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アジャイル開発・アーキテクトの専門性を最大限発揮できる環境

日本屈指のSIerである一面と、グローバルネットワークを生かした先端技術への挑戦者との一面を併せ持つNTTデータ。部門を横断し、技術的に難度の高いプロジェクトを扱う技術革新統括本部内でアプリケーション開発の技術に特化したADM技術部は、NTTデータの技術力を支える柱のひとつとなっています。同部署で得られる経験や働く魅力について、同部署をリードする部長とメンバーそれぞれからお話を伺いました。
出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社NTTデータ」(2023年4月13日公開)より転載

目次

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アプリケーション開発技術に特化したADM技術部で増える新たなニーズ

──技術革新統括本部のなかで、ADM技術部が担う役割についてお教えください。

技術革新統括本部は、NTTデータの全事業部門を「技術」で支える組織です。NTTデータは業界ごとにお客様と向き合う事業部門と、その事業部門をサポートまたはリードする全社横断型の部門とで構成していますが、技術革新統括本部は後者にあたります。

そのなかの一部署であるADM(Application Development & Management)技術部は、アプリケーションに関する技術を軸としており、アプリケーション開発における最新技術の研究開発、国内外の技術組織全体のマネジメントや戦略策定、そして日本国内のインダストリーごとに分かれたプロジェクトへの参画という3つの役割を担っています。アプリケーション開発は、事業全体の6~7割を占める重要な領域で、各事業部からの相談が日々ADM技術部に寄せられています。

──プロジェクトへの関わり方と注力領域について教えてください。

グローバルも含めたNTTデータグループでは、複数のADM組織があらゆる技術の活用を通じてプロジェクトに貢献しています。そのなかでも、今後市場で求められていくことが予測される「Agile」、「SAFe®(※)」、「Cloud Native」、「Low Code Platform」、「iPaaS」、「Value Stream Management」、「AI Augmented Software Engineering」などの技術領域については、ADMを扱う組織全体で重点的に取り組んでいます。なお、ADM技術部では特に「アジャイル開発」と「アーキテクト」を扱うプロジェクトが増えており、今回の採用強化の背景にもつながっています。

(※)Scaled Agile Framework®の略称。大規模アジャイル開発の方法論。

──そのニーズの背景にはどのような時流がありますか。

デジタル技術はあくまでビジネスにおける手段のひとつですが、デジタル技術を使ったサービスが増えるなかで、両者の親和性は高まりつつあります。それを受けて、事業を伸ばすために技術者が求められるのはもちろん、開発スピードを上げること、仕組みそのものを設計することへのニーズも年々増えているのです。そうしたニーズから、アジャイル開発やアーキテクトに専門性を持つ技術者への期待は一層高まっていると考えられます。

成長できる環境を礎に、ニーズの高い領域で専門性を発揮

──今回、特に注力して採用強化するポジションについて、どのような役割を期待されているのかお教えください。

「アジャイル開発」については、事業部のプロジェクトにアジャイル開発のプロとして携わり、その知見でプロジェクトをリードすることを期待しています。具体的にはスクラムマスターやプロダクトオーナー、アジャイルコーチを担うことになるため、俊敏性と主体性を発揮できる方が望ましいです。また、ビジネス・デザインの観点を持ち、エンドユーザーにとってどんなプロダクトやサービスが必要なのか考えることも求められます。チームを巻き込みながら、考えを巡らせて課題解決に臨んでいただきたいですね。

「アーキテクト」としては、ソフトウエアを扱うプロジェクトのはじめから終わりまで携われる人材を求めています。仕組みの提案、その提案の実現性の検証、開発途中のレビューなど、アプリケーションやシステムのアーキテクチャを検討すること以外の業務も実施します。また、先端技術や新しいプログラミング言語を扱う機会も多いので、それらから生じる問題と向き合いながら、どう解決してプロジェクトに導入していくか検討することも期待する役割のひとつです。そのため、探求心を強く持って学び続けられる、あるいは新しいものを取り入れようとするマインドを持つ方を歓迎します。

──ADM技術部で働くからこそ得られるスキルやキャリア価値はどのようなものが挙げられるでしょうか。

ADM技術部で得られる経験は大きく分けて4つあります。

1つ目は、インダストリーを横断し、社会的にインパクトの大きいプロジェクトに関わる機会が多いことです。NTTデータは特に社会基盤を支える大規模な案件が多く、そこから得られる経験者はキャリア開発の観点で実りあるものとなります。

2つ目は、海外の新しい技術に触れる機会があることです。技術開発や活用が進んでいる欧米から事例含めた情報をいち早くキャッチアップできることは、エンジニアとしてのスキルアップにつながると思います。

3つ目は技術的に難度の高い案件に参画できることです。難度が高いということは、つまり挑戦する機会にも恵まれているということですから、技術的に成長したい人にとってこの環境は魅力的ではないでしょうか。

そして最後に、専門性の高いメンバーが集まった組織であることが挙げられます。特定の領域に強みを持つメンバーと共に働くことは、相互作用を促し、個々人の成長率を高めます。

こうした魅力的な環境や案件、メンバーを有するADM技術部の特徴に加え、NTTデータは人材育成に注力する会社であることも併せてお伝えしたいです。豊富な研修制度や、経験豊かなメンバーとバディを組んでプロジェクトに臨める制度などがあるので、個々のスキルやキャリアビジョンに合わせた働き方を選べることが、より一層スムーズな成長を促すはずです。

お客様のビジネス創出に主体的に携われることが転職の決め手に

──前職までの簡単なご経歴、NTTデータへ転職しようと思った決め手についてお教えください。

新卒で入社した1000名規模のSIerでは、主に金融業界の案件に携わり、クレジットカードの不正検知システムなどをつくっていました。約10年間勤めたところでキャリアについて再考し、幼いころから触れていたゲーム業界に転職。約5年間ゲームやスマホアプリの開発に携わった後、縁あってSI業界に戻りました。その後より挑戦出来るフィールドを求めて、NTTデータへの転職につながっていきました。

一社目でSIerを経験していたので、はじめはそれほどNTTデータに興味がありませんでした。しかし面接時に説明を受けて、NTTデータの技術革新統括本部は私のイメージしていた、お客様からの要望通りにシステム開発や運用を実施するようなSIerとはかけ離れた組織だと気づきました。

また、私が感じていたSI業界への課題意識について面接で話したときのことが印象に残っています。「このままではSIerの仕事はなくなる、お客様と共にビジネスをつくりたい」と話すと、その言葉をしっかりと受け止めてくれました。こうした面接時の経験から、自分が成長する場としての可能性を感じたことが、NTTデータへの転職の決め手になったと思います。

──現在の担当業務がわかる具体的な事例を教えてください。また、日々感じる「仕事の魅力」についても教えてください。

2022年の夏から進行中のプロジェクトがあります。新規ビジネス創出を検討していた通信業界のお客様からご相談を受けてスタートしたものですが、私はスムーズなビジネス実現に向け、何がそのビジネスのコアなのか整理するとともに、期限内に形にするためにどのようなシステムアーキテクチャが必要なのかを検討しました。そしてアーキテクトリードとして半年ほどプロジェクトをリードし、まもなくリリースを迎えるという状態です。

このプロジェクトで印象に残っているのは、チームの垂直立ち上げです。提案段階では10名弱だったチームを、受注後に100名、プロジェクト開始後に150名と一気に拡大していったので、その点で貴重な経験ができたと思います。私はアーキテクトの観点から本プロジェクトに携わっていたので、チームの人数と見合う生産性を担保する組織設計や開発・設計方針、ソフトウェアアーキテクチャの立案を心がけていました。

ADM技術部は専門性や技術力を前提とした組織なので、周囲から高い期待をかけられます。「できるのは当たり前」と思われているからこそ、そこに付加価値を提供して喜んでもらえたときは、大きな達成感を覚えます。また、NTTデータが公共領域に強みを持っていて、国のルールに関わるようなプロジェクトにも携われることは、やりがいにつながっています。

アジャイル開発の経験値を上げるのに適したチームや環境の特色

──転職後に得られた経験や、そこから成長できた部分はありますか。

リモートワーク環境下におけるチームづくりは、転職後に挑戦できた経験のひとつです。現在は150名規模のチームが全員リモートワークという状況でも滞りなくプロジェクトを推進しているので、スキルの一つとして身につけられたことだと思います。

また、国籍やバックグラウンドの異なるメンバーが集う組織では、新しい経験を得られる機会が多いと感じます。決まったメンバーと働くのではなく、プロジェクトによって異なるメンバーとチームを組んでいくので、常に発見がありますし、飽きが来ないのがADM技術部の良いところです。

──最後に、この記事をご覧の方へメッセージをお願いします。

転職する前、NTTデータは公共に強い硬派なSIerだと思っていました。もちろん経営基盤の安定性はNTTデータの魅力ではあるのですが、それだけでなく、先端技術に挑戦し続けたり、多様なメンバーが活躍したりといった一面も持つ会社です。中途採用者の割合が想像より多いことも印象的でした。

特にアジャイル開発をリードする立場で入社する方にとっては、尖った専門領域を持つメンバーが集まるこの環境下で魅力的な経験を重ねられると思います。近年は大規模アジャイル開発のフレームワークであるSAFe®を用いた、大規模開発を主導する機会も増加しました。多様な開発手法を用いながらさまざまな案件に身を置くことで、自身の引き出しを増やすような成長機会を得られることが、NTTデータならではの魅力だと感じます。こうした環境に興味をもった方々と切磋琢磨できたらうれしいです。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです