして、業界の新たな可能性を形にしているのです。
NTTデータの製薬事業部で実現できる挑戦と未来とは?
製薬企業と共にビジネスを創るITパートナーとして、業界全体を横断するNTTデータの基盤を活用することで、社会へ与えるインパクトの形はより多様になります。業界全体を俯瞰し、変革をリードする二人は、現在の環境を足がかりに、さらにその先の未来を見ています。
池ケ谷の目標は、医療・ヘルスケア領域に眠る膨大なデータの可能性を引き出し、まだ誰も気づいていない課題を発見すること。そして、新たなソリューションとして社会実装することです。
医療・ヘルスケアは人が生きる上で一生関わり続ける領域であり、課題が完全に尽きることはありません。だからこそ、既存のシステムの枠組みにとらわれず、より大きな社会課題を解決する事業を生み出していきたい。将来的には、課題を見極める力や戦略を描く力、関係者を巻き込む力をさらに磨き、自らの手でサービスを育てていけるビジネスデベロッパーのような役割を担いたいと考えています。
西岡は、ITの力で製薬業界のビジネスそのものを牽引し、業界内における確固たるプレゼンスを確立したいと語ります。
よりスケールの大きな案件を獲得し、事業部全体のビジネスを力強く推進していきたいです。NTTデータという立場なら、製薬企業の経営課題に直結する提案ができます。ITの進化は非常に早いため、ただ要望に応えるだけでなく、常に顧客の一歩先を見据えなければなりません。私たちが提供する支援が、最終的に顧客の売上向上や新薬創出といった成果に繋がっていく。その実績を積み重ねることで、「製薬業界の変革にはNTTデータが不可欠だ」と言われるほど、当社の製薬業界における活動価値を高めていく未来を目指しています。
二人が描く未来の根底には、新しい挑戦を確実に社会実装へと導く、NTTデータの圧倒的な事業基盤があります。製薬業界で培った現場の知見と、NTTデータの確かなIT基盤。この二つが掛け合わさることで生み出されるのは、単なるシステム導入や業務効率化にとどまりません。池ケ谷はこう語ります。
特に私たちが扱う『千年カルテ』は、国で3事業者しか認められていない次世代医療基盤法の認定事業であり、当社にはその厳重なデータ管理を運用する巨大な基盤とノウハウがあります。この環境を用いてデータの利活用を促進することで、新薬の開発スピードを向上させ、未だ有効な治療法がない患者様の元へ、いち早く希望を届けることができます。点在する医療データが一つに繋がり新たなエビデンスが創出されれば、誰もがより精度の高い医療を受けられる未来がやってきます。
製薬企業に伴走して課題解決に取り組むだけでなく、業界全体の変革をリードしていける。それこそが、NTTデータの製薬事業部で働く醍醐味だといえるでしょう。


