人と仕事を伝えるWEBマガジン
NTTデータグループ / NTTデータ / NTT DATA, Inc.

三井住友銀行様の新サービス開発に構想段階から参画。ビジネスを共に創り上げるプロジェクトの醍醐味に迫る

NTTデータの金融グローバルITサービス事業部は、SMBCグループ(三井住友フィナンシャルグループ)様のビジネスパートナーとして、お客様グループの課題解決に向けた業務変革を担う組織です。今回は、同事業部が担当したSMBC(三井住友銀行)様の法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」のサービス開発プロジェクトを紹介します。サービスの構想段階から参画し、お客様と共にサービスコンセプトの検討や機能・業務要件の策定に携わった筒井と井上。システムの開発フェーズからプロジェクトに加わった坂井。この3名にプロジェクトへの参画を通じて得たやりがいや成長実感、今後の展望について話を聞きました。

目次

Profileこの記事に登場する人

Project プロジェクトの流れ

SMBC様の新サービスプロジェクトが発足

2023年、SMBC様社内で中小企業向けの新たな金融サービスの創出を目指すプロジェクトが発足。NTTデータからは筒井・井上が参画し、お客様と共にサービスコンセプトや機能要件の検討を実施しました。

大規模アジャイル開発体制の立ち上げと推進

サービスコンセプトおよび基本的な機能・業務要件の確定後、開発体制の立ち上げを実施しました。開発手法にはアジャイルを採用。初期リリースに向けて大規模なアジャイル開発体制を構築しました。

リリースを経て、さらなるサービス拡張へ

2025年5月、SMBC様の法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」がリリースされました。現在は、さらなるサービス拡張に向けた新機能の検討や追加開発を進めています。

インタビュー動画

0:00 オープニング
0:21 プロフィール
0:31 プロジェクト概要と担当業務
2:22 プロジェクトで直面した“壁”
6:56 プロジェクトを経て 次の目標

SMBC様と共に、新サービス「Trunk」を開発

──皆さんが所属する金融グローバルITサービス事業部 バンキング・イノベーション統括部 第1インテグレーション担当について教えてください。

筒井 洋玄 筒井

金融グローバルITサービス事業部は、SMBCグループ(三井住友フィナンシャルグループ)様のビジネスパートナーとして、お客様グループの課題解決に向けたビジネス・サービス開発やシステム開発全般をミッションとする事業部です。金融グローバルITサービス事業部内の統括部は大きく3つに分かれていますが、私たちが所属するバンキング・イノベーション統括部 第1インテグレーション担当は、SMBCグループ様の中でも、とくにSMBC(三井住友銀行)様向けのビジネス・サービス開発をメインに担当しています。

現在、バンキング・イノベーション統括部 第1インテグレーション担当には、金融の業務知識やITスキルを有する約90名の社員が所属しています。お客様社内で顕在化している課題の解決に加え、より潜在的な課題の解決に向けたご提案も行うなど、SMBC様のビジネスパートナーとして、ビジネス・サービスの企画・発案段階における共創から各種サービスを実現するITシステムの開発・実装まで、幅広い活動を推進しています。

──現在、皆さんはどのようなプロジェクトに参画しているのでしょうか?

筒井 洋玄 筒井

私たち3人は、SMBC様の法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」のサービス開発プロジェクトに参画しています。「Trunk」は、SMBC様の個人向けモバイル総合金融サービス「Olive(オリーブ)」で培ったノウハウをもとに、中小企業や新設法人向けの事業運営を支える、口座・決済を軸に周辺サービスも一体提供する法人向けデジタル総合金融サービスとして位置付けられています。

──プロジェクトの開始時期や現在までの流れについても教えてください。

筒井 洋玄 筒井

本プロジェクトは2023年4月に立ち上がり、お客様と共にサービス全体の要件や各機能・業務の要件などを固めていきました。同年6月には開発体制を立ち上げ、段階的に機能実装をしながら2025年5月に本格的なサービスを開始しています。なお、開発手法についてはアジャイルを採用しており、機能・役割ごとに複数のチームを作って開発を進めました。また、「Trunk」は今後もさまざまな形でサービス拡充を行っていく方針であり、現在も複数の機能に関する要件策定や開発業務を推進しています。

社会的インパクトの大きいサービスを創り上げる醍醐味とやりがい

──「Trunk」のサービス開発プロジェクトにおける皆さんそれぞれの役割・業務内容を教えてください。

筒井 洋玄 筒井

私と井上さんはプロジェクトが発足した2023年4月から参画しています。私自身は主にプロジェクト体制の構築や変更、人員の管理、コスト面での調整などについて、お客様と相談しながら進めていきました。また、現在もPM的な立場でプロジェクト全体の統括・推進を担当しています。

井上 敬太 井上

プロジェクトの発足直後は、SMBC様のさまざまな部署の方々とともに、「どのような価値を提供するサービスにするか」「どのような機能が必要になるか」についての協議を重ねるなど、サービスのコンセプトづくりから参加させていただきました。また、サービスのコンセプトが固まり、開発体制を立ち上げて以降は、サービスに必要な業務要件の策定に携わっているほか、開発チーム・デザインチームのマネジメントも担当しています。

坂井 友香 坂井

私は2024年10月から本プロジェクトに参画しています。参画当初からさまざまな役割を経験させていただきましたが、現在は開発チームのリーダーを任されています。具体的な業務としては、井上さんたちが策定した業務要件を実現するためのシステム設計と成果物の定義を行っています。また、それらの内容の開発メンバーへの周知、お客様へのご説明も私の担当業務となります。

──本プロジェクトに参画したことで得られた仕事のやりがいや、印象的に残っている出来事などがあれば教えてください。

筒井 洋玄 筒井

「Trunk」は、中小企業の皆さまの事業成長を強力に支援する、SMBC グループの法人戦略の中核的な商品として位置付けられています。まずは、そのようなサービスの立ち上げ・リリース・拡大を担うプロジェクトのマネジメントに携わっていること自体に大きなやりがいを感じています。また、本プロジェクトはかつて経験したことのない大規模なアジャイル開発へのチャレンジでもあったため、体制や組織運営上の課題も数多く発生しました。それでも、そのような課題についてお客様やパートナー企業の方々と密に話し合い、互いに協力し合えたことにより、無事に「Trunk」をリリースできた際には、大きな達成感を得ることができました。

井上 敬太 井上

プロジェクト立ち上げ当初のサービス開発やコンセプトづくりのフェーズが強く印象に残っています。銀行に限らず多様な金融サービスの事例を集めたり、海外事例の研究を行ったりしながら提案を行うなど、抽象度の高い段階からサービス開発に携わり、お客様と一緒になって要件を考えられたことは、私にとって貴重な経験になりました。また、チームマネジメントに関しては、複数チームでの長期計画の策定と実行管理を担当しているため、自分の判断次第で重要なリリースポイントを順守できるか否かが決まります。責任の重さに身が引き締まる一方で、多くのメンバーをマネジメントしながら大きな仕事を推進していける醍醐味も実感しています。

坂井 友香 坂井

以前はウォーターフォール型のプロジェクトでバックエンド領域の開発を担当していましたが、大規模な開発案件だったこともあり、自分の介在価値を実感しにくい環境でした。それに対して現在のプロジェクトはアジャイルで開発を進めている上に、フロントエンドからバックエンドまで幅広い領域を任せてもらえています。そのため、自分自身も「プロジェクトを進める上で重要な役割を担っている」という実感が得られ、責任感とやりがいを持って日々の仕事に取り組むことができています。

──2025年5月のリリースから約10カ月が経過しました。お客様からのフィードバックやエンドユーザーの反響など、印象に残っているお話はありますか?

筒井 洋玄 筒井

「Trunk」はSMBC様社内でも非常に重要なサービスとして位置付けられているため、私たちも「リリース後の今こそが本番である」と認識しています。現状、エンドユーザーは順調に増えていますし、お客様からは今後のサービス追加に関するさまざまなご相談を受けています。そのようなご相談の一件一件が当社への期待の表れであり、私たちにとっての一番嬉しい形でのフィードバックであると感じています。

井上 敬太 井上

「Trunk」のリリースは想像していた以上に社会的なインパクトが大きいと感じており、各種チャネルでの紹介など日常生活の中で広告・CMを目にすることも珍しくありません。自分の携わった成果物が世に出て、さまざまな形で注目されていることに誇りを感じます。また、起業している友人が「Trunk」を導入しており、機能やデザインを褒めてくれたこともありました。とくに自分が紹介したわけではありませんが、「良いサービスだから使っている」と言ってくれたことが、何よりも嬉しかったです。

坂井 友香 坂井

SMBC様からは「社内でも評判がいい」というフィードバックをいただけたほか、プロジェクトメンバー全員に対して「本当にありがとう」という感謝のお言葉もいただけたので、私たちとしてもお客様のビジネスに貢献できた喜びを改めて実感できました。また、お客様から「Trunk」の今後の展望に関する資料を拝見させていただく機会もありました。そこには「Trunk」のサービスがより一層拡大していく計画が記載されていたので、自分としてもこのようなスケールの大きいサービスに携われていることを嬉しく思いました。

バンキング・イノベーション統括部で得られた成長実感

──井上さんと坂井さんは、バンキング・イノベーション統括部で働くことにより、どのようなスキルが身につき、どのような成長ができたと実感していますか?

井上 敬太 井上

バンキング・イノベーション統括部は担当範囲が非常に広く、実装・コーディングなどの下流工程からビジネスサイドの上流工程まで、一気通貫で経験できるフィールドが整っています。私自身も入社から2年程度の間にさまざまなシステム開発の工程を経験させていただき、幅広いスキルを習得できました。また、担当する業務内容・プロジェクト・技術領域に関する希望も汲んでもらいやすいので、自分の理想とするキャリアを描きやすいと感じています。私自身は上流・ビジネスサイドの業務を希望していたため、「Trunk」のようなプロジェクトを担当することができ、このプロジェクトでしか得られない貴重な経験・スキルを得ることができました。

坂井 友香 坂井

私も「フロントエンドを経験したい」という希望を出して現在のチームに異動してきたので、「希望を汲んでもらいやすい」というのは本当にその通りだと思います。また、以前は開発の一担当者に過ぎませんでしたが、現在のプロジェクトでは開発チームのリーダーとして、お客様やチームメンバー、さらには井上さんのような要件策定担当者とも日常的に会話をしているので、自然とコミュニケーション力が高まってきたと感じますし、さまざまな人たちとコミュニケーションを取りながら仕事を進める楽しさも知りました。

──筒井さんは、バンキング・イノベーション統括部で働くメンバーに、どのような成長環境を提供したいと考えていますか?

筒井 洋玄 筒井

メンバー各自が挑戦したいと考えている業務・技術・プロジェクトなどを確認した上で、個人の成長と会社の目標を合致させ、さまざまな形でチャレンジする機会を提供していきたいと考えています。バンキング・イノベーション統括部に限らず、NTTデータにはチャレンジする人を応援する風土が根付いているので、自ら積極的に手を挙げて発言・発信していくことで、自分が理想とするようなキャリアを作っていけると思います。

──最後に、皆さんの今後の目標や挑戦したいことを聞かせてください。

坂井 友香 坂井

まずは自分自身の技術レベルを上げていくことで、業務要件に関する相談や開発メンバーからの質問に対して的確かつスムーズなアドバイスができるようになることが目標です。また、さらに開発経験を積んでいくことで、システムアーキテクトやビジネスアナリストといった要件を調整する役割や、多くのメンバーをまとめて案件を推進するチームマネジメントにも挑戦したいと考えています。

井上 敬太 井上

ここ数年は生成AIを活用して自分自身の業務を効率化してきましたが、そのような取り組みをプロジェクト全体に広げていくつもりです。具体的には、生成AIを前提とした開発プロセスの構築やプロダクトへの生成AI組み込みを通じて、プロジェクトやプロダクトの変革を後押ししていきたいと思っています。

筒井 洋玄 筒井

何においてもSMBC様のビジネス拡大に貢献することが最大の目標です。中長期的には、NTTグループ全体での価値創出や、NTTデータでなければ成し得ないビジネスを立ち上げることで、お客様のビジネス拡大をさらに加速させていきたいと考えています。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです