人と仕事を伝えるWEBマガジン
NTTデータグループ / NTTデータ / NTT DATA, Inc.

Tableau転職者が語るNTTデータ。スペシャリストたちとともに、「今の自分」を超える挑戦を

企業のデジタル変革の実現――デジタルサクセスを支援するNTTデータは、Tableauを活用した数多くの企業のデータドリブン化に貢献を続けており、Tableau/Salesforce社からパートナーアワードを4年連続で受賞しています(2023年7月時点)。今回紹介するのは、そんなTableauをキーワードにNTTデータへ転職してきた2人。彼らどのような経緯で転職をしたのか、NTTデータでどのようにスキルアップしているのか。“Tableau愛”があふれる対談をお届けします。

目次

Profileこの記事に登場する人

それぞれ異なるキャリアから「Tableau転職」でNTTデータへ

――まずお二人のNTTデータ入社以前の経歴を教えてください。

高野

新卒ではNTTデータのグループ企業にシステムエンジニアとして入社しました。その後、もともと大学で統計学やデータ分析に近いことをしていたこともあり、BIエンジニアを募集していた調達系のコンサルティング会社に転職しました。

大門

私は高野さんのように最初からエンジニアだったわけではなく、ECサイト運営企業でMD(マーチャンダイザー)として商品開発や営業を担当していました。やがてMDの営業支援としてデータの分析やレポーティングを担当するようになったのですが、当時はSQLでデータを抽出して時間をかけて加工し、紙に印刷して配る、ということをしていました。

――それぞれまったく違う分野でキャリアをスタートしたのですね。Tableauとはどのようにして出会ったのですか?

高野

前職にBIエンジニアとして入社してすぐ、Tableauを使ったプロジェクトにアサインされました。その時に初めてTableauに触れたのですが、他のツールとは違って直感的に使用できるところが率直に「すごい!」と思いました。

大門

私は前職の別の部門のマーケティング担当者からTableauを教えてもらいました。その後、私のいた部署でもTableauを導入したのですが、レポーティングにかかっていた時間が大幅に短縮でき、データ分析の「その先」のアクションにつなげられる感覚がありました。

高野

Tableauの視覚的な表現には驚きますよね。一方、業務で数カ月使ううちに「それほど簡単なツールではないぞ」とTableauの真価を引き出す難しさも感じるようになりました。

――前職でTableauに出会ったお二人が、転職を考えるようになったのはなぜですか?

高野

私が担当していたのはTableauを使った社内向けの開発がメインでしたが、いろいろな業界の企業にTableauを導入したいと思うようになったからです。また、前職ではTableau Desktopという製品だけを使っていましたが、Tableau Serverなどの製品にも強くなりたいと考えました。

大門

Tableauによってデータドリブンなアクションができるようになって楽しかったのですが、活用のための学習は独学でしたし、「ひとまずその時の答えを出すだけ」というケースも多くて。Tableauのベストプラクティスを追求したり、他の企業や業界のことも見てみたいと思って転職を考え始めました。

――お二人ともTableauを軸に転職を考えたわけですが、NTTデータを選んだのはなぜでしょうか?

高野

“Tableauに強い会社に行こう”と考えていた時、Tableau Live Japan 2021でNTTデータが講演しているのを聞きました。いろいろな企業にTableauを導入し、データの民主化に広く貢献していることに魅力を感じたんです。

大門

私は正直、NTTデータだけではなく、コンサルティングファームデジタルマーケティングの企業なども見ていました。ですが、私は理系出身でもIT業界出身でもありません。Tableauという軸で転職先を考えたとき、浮かび上がってきた選択肢がNTTデータでした。業務内容はマッチしていますし、自己研鑽環境も整っていて、業界をリードしている会社でもあり、十分に希望が叶うと感じましたね。

有識者メンバーの知見を借りながら、より高みに挑戦できる

――Tableauを軸にNTTデータへ入社し、どんなことを経験してきましたか?

高野

前職ではTableau Desktopしか使っていなかったと言いましたが、NTTデータへの入社後、すぐにTableau Serverのプロジェクトにアサインしてもらえました。経験したいと思っていた製品ではありましたが当時は知見も少なく、戸惑いもありましたね。

大門

そうだったんですか。現在の高野さんは社内で「リベロ」と呼ばれるくらい広く活動していますし、Tableau Serverについても経験者なんだと思っていました(笑)。

高野

いえ、全然。先輩をはじめ周りにいろいろと質問しながら使い方を覚えていきました。社内に有識者が多いNTTデータだからこそ、なんとか習得できたと思います。

大門

私の場合も独学とはいえTableauの実務経験があったので、業界未経験でもまったくどうしようもないということはありませんでした。むしろ苦労したのは、プロジェクトマネジメントや、基盤側の知識などですね。そこは知識不足でしたが、NTTデータは自己研鑽環境が充実していて、社内の勉強会や研修で学ぶことができたので助かりました。

――お二人とも新しい挑戦という面は多々あったとはいえ、キャッチアップできる環境は整っていたのですね。

高野

はい。特に大きいのはTableauのスペシャリストが社内にいることだと思います。Tableau Ambassadorや、Tableauの無償学習プログラム「DATA Saber」の創設に関わった社員もいます。
※参考:https://nttdata.com/global/ja/recruit/uptodata/articles/2151/

大門

中でも「DATA Saber」の創設に関わり、「Tableau Japan Partner Success Award」も受賞した社員は、私と高野さんの「DATA Saber」の師匠でもありますね。「DATA Saber」ではTableauを使って問題を解くこともありますが、ディスカッションの時間もあり、単なる知識だけではない本質的なスキルを学べたと思います。
※参考:https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2023/040700/

高野

そうですね。教わったことの一例としては、クイックウィン(小さくとも短期間で成果を出していくこと)の重要性がありました。「お客様からはお金をいただいている以上、実際のプロジェクトでは、アウトプットしてこそ価値がある」と何度も言われました。

大門

その点、すぐにグラフィカルなものを見せられるのがTableauの良さですよね。お客様の要件が完全に固まっていないケースはさまざまな場面であると思いますが、そんな時にはこちらから主導して、クイックに成果物を見せていくべきです。そうすることで、お客様のイメージと違うものが出来上がってしまう、という問題も回避しやすくなります。

――Tableauをただ使うだけではなく、成果を提供するところまで責任を持つことが重要なのですね。その他、NTTデータだから経験できていることはありますか?

高野

入社前に期待していた通り、いろいろな業界の大手企業のお客様を相手に仕事ができているのは、NTTデータならではの経験だと思います。データの民主化、データドリブン文化の醸成に貢献できるという点は、やりがいを感じます。

大門

私も通信業界のお客様向けのデータ活用支援を担当していますが、大規模な企業ばかりで、1000人単位でのレポーティングも珍しくありません。そして大規模な分、高いレベルの品質担保が求められます。

高野

求められる高い品質をどう担保するかは難しいところですね。そのためには、まずお客様とコミュニケーションを取り、要件の認識齟齬を解消していくことが必要だと思います。先ほどお伝えした、クイックウィンで成果を出していくのも大切な姿勢です。

大門

品質担保という点では、多様なユースケースがあるのもNTTデータの強みですよね。Tableauに関するさまざまな案件のユースケースが日々蓄積されており、難易度の高いプロジェクトでは、ユースケースを参照しながら進めていくことも多いです。

――NTTデータはJapan Tableau User Group(JTUG)のスポンサーを務めるなど、Tableauコミュニティでもプレゼンスが高いと思います。業務以外でも魅力を感じる部分はありますか?

高野

NTTデータはTableauのパートナーとしての地位を確立しており、さまざまな業界のお客様にTableauのライセンスを導入し、データドリブン文化の醸成に広く貢献しています。コミュニティ活動も盛んで、私もJTUGのイベントで講演させてもらったことがあります。

出典:JTUG Radio Night

大門

2023年5月にアメリカ・ラスベガスで開催された「Tableau Conference 2023」には、高野さんとともに私も参加させてもらいました。カンファレンスでは世界のTableauユーザーの熱気を肌で感じられましたし、コミュニティの人たちと交流する機会もできて、とても刺激を受けました。高野さんはSNSでも有名人なので、カンファレンスでもいろいろな人から声を掛けられていましたね。

Tableauを軸に、思い描くキャリアを実現できる場所

――一方で、NTTデータに入社して「意外だった」ことはありますか?

高野

現場でTableauを思う存分触れる、ということが良い意味でのギャップでした。前職ではパートナー企業に実装を任せる部分もありましたし、大きな組織であるNTTデータでは、マネジメント要素がさらに強いだろうとイメージしていました。入社後、Tableauをこれほど触れるとは思っていませんでしたし、Tableau Serverの例のように経験のない分野にアサインしてくれることも驚きでした。

大門

私も入社1カ月で今のプロジェクトにアサインされて、「業界未経験なのにいきなり?」とビックリしました。しかも入社4カ月でチームリーダーも任せてもらえたんです。また、マーケティングに関心があることを伝えると、マーケティング関連のプロジェクトにも参加できることになりました。

高野

いろいろな挑戦ができる環境ですよね。大変なこともありますが、もちろん周囲のサポートはありますし、学べる環境や過去のナレッジも豊富にあります。大きく成長できることは間違いありません。

大門

ある分野に誰が詳しいのかを知らなくても、周囲の社員が有識者と積極的につないでくれます。最初はネットワークがない経験者入社のメンバーにとってはうれしいところですよね。

――そんなNTTデータに飛び込む上で、心掛けておくべきことや必要な姿勢はありますか?

大門

主体的に情報収集したり、学ぶ姿勢は必要です。同じチームでも一人ひとりやっていることは違いますし、プロジェクトの進め方について細やかに指示してもらえるわけではありませんので。

高野

それはその通りですね。私からは別の視点で答えると、チーム特有になりますが“Tableauを好きでいること”でしょうか。Tableauが好きだから楽しく働けている、という面はあると思います。前職の頃、どうしても解決できない問題があってTableauを嫌いになりそうになったことがあったんです。今はどうしても行き詰まったら有識者に相談できるので、嫌いになる要因がなくなりました。

大門

私もTableauは好きですし、転職のきっかけになったツールなので愛着もありますが、高野さんのTableau愛には負けます(笑)。私はTableau以外のツール、例えばSalesforceやSnowflakeなどにも興味がありますし、何よりツールを使ってお客様に成果を提供することにこだわりたいタイプです。

高野

もちろんお客様への成果提供に関しては私も同意見ですが、Tableauにどっぷりな環境で仕事ができる点は間違いなく魅力。四六時中Tableauのことを考えていたい方におすすめしたいです!

――高野さんのようにTableau愛にあふれる人も、大門さんのようにTableauを軸にプラスアルファの経験を積みたい人も、どちらにとっても魅力的な環境なのですね。最後に、お二人の今後の目標を教えていただけますか。

大門

お客様への貢献をもっと追求するためには、今のスキルではまだ不十分だと考えていて、しっかりと成果を出せるパートナーになることが目標です。課題抽出から施策実行後の効果検証のサイクルを丸ごと支援してみたいですし、活用定着の支援にも携わりたいです。これまでの知見をブラッシュアップするという意味で小売業のお客様の支援や、海外事業にも興味があります。やりたいことはまだまだたくさんありますね。

高野

引き続きさまざまなお客様にTableauを導入して、データの民主化に貢献し、データドリブンな世の中に貢献していきたいです。もうひとつはコミュニティ活動で、Tableauユーザーが交流してお互いの知見を高め合うことで、日本のデータドリブン化にもつながっていくと考えています。日本のデータリテラシーを国際的にも強くしていきたいです。

Tableauに関する豊富なナレッジと自己研鑚環境があり、一人ひとりの志向性に応じたキャリアの可能性も広がっているNTTデータ。Tableauを軸に今の自分を越えるステップアップを実現したいという方にとって最適な環境と、ともに歩んでいく仲間がそろっています。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです