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コンサルティングファームで培った「企画力」×NTTデータの「実装力」

業界軸ではなくソリューション軸で担当をもち、専門的知見を活かしてお客様のビジネス課題を解決しているデジタルビジネスソリューション事業部。大手コンサルティングファームでSalesforceのスペシャリストとして実績を残してきた山田真平が、NTTデータに転職してからのいまを語ります。

目次

カルチャーショックを受けた“提案の解像度”

山田 真平
ビジネスソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
CRM統括部 Salesforce担当 主任

銀行、ITベンダを経て、コンサルティングファームでCRMシステム(Salesforce)導入を経験してきた山田。NTTデータに転職したのは、より開発に軸をおいた仕事をすることが目的でした。

「コンサルティングファームで幅広い業務を経験してみて、最も自分のこれまでのキャリアや強みが活かすことができてやりがいを感じられるのは、要件定義からシステム導入という開発フェーズの部分だということに気付くことができました。この部分を業務の軸におけるのはSIerであり、その中でも実績のあるNTTデータを選んだというのが転職の経緯です」

前職でもSalesforceの導入業務に携わってきた山田。コンサルティングファームとNTTデータ、それぞれの特徴をこう語ります。

コンサルティングファームの特徴は“企画力”だと思います。お客様の事業戦略を捉えながら、様々なアイデアを提案していました。具体例は言えませんが、ニュースで報じられるような業務提携を手掛けることもありました。

一方、NTTデータは、高い技術力はもちろん、提案段階からの具体性の部分で”お客様の深い理解”と”プロジェクトを着実に進めていくノウハウ”があると感じています。

提案のかなり初期の段階から、先々を見据えた全体のスケジュール、必要なタスクの洗い出し、リスクの提示といった具体的なアウトプットを用意しています。前職ではほとんどないことだったので、この解像度の高さには目を見張るものがありました。提案資料のレビューでも具体性について指摘を受けることがあり、とても勉強になっています。

これも、長年にわたって日本を代表する様々な企業のビジネス課題と向き合い、大規模なプロジェクトを社会に実装してきた経験とノウハウがあるからできるのだと思います」

リモートワークで感じた組織の”スピード”

山田が入社したのは2020年4月。新型コロナウイルス対策のため、全社的にリモートワークが始まったタイミングでした。

「まさか入社と同時にリモートワークが始まるとは思っていなかったので、正直初めは組織に馴染めるかどうか不安がありました。でも実際は、業務で使用するチャットに何か質問をすると、いろんな方から答えが返ってくるなど、とてもフレンドリーで助かりました。

質問に対する回答の際に、過去の事例を参照リンクとして連携してもらうこともあるのですが、誰が見ても体系だって理解できるように整理されていて、組織内でのナレッジの共有レベルの高さにも驚きました。1つの仕事に対してチームで取り組むと言う姿勢を感じましたね」

コロナ禍でリモートワークが前提となる状況下にありながらも、前職以上に人との関わりが増えたと言う山田。社会を変えるような大規模なプロジェクトでは、社内外のステークホルダーの調整やチームで取り組む姿勢が必要と語ってくれました。

また意思決定のプロセスについても、入社前にもっていたイメージとはギャップがあったそうです。

「NTTデータは大きな会社なので、意思決定はトップダウンで物事を決めて動かすスピードが遅いのではというイメージがありましたが、実際は全く異なりました。

例えば、部署内での組織改善の話などが特徴的でした。この1年、組織の枠組みや役割のズレなど、組織の在り方について様々な課題が見えてきたことをきっかけに、昨年変えたばかりの組織をさらに改善しようと、部署全体の約50名でディスカッションを行うなど、様々な取り組みを行っております。

ディスカッションの場では、なるべく若いメンバーが自由に発言できるように若手から順番に意見できるように配慮されるなど、多様な意見をしっかり取り入れていこう、という組織の力を感じています」

お客様も気づかない“真の課題”を解決する

CRMの導入フェーズでは、お客様のニーズを正しく理解し、それぞれに最適な提案をすることが求められますが、さらに一歩踏み込んだ対応が必要だと山田は言います。

「お客様が求める要件をそのまま製品化して導入するだけなら、そこまで難しいことではありません。大事なのは、そこからさらに一歩踏み込んで、お客様自身も言語化できない課題を可視化する事。その点において、クラウド型アプリのSalesforceは、小さく導入して改善を繰り返すような形で課題にアプローチしやすいソリューションだと思います」

コンサルティングファームからNTTデータへ転職した山田に、「これから転職する方にNTTデータを紹介するならどんな点を勧めるか?」を聞いてみました。

カスタマーファーストで仕事に取り組んでいる社員が多い点です。お客様の言葉を鵜呑みにしたり、導入することをゴールと考えたりすることなく、『お客様にとって本当にこれが最適か』を考え抜くことが実践されていると感じます。

『導入して終わり』という考え方が存在しないのは、当社システム開発の歴史からくるお客様との長い関係性が影響しているのかもしれませんね」

サービス導入は、お客様のビジネスを前進させるための最初の一歩にすぎないと語る山田。お客様に伴走し、課題解決に挑み続ける彼の活躍に期待しています。

【参考】ビジネスソリューション事業本部とは?

山田の所属するデジタルビジネスソリューション事業部は、NTTデータのなかのビジネスソリューション事業本部に属しています。ビジネスソリューション事業本部は、デジタル変革のためのソリューションやサービスによって、お客様の事業発展を支えるミッションを担う全社横断組織です。さまざまな業界のお客様に対して、ビジネス観点と磨き上げたソリューションで課題解決にアプローチし、お客様と共に、経営環境にイノベーションを起こします。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです