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あらゆる産業を支えるエネルギー・化学業界の変革から、日本の競争力向上へ。新設事業部が描く未来

あらゆる産業の土台である、エネルギー・化学業界。近年は特に地政学リスクやグローバル競争の激化に端を発する事業ポートフォリオの転換などにより、大きな変革期を迎えています。NTTデータでは、こうした変化の中で求められる事業変革を支援するため、2026年7月に「エネルギー・化学事業部」を新設しました。同部署では、エネルギー・化学業界のお客様の事業成長、ひいては業界横断の変革に伴走することを目指しています。本記事では、事業部長の内藤と、営業職として新規事業開拓を推進する小川に、組織立ち上げの背景や現場での取り組み、ともに挑戦する仲間への期待を聞きました。

目次

Profileこの記事に登場する人

Project プロジェクトの意義

日本の産業基盤を支える業界の変革に挑む

エネルギー・化学業界は、高機能材へのシフトやGX対応など大きな転換期を迎えています。NTTデータは業界課題により深く向き合うため、エネルギー・化学事業部を新設しました。

業界の枠を超えて変革を支援

多様な業界との取り組みで培った知見やネットワークを活かし、一企業だけでは解決が難しい課題にも挑戦。「何ができるか」ではなく、「何を実現したいか」から価値を生み出します。

多様な人財が新たな価値を生む

エネルギー・化学業界経験者をはじめとした人財が集まり、知見を掛け合わせながら課題解決に挑戦。多様な経験が交わることで新たな価値を生み出していきます。

エネルギー・化学業界の変革に挑み、日本の産業の競争力向上を目指す

エネルギー・化学業界は、地政学リスクの影響をダイレクトに受けやすい業界です。近年は、原材料やエネルギーコスト、他業界の市況、グローバルな需給バランスなど外的要因への対応の重要性が一段と高まっており、GXの推進も含めて大きな転換期を迎えています。内藤は、エネルギー・化学企業における事業ポートフォリオの転換がさらに加速していくと語ります。

業界を取り巻く環境変化を受けて、多くの企業が高機能材への転換を進めています。そうなると、サプライチェーンも、営業活動も、ものづくりも変わっていかなければならない。お客様内部でも長らく話されていたそうしたテーマがここ数年でさらに大きなアジェンダになっていることを感じます。

こうした動きを受け、2026年7月の組織改編により、「エネルギー・化学事業部」が誕生しました。

これまでも業界のお客様との取り組みはありましたが、エネルギー・化学業界が大きな転換期を迎える中、NTTデータとして専門組織を新設し、業界の課題解決と成長支援により深くコミットする体制を整えました。

エネルギー・化学業界は、多様な産業の起点です。例えば原油を加工して生まれる素材は、プラスチックや建材、半導体など幅広い製品に使われます。だからこそ、エネルギー・化学業界の競争力向上は日本全体の産業競争力にも大きく影響すると内藤は考えています。

NTTデータが業界の成長を支援することは、その先にあるサプライチェーン全体、ひいては日本の産業を支えることにつながります。

さらに、NTTデータが提供できる価値は個社にとどまりません。業界全体で取り組むべきテーマにも貢献できることが強みです。例えば、品質や安全性を担保するために流通過程を可視化する「トレーサビリティ」の実現には、サプライチェーン全体を横断したデータ連携や仕組みづくりが求められます。しかし、その実現には自動車メーカーや部材メーカー、化学メーカーなど、さまざまな企業の連携が欠かせません。

NTTデータは長年の歴史の中で多様な業界に伴走し、信頼を得てきました。業界横断の知見やネットワークを活かすことで、サプライチェーン全体に関わるような、一企業だけでは解決が難しい課題にも貢献できると考えています。

エネルギー・化学業界の企業がグローバル市場で競争力を発揮し続けるために、業界横断の知見やNTTデータグループのグローバルネットワークを活かしながら、変革を支える存在でありたいと内藤は考えています。

お客様の変革に伴走する、課題解決型の営業スタイル

内藤が描く事業部のビジョンを、現場の最前線で実践しているのが小川です。現在は化学・素材業界を中心に、新規顧客との関係構築から課題発見、提案活動までを担当しています。小川は、業界を支援するやりがいをこう話します。

お客様とお話ししていると、化学業界には自社の技術やものづくりに誇りを持っている企業が本当に多いと感じます。「DXにはまだ課題が多いけど、製品や技術には自信がある」という話を聞くことも少なくありません。私自身、日本のものづくりは世界に誇れるものだと思っていますし、その価値がより大きな価値や利益につながるよう支援したいと思っています。

業界を取り巻く環境が大きく変化する中、小川のもとにも、事業ポートフォリオの見直しや事業変革に関する相談が多く寄せられています。また、以前から重要なテーマであったサステナビリティに加え、近年はAI活用への関心も高まっており、企業が向き合うべき課題は一層複雑になっています。

多くのお客様が「変化にどう対応していくか」を模索している状況だと感じています。

変化にどう対応していこうかと悩むお客様に対し、小川は業界動向や他社事例も踏まえながら仮説を立て、対話を重ねていきます。NTTデータには幅広いケイパビリティがありますが、それらを紹介するだけではお客様の本質的な課題解決はできないと話します。

大切なのは、「私たちは御社のこういう課題を解決したい」「こういう未来を実現したい」という話をすることです。お客様とともに攻略するアジェンダ(What)をセットし、解決の方向性を定め、グループ内やパートナー企業のさまざまな業界知見とアセットを活用して課題解決を図る(How)、お客様とセットしたアジェンダに合わせて最適な提案ができることはNTTデータの強みです。

小川がゴールに据えるのは、単にシステムを導入いただくことではありません。

私たちが目指すのは、技術そのものではなく、その技術がお客様の事業にどのような価値をもたらすかです。売上や利益の向上、新たな事業や製品の創出など、本当にお客様の事業成果につながるところまで一緒に目指したいと思っています。

それぞれのお客様が抱える課題に向き合い、その先の事業成長につなげる。それが、エネルギー・化学業界に対して小川が目指す価値提供です。

多彩な経験が混ざり合う事業部となり、業界の未来にコミットする

エネルギー・化学事業部が目指す価値提供の根底にあるのが、お客様とともに未来を描くという考え方です。内藤は、その理想的な関係を「右隣に座る存在」と表現します。

机を挟んで向かい合うのではなく、お客様の右腕として、隣に座る。お客様が見ている景色を一緒に見ながら、どうやってそこへ行くかを考えていく。そういう関係を目指していきたいです。

また、そうした取り組みを実現するためには、多様な経験や知見を持つ人財が集い、それぞれの強みを掛け合わせることも重要だと話します。事業部の半数は経験者採用。ITの経験者だけでなく、エネルギー・化学領域の知見を持つメンバーも在籍しており、若手からベテランまで幅広い人財が活躍しています。

いろいろな人とコラボし、混ざり合うことで新しい発想や価値が生まれると思っています。異なる経験や視点が交わる組織のほうが化学反応は起きやすいですからね。

小川も、これから事業部に加わる仲間に対して、特定の業界経験や専門性以上に、変化を前向きに受け入れる姿勢を期待しています。エネルギー・化学業界を取り巻く環境は日々変化しており、お客様ごとに事業内容や課題も異なります。

新規開拓では、お客様ごとに扱う技術や市場がまったく異なります。私自身、今でも初めて聞くテーマに日常的に出会います。そのたびに自分で調べたり、社内外の有識者に話を聞いたりしながら知識を広げています。そうした学びを楽しめる人なら、この仕事はきっと面白いと思います。

新たな仲間とともに組織をつくる先で内藤が見据えるのは、日本の製造業やエネルギー・化学業界の未来です。

これからの5年、10年は、日本の製造業やエネルギー・化学業界にとって非常に重要な局面だと思っています。私たちは、グローバル市場で戦うお客様から「NTTデータとやってきてよかった」「次はもっと高みを目指そう」と言っていただける存在でありたい。そのために、ITを駆使してお客様の事業成果が出るところまで伴走する組織を目指しています。

日本の産業を支えるエネルギー・化学業界は今、大きな変革期の真っただ中にあります。同事業部はその変化に向き合いながら、お客様とともに新たな未来を描くために挑戦します。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです